過去のお蕎麦メモはこちら↓
Soba_Colle 1 (ソバコレ 1)→https://researcher-station.blogspot.com/2018/11/sobacolle-1-1.html
Soba_Colle 2 (ソバコレ 2)→https://researcher-station.blogspot.com/2018/11/comuthe-perfect-reaction-media.html
Soba_Colle 3 (ソバコレ 3)→https://researcher-station.blogspot.com/2019/07/sobacolle-3-3.html
で、昨年の下半期くらいに食べたお蕎麦のメモです↓
ENTRY 31 更科すず季 (流山)
ボクの大好きなお蕎麦屋さんで、そこそこ通ってます。
住所:流山市西初石3-1-17
https://www.facebook.com/LiuShansuzuJi/
-エビス (中) (増税前で650 JPY)-
-REVIEW-
安定の旨さです。
-季節のおそば 揚げ茄子と夏野菜ぶっかけそば (増税前で1,620 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦はもっさりしたグラッシー(grassy)系の香りがして、心地よい弾力があり、ちょっぴり甘い。
ツユは、鰹節様の香りが拡散し、フィニッシュにキリッとした締まった辛さを感じるが、ぶっかけ仕様なので、ちょい薄めか?
具は、白胡麻、茗荷、葱、梅肉、辛味大根、茄子(素揚げ)、赤ピーマンの素揚げ(だと思う)、シシトウ(素揚げ)。お野菜は全てフレッシュで甘味が映える。全部美味しいんだけど、茄子が素晴らしくジューシーで格別の旨さ(茄子と油の相性は鉄板です)。
ツユを蕎麦にぶっかけてよくマゼマゼして食べると、口腔内に小宇宙的なダイナミズムが広がる。梅肉、辛味大根、茗荷の三位一体の薬味コンボは信じがたい旨さを付与する。夏に最適な清々しさよ。茗荷って苦手なんだけど、これは旨い!多分、茗荷がなかったらこの味は出ないと思いました。
ENTRY 32 かわしま (初台)
住所:渋谷区初台1-34-12
-高砂鶴 一合 (増税後480 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
雪冷え。
辛さを想起させる酸味を伴った香り。お米リッチな味わい。綺麗な酒質で、フィニッシュには酸味と仄かな甘味も感じる。アフターテイスト(after taste)はスッキリしていて、味が淡く消えていく。
-せいろ (増税後720 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ベーシックな蕎麦の香りに加えて、もっさりしたグラッシー(grassy)感のある匂いと仄かな甘い香り。しなやかな食感で、少し強めのキック(弾力)とパウダリー(powdery)感も。ボディーはしっかりしている。
ツユは拡散性の高い鰹節様の香りリッチ(濃厚)!で、辛め。ツユが蕎麦の甘味を引き立てます。蕎麦徳利なしの蕎麦猪口オンリーで提供されますが、蕎麦の水は十分に切れていて、ツユが薄くなったと感じたり足りなくなったりすることはないです。
ただ、残念なのがワサビ。少なくとも100%本山葵ではないと思う。なので、ワサビを使うと折角の蕎麦の味が濁ります。
あと、店内にはアントニオ猪木の色紙が飾ってあって、猪木推しな雰囲気。ググってみると、どうやら猪木寛至いきつけのお店の模様。
ENTRY 33 箱根暁庵 湯本店 (箱根湯本)
箱根湯本駅から早川を渡り、須雲川を渡り、風光明媚な景色と猥雑に建つ団体様用ホテルを眺めながら歩くこと18分くらい。の場所にあるお蕎麦やさん。食べログ情報によると、毎朝石臼で自家製粉した蕎麦粉を箱根の名水で打った蕎麦は、打てる量に限界があるため、営業は昼(〜16:00)のみとなっているので、気をつけましょう。因みに、銀座三越に支店があります。
ボクが訪れた日の蕎麦の実は、北海道雨竜産レラノカオリ種(新そば)、茨城県茨城産常陸秋蕎そば種、福島県磐梯産在来種の三種類。
住所:足柄下郡箱根町湯本茶屋182-7
-瓶ビール (中瓶) (増税後770 JPY)-
-REVIEW-
ヱビスとキリンが各770 JPY。ヱビスをセレクト。
-せいろそば (増税後935 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
ツユは鰹節様の香りがほどほどに立ち、香り以上に鰹節リッチなテイストで、そこそこのボディーの辛汁に仕上がっている。
