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2014年3月9日日曜日

IKEA EFFECT

先日、新小岩に行く機会があり、その際、界隈の居酒屋に行ったのでメモします。

-源八丸 memo-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
八丈島料理がウリで、小岩の源八船頭の支店らしいです。瓶ビールは一番搾り(600 JPY)。生ビールは600 JPY。ハイボール 450 JPY。お通しは枝豆(250 JPY)でした。店員はアジア系。接客はいたって普通で、特に可もなく不可もなく。

-ホタルイカ沖漬 (500 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
塩辛さが強め。繊細さに欠く味。

-ホヤ塩辛 (500 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
ホヤを出すなんてちょっと珍しい。鮮度が良さげで風味が生きてる。なかなか良し。

-あんきも (800 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
美味しいんだけど、少し臭みが出ているのが残念。

-鳥ポン酢-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
想像していたより普通の味。ポン酢のパンチが弱い。

-豆腐ととまとサラダ-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
豆腐は(あまり好きじゃない)絹ごし。トマトは青くささを殆ど感じずGood!

-お刺身一人前 (800 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
好きな刺身を二品選ぶ。チョイスしたのはめかじきと目鯛(金目鯛は品切れだった)。めかじきは脂が少しくどい。目鯛は舌触り、淡白な味、しっとりした食感がなかなか良かったが切り身が厚すぎると思った。ワサビは粉ワサビ。

-島の華-
-REVIEW-
八丈島の焼酎。他にも島の焼酎が何種類かラインナップされている。

総じて悪くない店と思いました。機会があったら再訪してみたいと思います。


閑話休題


1年くらい前に「MAKERS」っていう本を読んだんですが、その軽いメモです。著者は、「ロングテール」や「FREE」を書いたクリス・アンダーソンです。

で、本書はズバリ3Dプリンタの話。3Dプリンタの普及(=テクノロジーの民主化)によって、経済はアトムからビットへと移り、デジタル・マニュファクチャリング台頭する。そして、このデジタル・マニュファクチャリングがパーソナル・マニュファクチャリングを可能にし、この隆盛をもって第三次産業革命が起こると主張していたと思います。

パーソナル・マニュファクチャリングが狙う市場は「一万個単位の市場」。これは、オンラインで販売する製品やサービスが成功できるニッチな市場規模(十分に商売が成り立つ)であるといいます。それと同時に、規模が大き過ぎず、専門性を維持しながら激しい競争を回避できる=大量生産の手が届かないモノのロングテールであるといいます(あと、クラウド・ファンディングで資金調達も容易になる)。

ところで、ボクはこの本を読んで最も興味深く感じた件は、3Dプリンター起源の産業革命の話ではなく、"イケア効果"の話です。

イケア効果とは、消費者には、自分が創造に手を貸したと感じる製品をより高く評価する傾向にあることです(デューク大学 ダン・アリエリー)。

例えば、参加者が自分で作ったイケア家具を買う場合と、自分以外の誰かが作った全く同じ家具を買う場合、自作家具の方が他者製造家具よりも6-7%高い金額を支払うそうです。
これは、メーカーズ・プレミアム(自分が骨を折ったものにはより高い金額を支払う)と呼ばれ、コモディティ化に対する究極の対抗策であると著者は主張しています。

イケア効果の例をもう一つ↓

事象: 1950年代に発売されたインスタントケーキミックスは、当初、拒否反応が起きた。
理由: お手軽すぎて、主婦の労働や技術が過小評価されると感じた人がいたから
対策: レシピ変更。ミックスに卵を加えるようにした→大ヒット=手作業を加えることが成功の鍵


以上、世界最小のモノ造り(有機合成化学)を仕事にしている二流大出のテクニシャン(研究補助員)のメモでした。

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