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2011年5月7日土曜日

Earthquake 2011 (9)

先日、茨城県に出した質問メールの回答が(やっと)返ってきました。まとめると↓

Question 1
茨城県産ホウレンソウの分析結果において、放射性物質の減少の仕方が産地毎に一様ではなく、ランダムに増減しているように見えるが、その点についてどのように考察しているか?
Answer 1
サンプルは毎回同一の圃場から提供されているものではない。天候や風向き等の影響により、汚染度合いが異なっているものと思われる。

Question 2
日本政府は、放射性ヨウ素と放射性セシウムの暫定規制値をそれぞれ2,000Bq/kg,500 Bq/kgとしているが、その値が適正と考えているか?
我が国は過去に放射性セシウムが370 Bq/kgの食品の輸入を差し止めた事実があり、FDAは放射性ヨウ素が170 Bq/kgを超える食品の輸入を差し止めるとしている。そういった、事実を鑑みて現在の規制値は茨城県として安全と宣言しているか?
Answer 2
当該暫定規制値は厚生労働大臣の諮問に基づき食品安全委員会でのリスク評価を経て運用されているもので、これを超えるものは食品衛生法第6条2号違反に当たるものとして、人の食用に供されることがないよう措置されている。

Question 3
ウェブサイト上に「茨城で現在出荷されている農畜産物は、安全が確認されたものです。」と記載されているが、安全はどのようにして確認したのか?茨城県として、規制値が安全であると判断するに至った臨床データや文献を教えて欲しい。
Answer 3
各食品の検査結果を暫定規制値に照らし、当該規制値に至っていない食品については安全なものとして判断しております。

Fact 1
要するに、暫定規制値を超過した食材が市場に流通している可能性を完全に否定することはできない。
Fact 2
安全基準は完璧国任せ (上意下達)

ってことですね。よく分かりました。予想通りだけど、残念です。

あと、追加で「厚生労働省では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量を成人1日当たり350g以上としているが、茨城県のパンプレットでは、放射能汚染野菜の1日当たりの摂取量を20gとして放射線量を計算しているのなぜか?」っていう質問もしたので、その回答を待ちたいと思います。

どこぞの県知事なんて潮干狩りして喜んだりしてるし、地方自治なんてこんなもんなんだなとガッカリする二流大出のなんちゃって研究員でした。

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