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2010年11月23日火曜日

Beaujolais Nouveauの季節

今年もBeaujolais Nouveauの季節がやってきました。ということでボジョレー・ヌーヴォーネタを一つ。

ちょっと古いのですが、週間東洋経済(2005 10/19特大号)の

「ボジョレー・ヌーヴォーの秘密 原価400円でも儲からないの?」

という記事でヌーヴォー1本のコスト構造を推計しています。で、それによると↓

定価/ 2,400円
原価/ 400円
航空便/ 800円
関税/ 100円
国内輸送費/ 50円
酒税/ 50円
販売広告費/ 250円
メーカー利益/ 80円
卸売り利益/ 170円
小売り利益/ 500円

定価2,400円というと、当時とか為替レートは20円以上違う気がしますが、多分、ヴィラージ(Villages)レベルなのでしょう。そして、輸送費(多分空輸)800円(コスト構成の33.3%)が光ます。まあ、これもお祭りのためのコストと思えば致し方ないと思う向きもありますが、ワイン文化が成熟しているとは思えない我が国においてはいささか空虚な気持ちも漂います。だって、みんな普通のボジョレー(新酒ではない)なんてそんなに飲まないでしょ?ヌーボーより安くて美味しいのに。

それに、コンキチが以前勤めていた事業所の近くにある(錆びれた)酒屋では、5年モノのBeaujolais Nouveauが陳列してあるという笑えない現実がありました.....。
あと、コンビニとかスーパーで越年ヌーボなんてよく見かけますからね

我が国は、輸出先ランキングで2位のアメリカ、3位のドイツを大きく引き離して断トツでトップだそうです。一方、(ブルゴーニュじゃなくて)ボルドーワインの国別輸出先(金額ベースで)は、1位イギリス(18%)、2位アメリカで(10.7%)、3位ベルギー、4位ドイツ、5位香港。6位日本(7.1%)だとか(ワイナート情報らしいです)。

日本人がボルドーよりも圧倒的にブルゴーニュが好きとは全く思えないんですが.....ってことは、完璧にカモられてるなオレ達。


そんな気がします。

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