←美味いマディラをみつけたのでメモしてみます。
BARBEITO MADEIRA WINE MEDIUM DRY
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ラムレーズン様の香り。熟成を想わせる、紹興酒様の深い味わい、梅酒様の香味。フィニッシュは、渋、苦、スレンダーかつふくよか。ほのかな甘味と締まったニュアンス。とっても美味しい。
-DATA-
alc./ 19%
-COMPANY-
Vinhos Barbeito
http://www.vinhosbarbeito.com/
閑話休題
気ままに有機化学さんの世界同時多発研究という記事に触発されて、(昨年)こんな文献を読んでみました↓
An efficient organocatalytic method for constructing biaryls through aromatic C–H activation
Nature Chemistry 2010, 2, 1044-1049.
ズバリ、Transition Metal-Free Cross-Coupling。1,10-phenanthrolineとtert-BuOKでC-Hアクティベーションを起こし、クロスカップリングを達成するという話です(マジ?って感じです。でも、tert-BuOK使ったヘテロアリールのTransition Metal-Free Cross-Couplingって、既に報告されてるらしいですね)。
1,10-phenanthrolineとK+イオンがベンゼン(基質)と相互作用(π-πスタッキング, π-イオン相互作用)して基質の反応性をあげると著者らは考えています↓
あと、この反応の鍵中間体はアリールラジカルと考えられているようです。
ちなみに、
tBuOKと1,10-phenanthrolineの代わりに、AIBNとBu3Snを使うと、low yieldながらも目的物が得られますが、tBuOKと1,10-phenanthrolineの系にTEMPOを添加して反応を行うとno desired productだそうです。
Transition Metal-Free Cross-Coupling (2)につづく.....
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