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2010年5月9日日曜日

蕎麦喰いへの道

GWも最終日を迎えた今日この頃。GW中、お勉強して鋭気を養うとかちょっと前のブログに書きましたが、はっきり言って、趣味の世界に没頭してしまった11日間でした(強いてお勉強したと言えば、論文1報読んだだけ)。凡人の意思の力とはなんとも弱いものです。

で、具体的にどんな趣味に没頭していたかたいうと、蕎麦屋の探索(3軒)とサケブログの更新(これまでメモってきたサケをかなり(30銘柄以上)アップしたので、サケ好きの方は気が向いたら見てやって下さい)、それからミステリ読本とジョギングです。あと、(これは趣味じゃないけど)カミさん孝行の一環として、近所のイタリアンレストランにランチしに行ってきました。

まあ、普段はそれなりに忙しいので、ちょっとしたココロの選択になったので、良かったです。で、折角なので蕎麦屋のメモします↓


ます1件目は、

蕎上人

駒形にある蕎麦屋で、並木薮蕎麦の対面の道を南下していくとある一茶案系のお蕎麦屋さんです(九段一茶庵の蕎麦と酷似している)。
台東区駒形2-7-3
03-3841-7856
http://www.soba-shonin.com/
-Order-せいろ(1,000 JPY) + 大盛 (+300 JPY), 中瓶(ヱビス) (700 JPY)
-Rating-★★★★★
-Review-
ツユは少し甘め。ソバはコシが強く、喉ごしが素晴らしく良いく絶品の域に近い(九段一茶庵と似ている)。二八以上。
店内は落ち着いた雰囲気で、「和」と「モダン」の融合といった感じ。徳利には一茶庵の文字。


次は、

大黒屋
天麩羅で有名な大黒ではありません。場所は、浅草寺をかなり北上した、かなり分かりにくいところにあるので、道に迷わないようにGPS携帯を持っていくのが良いでしょう。
台東区浅草4-39-2
03-3874-2986
-Order-おせいろ (1,000 JPY), 田酒 (700 JPY)
-Rating-★★★★★
-Review-
ソバは十割の極細。濃色で弾力に富み、香も濃厚で野趣的。ツユは辛めでナイスな味わい。絶品。初めて十割蕎麦が心の底から旨いと思いました。
サケは種類豊富で、一升瓶を冷蔵保存している。残量が少ないものもあるが、銘柄は自分で手に取って選べるので残量の多いものを選べば良いでしょう。ちなみに、冷えた鉄瓶に入って花冷えで提供されます。
かなり奥まったところに位置しており、表はこじんまりとしているけれど、中は意外と広く落ち着いたシックな感じです。お品書きは扇子。お爺ちゃん•お婆ちゃんが二人で切盛りしてるっぽいので、結構待ちます。あと、ビールはヱビスを置いてました。


そして3件目は、

すずめ庵
柏市豊四季88
http://www.geocities.co.jp/Foodpia-Olive/3438/index.html
評判が良いというので行ってきました。客の入りも良く期待して入店したのですが、不味かったです。
-Order-大もり (840 JPY)
-Rating-☆☆☆☆
-Review-
ツユはかつお節の香がするが、ただそれだけで薄っぺらい味。コクは皆無。ソバ(二八)は不揃いでコシも無く、喉ごしも悪い。水切りも不十分なような気がする。厳選した蕎麦粉を使用していると謳っているが、はっきり言って不味い。再訪の価値無し。正直、金をとれるレベルじゃないと思う。

ところで、先日Web Browsingしていたら、とある蕎麦関連の記事を見つけました(http://www.kanshin.com/keyword/82341)。で、そこでは次のようなことが書いてありました↓

蕎麦を打つ手順は、
1) 水回しをする→蕎麦のコシが決まる
2) こねる→蕎麦の滑らかさが決まる
3) のす→味に影響しない
4) きる→味に影響しない

だそうで、上記全ての工程を機械で行ったものを「機械打ち」と呼ぶそうです。因に、コンキチは「きる」は味に影響すると思います。まあ、まともな蕎麦屋だったら味に影響しないのかもしれませんが、素人が脱サラして始めたような、手打ちを強調しているアマチュアショップでは味に大いに影響を及ぼす可能性が極めて高いと思います。例えば、上述したすずめ庵に見られる「不揃いな蕎麦」だと、細いのと太いので茹であがり方が変わってくるのが必定です。あと、喉ごしにも影響するでしょう。

ちなみに、名店「並木薮」は「のし」と「切り」を製麺機で行っているそうです。


とまあ、蕎麦屋のレビューは以上です。よかったら参考にして下さい。


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