蕎麦からは爽やかなグラッシー(grassy)な香りと白胡麻様の香り、少し甘い香りが立ち上る。
味わいは香りから想起される通りで、ボディーが強く、咀嚼することによって甘味が染み出してくる。食感は、軟らかく弾力に富み、パウダリー感はゼロ。蕎麦のクオリティはホント高いね。因みに、蕎麦粉は品種をブレンドしているそうです(お店のおばちゃん談)。
この力感ある蕎麦に対して、ツユが弱いと感じる。それから、蕎麦の切りムラが少し気になるかな。
色合いの鮮やかな山葵は爽やかで甘め。
-新そば十割 北海道産雨竜町 キタワセ (増税後1,045 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
蕎麦からは、一般的(?)な蕎麦の香りに加えて、爽やかなグラッシー(grassy)な香り、僅かに甘い香り。ツユにつけずお蕎麦だけを単独で味わってみると甘味はあまり感じないが、ツユにつけて啜ると胡桃様の甘い香味が広がる。このときの甘味の総量は上述した「せいろそば」より大。エッジの立ったしなやかな食感で美味しい。
でも、やっぱツユは少し弱いかな。
ENTRY 34 竹やぶ 箱根店 (元箱根)
名店との誉れ高い柏の「竹やぶ」の支店です。はっきり言ってかなり高いです。値段も標高も。箱根町の中でも屈指の標高に位置するお蕎麦屋さんです。お蕎麦は黒姫産蕎麦粉を使ってます。
柏店同様、凝りに凝った店作りです。けっこう写真を撮ったです↓
https://takeyabu.co.jp/hakone/
-ビール (500 JPY + tax)-
スーパードライの小瓶です。
-せいろそば (1,000 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦からは野趣的で甘いグラッシー(grassy)な香り(note)。テイストは香りから想起される通りの味で、旨さ濃厚。細身で柔らかく、程よいキックで素晴らしい食感。香味豊かで、繊細な舌触りで堪らない!
ツユは甘めで鰹節様の香味がリッチ。ボディーは(滅茶苦茶)強いわけではないが、必要にして十分。
蕎麦とツユのバランスに優れる。
山葵はフレッシュ(fresh)系で、ピリッとした辛味。
-お酒 (かん) (900 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
濃い色で米や糠の香りリッチ。少し老った匂いも。
テイストは濃厚な香りとは裏腹に意外にも淡麗。そして、淡麗だからと言って、ボディーが弱いわけではない。
フィニッシュには酸味を感じる。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦は「せいろそば」と同様の香り。テイストは、"田舎そば"と銘打つ割りに意外にシックで、甘さ控えめで「せいろそば」より硬派な印象。細身で食感は「せいろそば」と同様。
薬味は大根おろし(辛味大根ではない)と葱。で、大根おろしは仄かに辛みを感じる程度なんだけど、こいつが蕎麦とツユの旨さを信じ難いほど引き立てる!
勿論、蕎麦とツユの相性はバッチリ。箱根の山に登って食べる価値ありの蕎麦。
因みに、ボク的には「田舎」より「せいろ」の方が好みです。あと、これまた意外なんだけど、「せいろ」より「田舎」の方が蕎麦の比率が低いそうです。
お店のお姉さん(オレより相当かなり年配)に聞いたら、お庭を散策してオッケーとのことだったので、写真撮ってみました↓
ENTRY 35 手打そば 春本 (強羅)
箱根町は強羅駅の駅近に位置する庶民的な店構えのお蕎麦屋さん。
住所:箱根町強羅1300-262
-ビール小瓶 (450 JPY)-
ヱビスです。
-ざるそば (800 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
まず、蕎麦からは野趣的なグラッシー(grassy)な香り(note)が漂う。表面はツルツル。軟らさ・弾力といった食感要素は及第点も、パウダリー(powdery)感があって、ちょっと歯に引っかかる。
ツユは鰹節様のフレーバーが香るしょっぱめの辛汁。
しょっぱめなツユなんだけど、お蕎麦もけっこうボディーが強くて、ツユにどっぷり浸して食べて調度いい塩梅。そして、ツユが蕎麦の甘さを花開かせる。
薬味のワサビは辛味がバシッとしていて、実の食感も感じられるんだけど、100%国産の本山葵とは思えない。
それなりに個性はあると思うけど、総じて凡庸なお蕎麦。
ENTRY 36 手打ち蕎麦 彦 (箱根湯本)
