先日、とある文献を読んでいて、Supporting Informationをみようとおもったときのことです。PDFファイルに加えて、拡張子が”.cif”なるファイルを発見しました。軽くググってみたところ、
Crystallographic Information File
ということで、結晶の3次元構造とか、粉末X線回折とかのデータがつまっているようです。
結晶工学をやってる人には常識的なもののようですね。コンキチのような有機合成の研究に携わっている(なんちゃって)研究員も、(論文とか読んで)有機結晶に関する考察に触れる機会は頻繁にあるというのに、今まで気づかなかった不勉強さ加減に反省の一言です。
で、CIFファイルのViewer(Mac対応)のフリーソフトを探してみたら、
Mercury
http://www.ccdc.cam.ac.uk/products/mercury/
というソフトをみつけました。アイコンは、その名を示す「Hg」です。
早速、Mercuryをインストールして、ダウンロードしたCIFファイルをダブルクリックしてみると、無事ファイルが開き3Dビューが目の前に広がりました(3Dビューって意味もなく、童心というか遊び心をくすぐりますよね)
あと、結合距離とか結合角とかのデータも入っています。コンキチは学生時代に光学分割の研究に従事していたにも関わらず、結晶学の知識はほぼ皆無に等しく、恥ずかしい限りなのですが、(暇があったら)Mercuryを使い倒して(希望的観測)、少しはお勉強してみたいと思います。
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