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2007年8月21日火曜日

盆におもうこと

カミさんと子供たちのみ実家に帰省し(連休が始まる前に帰っていった)、お盆の連休は一人孤独に過ごした、なんちゃって研究員のコンキチです。

さて、連日の猛暑日の中、帰省ラッシュ & U ターンラッシュで、我が国の高速道路網は渋滞の様を呈していたみたいですが、コンキチは、蕎麦を食べにいったり、ビリーズブートキャンプをやったり(一応7日間やった)、近所のショッピングセンターで涼みながら本よんだり、エアコンの効いた部屋でカウチポテトに勤しんだり(DVD 6本観た)とそれなりに孤独の生活をエンジョイしていました。

で、おもったことですが↓

やっぱり人(大衆)と同じことばかりしてたらダメだな

ということです。

しかも、盆と正月のラッシュに巻き込まれることほど滑稽なことはないと思うのです。サラリーマンには「有給休暇」という不労所得があるんだから、それを力一杯有効活用しない手はないと思うのですがねえ。より具体的には、普通の平日にバシッと休みをとって帰省なり旅行なりするということです。

ちなみに、コンキチの勤務する会社では、年間の有給休暇の付与日数は20日で、有効期限は2年(未消化分は翌年まで繰り越せる。買い上げはなし)。調子こきすぎなければ少なすぎるということはないと思います(去年は調子扱きすぎて年間20以上休んだけど) 。

人間とは忘却を得意とする種ではあると思うけれど、毎年2回も衆愚の極み(盆と正月のラッシュ)がデモンストレートされています。しっかりと自分の脳みそにインプリント(imprint)して人(大衆)とは異なる行動をするように心がけていきたいと思います。

それが、自分のエッジを磨くことになると思うから。

2007年8月6日月曜日

KYT再び

以前このブログで、KYT (Kiken Yochi Training)に関するアポアポな出来事を書きましたが(see http://researcher-station.blogspot.com/2006/09/blog-post_17.html)、その第2弾です。


「GCの(キャピラリー)カラム交換」というお題で、某マネジャーがこうのたまいした↓

カラムの接続がしっかりできていなかったため、キャリアガスが漏れて酸欠状態になり、めまいがする。

っていうか、カラムがしっかり装着されていても、そうでなくても、キャリアガスっていうか、トータルフロー104 ml/min (にだいたい設定している。)は常に変わらず流れてますから!!!!!


残念!!!!!!!!!!

つまり、カラムが外れた状態でキャリアガス流してても、そのこと自体が原因で酸欠にはならないのです。

コンキチはすぐに気づいたのですが、そのことについて誰も何も言いませんでした。まあ、コンキチが指摘してあげてもよかったのですが、ダークサイドに堕ちてやる気ナッシングだし、その発言した人はちょっと気難しいので、黙秘してしまいました。


空恐ろしい脳みそしか持ってない人たちの中で仕事するのに辟易している某二流国立大卒のなんちゃって研究員の毒づきでした。

2007年8月5日日曜日

まっとうな経済学

まっとうな経済学を読了しました。


ちなみに原題は「The Undercover Economist」(覆面経済学者)っぽいです。

この本、著者の元々の文章が悪いのか、訳者の訳文が悪いのか、コンキチの国語の読解能力が低いのか、読み辛かったです。

さて簡単な本書の内容ですが、「希少性」、「外部性」、「情報の非対称性」が基本的なキーワードになっていて、これらに係る要素が市場を規定する的なことが書かれていたと思います。特に、「希少性」が最も繰り返し使われていて、その力の持つ支配力の大きさが力説されていますね。実際、ラグジュアリー・ブランドはその希少性を利用して、割高なプライシングを実現しているというのは周知のことでしょう。

それから、「価格ターゲッティング」というアイデアが興味深かったです。ベースとなる商品と割高なオプションを加えた商品ラインナップし、顧客の価格感度を測り、価格感度毎に顧客を選別するということだと思うのですが、そういう価格戦略は興味深かったです。(価格感度の低い顧客はオプション沢山のプレミア商品を買う。また、プライベート・ブランドはナショナル・ブランドの見せ玉につかわれる。)」

あと、本書で語られている「誘因」は、多分インセンティブのことだと思うのですが、設定された「誘因」により、その「誘因」の支配下にある人々の行動が規定されるということは、「ヤバい経済学 -悪ガキ教授が世の裏側を探検する」と同じ主張のように思いました。ただ、本書ではカメルーンや中国という国家を引き合いにだして説明しうていることが興味深かったですね。

個人的に読むのに難儀しましたが、図書館で借りて読んでも損しないくらいの価値はあると思いました。