-貝 刺身専門店 しらはら (新橋, visited Sep. 2025)-
住所:港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館
-瓶ビール(大瓶) サッポロ赤星 (935 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
平貝、トリガイ、サザエの三種。
平貝は帆立に似た味と食感も、キックや咀嚼感、甘味滋味が強い。
トリガイは、常にしっとりしたヤワヤワな食感美人。そして、柔らかい貝の滋味。レモンとメッチャ合って爽快な美味さに味変。
サザエの薄造りは、超鬼キック。控えめな滑りと穏やかながら力強い貝の旨み。兎に角、食感最高。
火を通した貝たちもチョット付いていて、生とは違った食感と旨味が味わえて、大満足な一皿でした。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
粘りが凄いです。穏やかだけど味に力もあって美味しい。
最初は何も付けず食べて、醤油付けて食べたりとか、味噌付けたり、生姜付けたりして味変が楽しくて美味しくていいですね。で、味噌と生姜が凄く良く合って、そのジナジーは銀河系。
純粋にお魚の味が引き立ちます。
あと、海苔に巻いちゃったりするのも楽しいんだけど、付け合わせとして箸休めに齧るのがいいと思いました。
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
海苔の佃煮であったり昆布とか、なんかよく分かんないエキス的滋味を感じるんですが、こいつが蛤エキスなんでしょうか。
そこに、トマト由来のボヤけた酸味のコンボが不思議とクセになる。
雰囲気的に、これは和食ですね。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
〆鯖、イナダ、タコの三貫。
サビ抜きで山葵は別添え。
赤シャリで、何も煮切りが塗ってある。
〆鯖は浅〆で、身軟らかくてて普通に凄く美味い。
イナダなんですけど、こんなの食ったことない。美味すぎる。なんて言うんでしょうか、脂感を感じないんだけど、味も身質も細やか過ぎる。口腔にフィットする食感と天然イナダの身の旨みだけが繊細に迫って来る。
タコも、ちょいゴワッとした食感で噛み締めて滲み出る淡白な味がいいです。
赤酢の香味があるしネタは何もクサみが無いのでサビ抜きでもいいんですが、山葵とのシナジーが欲しいわけ。そんな時に、別添えの山葵を口の中でお寿司とミキシングして味変シナジーを調整するのもアリだなって思いました。
古いんですが、こんな論文を読んでみました↓
Development of Phosphoramidite Reagents for the Synthesis of Base-Labile Oligonucleotides Modified with a Linear Aminoalkyl and Amino-PEG Linker at the 3'-End
Molecules, 2022, 27, 8501.
大阪大学の小比賀先生のグループの報告です。
小比賀先生と言えば架橋型人工核酸が超有名ですが、今回のお題は人工核酸とは異なるアプローチでオリゴ核酸の高機能化が期待できるリガンドコンジュゲート法(オリゴ核酸の末端修飾)です。
具体的には、強塩基処理を必要としない3’-アミノリンカー修飾したオリゴ核酸の新規合成法を開発しました。これにより、従来法では合成困難だったアミド架橋型核酸などの塩基に弱いヌクレオシドの搭載が可能となります。
3’-アミノリンカーを有するオリゴ核酸はフタルイミドを固定化した固相担体を用いて合成するのが一般的なんですが、目的のオリゴ核酸の切り出しにはアンモニア水で加熱処理(55℃, 17 h)することが必要になります。そのため、強塩基性条件下で不安定な修飾ヌクレオシドを配列に組み込むことが出来ないという問題があったんですね。
この問題を解決すべく、著者らは弱塩基で容易に除去可能なFmoc基をベースにしたホスホロアミダイトをデザインしオリゴ核酸合成に応用することで、IdU、AmNA、TAMRA-Tといった塩基に弱い修飾ヌクレオシドを配列に加えたオリゴ核酸の合成に成功しました。
Fmoc-based phosphoroamidite reagents.
Synthesis of C10-mer oligonucleotide bearing a 3'-aminopropyl linker using Fmoc-based phosphoroamidite reagents.
従来法では修飾核酸部位(IdU、AmNA、TAMRA-T)の副反応により目的物が全く検出されなかったのに対して、Fmocベースのホスホロアミダイト試薬を用いた合成法では望みのオリゴ核酸を単離することができました。
本法は従来法と比較して反応条件が大幅に温和なため、塩基に不安定なヌクレオシドが搭載できることに加えて、3’-アミノリンカーを導入したオリゴ核酸の収率向上や純度の向上が期待できる合成法と言えますね。
オリゴ核酸の末端修飾は機能付与の観点から重要な技術なわけなんですが、5’-末端修飾と比較して3’-末端修飾法の事例は少ないので、本法で示された合成技術はかなりいいんじゃないでしょうか。
以上、二流大出のテクニシャン(研究補助員)のオリゴ核酸末端修飾メモでした。
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