先日、久しぶりに神田の尾張家に行っておでんを喰ってきました。
-尾張家 2階の座敷 memo-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
2階は掘りごたつの座敷(6名が余裕をもってゆったり座れた)が3部屋くらい?率直に言って、接客はけっこうビジネスライクで、1階のカウンター席に較べてホスピタリティーは圧倒的にダウンする。
瓶ビールはキリン(たしか一番搾りだったかな?)、サッポロ(黒ラベル)、アサヒ(スーパードライ)を選べる。
焼酎はボトルメニューが豊富。
まぐろのかま焼きをたのんだんだけど、その味がリッチでジューシーでとっても旨かったのが印象的だった。
おでんはボク好みのあっさり系でとても旨い(といって薄いわけではない)。
カウンターで食べる店と心得たい。
閑話休題
最近、窃盗犯(万引きした客)の顔写真を店内に張り出す鮮魚店の話題がお茶の間を賑わせているようですね。
http://www.j-cast.com/2013/05/28176048.html
http://www.asahi.com/national/update/0525/OSK201305250023.html
なんでも、窃盗(万引き)を発見しても警察には届けないかわりに、「私は万引きしました」というプラカードを持たせて撮影し、無期限で掲載するらしですね(但し、罰金の1万円を払えば撮影は免れる)。
こういった窃盗犯の世間への顔出し作戦はこれが初めてではなく、日本国内でも同種の例がいくつかあるようです。
1999年7月 商品を万引した疑いがある少年たちの写真を防犯ビデオの映像からプリントし店の入り口に「サンドイッチを万引」「見かけたらお知らせください」などと書いて掲示(兵庫県加古川市のコンビニチェーン店)
1992年, 1993年8月, 1996年 防犯カメラで撮影したリアル万引きビデオ映像を販売 (福島県いわき市の書店)
1994年? 入り口に万引きをした人の写真を掲載 (群馬県高崎市に本部のディスカウント・チェーン)
ところで、こういった対策をきいて、ひとつ思い出しました。「悪ガキ教授」ことスティーブン・D・レヴィット教授(シカゴ大学)の「ヤバい経済学」を思い出しました。この本の中でレビット先生は
インセンティブは現代の日常の礎である。そして、インセンティブを理解することが-おうおうにして壊してしまうことにもなるけれど-凶悪犯罪からスポーツの八百長、出会い系サイトまで、どんな問題もほとんど解決できる鍵になる。
と宣います。
そして、売春と戦っているアメリカの街には、売春した男と売春婦の写真をWebで晒していることろがあると書いてあったと思います(ボクは実際のサイトを確認したことは無いし、現在も継続中かは不明; see http://researcher-station.blogspot.jp/2007/06/freakonomics.html)。
この犯罪者の顔を公開(市中引き回し)するっていう行為は、4つのインセンティブ(経済的インセンティブ, 社会的インセンティブ, 道徳的インセンティブ, インセンティブの暗黒面)のうち、社会的インセンティブに対して大幅に働きかけることになり、社会の目という抑止力を最大化する施策と思われます。
とりあえず、ネット上で簡単に発見でいる記事によると、上述したような対策(市中引き回し戦略)は、窃盗(万引き)の抑止にだいぶ役に立っているような印象を受けますが、それはあくまで「印象」にすぎないわけで、数値の変化を把握したいところです。
「折角の社会実験なんだから、市中引き回し戦略の有効性を継続的に検証すべきなんじゃないの?もったいない。悪ガキ教授のソリューションの有効性をもっと追跡しようよ。」と思う二流大出のテクニシャン(研究補助員)のつぶやきでした。
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