Pages

2009年9月26日土曜日

授業の実験、生業としての実験

一応、研究員のコンキチです。

さて、(有機合成系の)研究員の日常(お仕事)は、

実験、実験、また実験、ちょっと雑用とデスクワーク

なのです。っていうか、95%以上実験してます(少なくともガテン系のコンキチは)。

で、この実験っていうやつがなかなか上手くいかなかったりします。でも、試行錯誤してブレークスルーを見つけると、達成感がありますね。逆になかなかブレークスルーしないとプレッシャー(ストレス)が高まりますが。

学校の授業でやる実験は、まあ、既定路線であって(そうでなければ混乱してThe Endです)、安全(でなければクレームくるでしょ、思いっきり怪我する可能性大なら)、かつ確実(に答えが分かっている、っていうか答えが分かってなかったらレポート評価できませんからぁぁぁぁぁ!残念!!)。なので、はっきり言って楽しくありません。っていうか退屈。あと、手とか汚れるし。

そんな理由でコンキチは学生時代、実験が超キライでした。それがなんの因果か、バリバリ実験ばかりする仕事を生業としています。

まあ発端は、研究室選定の際、就職に強そうな先生の研究室に入った方が得だなという不純な動機から有機化学の研究室に入ったことです。で、その研究室で実験をはじめて、調子に乗って大学院まで行って実験して、ついでに今も実験をやってます。もう十年以上(13年くらい)実験してるんですが、この事実を鑑みると多分、自分実験がけっこう好きなのかもしれません。学生時代、実験嫌いだったのに。

で、これはどういうことなのかっていうことなんですが、


予定調和の実験の中にダイナミズムは存在しない


ということなんだどうと思います(勝手な憶測です)。

子供の頃、夏休みの自由研究とか、工作とか、プラモ作りが好きな子供で、将来実験やってる人ってどれくらいいるんでしょうか?ちなみにコンキチは上記のことは全て嫌いでした。

学校(授業)の実験が嫌いだという人は、案外実験科学者向きかもしれませんよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