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2012年9月1日土曜日

筒井康隆がライトノベルを書いたら

こうなりました↓

全5章からなるグロテスクなSFタイム・リープもので、各章のタイトルには全てにスペルマが入るという問題作。

序盤は、女子高生の採精シーンがしつこく描写され、おいおいただのエロ小説かよと思わせるんだけど、その後、カエルと人間のキメラを造ったり、シュールな未来が描かれたりと一筋縄ではいかない展開が待ち受けています。

帯には2010年代の『時をかける少女』と記載されてるけど、お行儀の良いジュブナイルでは断じてない作品に仕上がっていますね。

それにつけても、77歳でこの作品とはいろんな意味で凄いね。筒井康隆。

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