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2008年3月2日日曜日

人生双六の上がり

大学の同期の転職話を聞いて思うことがあります。

ちょっとばかりお勉強を頑張って、大学入って、大学院行って、優良な大企業に入社して…..で、全くの異分野に転職。

まあ、人の人生は金銭的な損得だけではないしょうが、投資収益率悪過ぎでしょう。

人のことばかりは言えないもので、コンキチのカミさんも四大出て、現在専業主婦Death!!!!!(シクシク涙。個人的には専門性を生かせる仕事をして金を稼いで欲しい)。


なんか世間では、高学歴GETして、MBAとってとかして大企業入ってなんてスキームがより保守的で堅実な成功スキームのように思われているようなフシがあるようにも思われます。それ自体、強く否定するものでは有りませんが費用対効果という点を考えると、もっとローリスクで相対的にハイリターンがあるとコンキチは考えます。

例えば、次のようなケースはどうでしょうか?

高校卒業して、保守的でトラディッショナルなメーカー、特に 平均勤続年数が長く(=女性も長く働いている可能性が高い)、平均年間給与が高いメーカーに就職する。そして、社内結婚。勿論、奥さんには会社を辞めずに働き続けてもらう。仮にそんなに出世できなかったとしても、平均給与の高い保守的な企業で、二人分のキャッシュフローはデカイです。世帯収入はかなりにものになると思いますよ。そこそこ潤沢なキャッシュインフローがあるので、会社の利子補給制度を活用して家を買ってもいいかもしれません。で、子供も一人くらいつくって、所謂「家庭」ってやつをエンジョイするのも良いでしょう。老後は、公的年金に加えて、企業年金がガッチリ支給される。堅実に貯蓄に励む程度のリテラシーがあれば、手当の充実した年功序列社会で、必要最低限の仕事を粛々とこなせば、そこそこ世間一般の幸せスキームを獲得することが、極めてローコストでできるかもしれません。


なんかそう考えると、自分の生き様が空しくなったりしますね。(一応)大学院出て、研究員になって、(一応)継続的に勉強して、気難しい上司のアホな命令にヘコヘコ従って、高卒の同年齢の社員と給料あんまり変わらない(むしろ、残業代で負けてる)なんて考えると、やる気が一気に減速してしまいます。

自分にもっと能力があれば、選択肢も広がるのでしょうが、自分のひどく中途半端な力に怒りを覚えますね、マジで。職業選択を間違えた気持ちと、若いときにもっと一生懸命勉強しとけば良かったという後悔の気持ちでいっぱいですよ。

高卒→安定企業で共働きというスキームは、人生双六における一つの勝ちパターンなのかなと思う二流大出の窓際研究員なのです。


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