コンキチの勤務する事業所では、週に一回ノー残業デーがあります。まあ、研究開発部門でそれを励行しているのはコンキチだけですが.....
月当たりの残業時間規制が敷かれたこともありましたが、今やどこゆく風の様相を呈しています。
はっきり言って、残業タイム中にチンタラとまったりトークしている輩とか、「それってホントに今やる必要があるの?」的に残業が半ば習慣化しているような輩をよく見受けるような気がします。
ちなみに、コンキチの過去1年間(2006年12月-2008年11月)の総残業時間は、
91.35時間
月平均7.6時間です。1月20営業日とすると、1日当たり23分くらいの残業ですが。
平たく言えばコンキチは殆ど残業していません。
コンキチの個人的な独断と偏見によると、残業を習慣化している人って、「仕事が忙しくて終わらない」とか言って一生懸命仕事してるフリしてますが、時間外労働(残業)を行ったときの割増賃金狙いの人もけっこういるんじゃないかと思います。
そういえば、以前、会社が賃金処遇制度を能力主義から(かりそめの)成果主義に移行して、実質の賃下げを断行した際、労働組合の反応は、「従来の給与水準を維持するためにはもっと残業しなければならない」的なことを組合幹部が発言していたことを記憶しています。
(普通の残業)の割増率って(確か)25%(コンキチの勤務する会社は33%)ですからね。でかいですよこれは。
コンキチが思うに、残業って
1) 割増された賃金以上の生産性で働く
2) 時間を買う(残業をして早期に仕事を処理することで得られるベネフィットが割増された賃金を上回る)
という2点においてのみ価値があるものと思っています。
で、1)は即却下です。理由は、残業っていうのは通常時間の労働に比べて圧倒的に高コストなんですよね。ただでさえ賃金が割増させるのに加えて、既に8時間くらい仕事をした後(本来へとへとになっているはず)にしている仕事なわけだから、残業タイムには生産性(労働効率)も相当落ちているはずです。
次に2)ですが、これはあり得ると思いますね。ただ、そう頻繁にあるものではないはずと思います(超成長産業だったら定常化するかもしれませんが、コンキチの勤務する会社の業務は超成熟産業に属しています)。つまり、習慣化することはない。っていうか習慣化しているんだったら、事前のプランニングに問題があると思う。あと、管理監督者の管理監督能力の欠如ですかね。
あと、
ホワイトカラー・エグゼンプションが世間の話題にのぼったとき、マジでこの制度が普及しないかなあと真剣に思ったものです。だって、残業代がゼロになったとき、習慣残業してる人達の行動がどう変化するか楽しみだからです。つまり、ホワイトカラー・エグゼンプション導入後も勤務態度が変わらず、バリバリ残業しまくっている人はワーカーホリック。残業を殆どしなくなった人は、割増賃金ゲッターだったという裁断が下るのです。まあ、上司の目をかいくぐって会社に存在しているだけで残業代が支払われる制度の下でのうのうと生きている人間にとっては、従来の圧倒的に優位な既得権が侵される訳ですから、何が何でも反対して、ホワイトカラー・エグゼンプションが日の目をみることはないように思いますが。
裁量労働制という別のツールもあるので、研究員は全員裁量労働にして欲しいと思うのですが、コンキチの勤務する事業所では、何年か前から適用対象社がいなくなってしまいました(理由は測りかねますが) 。
割増賃金ゲッター(生産性の低い従業員)の峻別の瞬間は当分みれそうにないようで残念でなりません。
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