前述した暁庵の少し手前にあるお蕎麦屋さ。"彦"は"げん"と読みます。
住所:足柄下郡箱根町湯本茶屋183
http://www.teuchisoba-gen.com-吟辛 (800 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
雪冷え。甘い匂いで、辛口を想起させるキリッとしたニュアンスの香り。
旨味リッチ(強い)な辛口で、甘みがあって(ベタついた甘みではない)、淡麗というわけではない。
味わい濃厚でボディー強く、キリッとしている。
-もりそば 一九蕎麦せいろ (1,100 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
お蕎麦の産地は、北海道音威子府産。蕎麦の実の殻を抜いた白い蕎麦粉で打ったお蕎麦。
で、お蕎麦からはリッチな野趣的なグラッシー(grassy)な香り(note)が口腔内に広がる。食感は表面滑らかでしなやかめ。ほどほどのキックがありつつ軟らかい食感は及第点。
ツユは鰹節様の香りがやんわり漂い、お醤油のボディーの強さを想起させる香り。甘みがあって、しっかりした重ためのコク深い辛汁に仕上がっている。
蕎麦をツユにつけて啜ると、蕎麦の甘みが拡散する。とても良いマッチング。
山葵はフレッシュ(fresh)さとひなびた感じが混在している。念入りに擦り下ろされているんだけど、その割に辛さは控えめ。
ここのお蕎麦は、今回ボクが食べた「一九蕎麦せいろ」と1日30食限定の「彦(げん)」。「彦」は二八蕎麦で、蕎麦の実を殻ごと石臼挽きした蕎麦粉を使用しや野趣に富んだお蕎麦といいます。どちらをセレクトしよう散々悩んだのですが(店主にもおすすめを聴いた)、よりファンダメンタルな「一九蕎麦せいろ」を選択したです。
ENTRY 37 かめや 新宿店 (新宿)
ボクの苦手な新宿は、思い出横丁にある立ち蕎麦系の店(座れるけど)。新宿って饐えたにおいがするから苦手なんだよね。
-天ぷらそば (増税後370 JPY)-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
少し濃い色のツユは、色の割にはあっさりしていてちょい甘め。
蕎麦は一度に大量に茹で上げている。お客の回転が物凄く速いけど、それを上回る(蕎麦の)滞留時間。少し太めの蕎麦はソフト麺ライクな食感で、はっきり言って美味しくない。香味にも乏しいし。
かき揚げの具材は、春菊、玉葱、人参。ぷよぷよした衣リッチで、衣を食べてる感じ。
残念な一杯でした。
ENTRTY 38 利久庵 (日本橋室町)
住所:中央区日本橋室町1-12-16
http://www.rikyu-an.com
-お酒 (大関金冠辛口) (780 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
熱燗にしてもらう。辛口なんだけど、フィニッシュにほんのり果実の甘酸っぱい酸味を感じる。
-もり (730 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
色白で細身の蕎麦は、香り味ともに更科系。お蕎麦の表面はツルツルではなくって粗め。食感はしなやかでモチモチしていて弾力に富む(北海道産100%のきたそらちを使用)。
ツユは鰹節様の香味リッチ。濃厚な良い香りと味で、しっかりとしたボディーを具備し、それなりの辛さを醸しつつ甘めに仕立てられている(利尻昆布と3年寝かせた削りたてのかつお節を使用して出汁をとっている)。
蕎麦とツユのコンボで蕎麦の甘味が膨らむ(これは秀逸)。この甘味の広がりと弾力に富む蕎麦の咀嚼感が堪らない。いつまでも噛み続けていたい心持ちになる。
それから、この蕎麦はツユにどっぷり浸けて食べるのが良いと思う。
薬味の山葵はドライな辛さに加えてオイリーさを伴い、異味にも思える特異なテイスト(こんなの初めて)だけど、嫌じゃない味。
因みに、ここの蕎麦湯はドロっと系です)。
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
おすましとお新香付き。
和的なお出汁のいい匂いが香り立つ。衣はお出汁が染みてフヤフヤで、重たさを感じさせない油を適度に纏い、洋風なハイカラな甘い味わい(奥浅草のやよいに少し似ている see http://researcher-station.blogspot.com/2019/12/in_27.html)。カツは締まった肉質で噛み心地良く(心地よい弾力)、歯の入りも良く、淡白な味わい。優しいお出汁はちょい甘。
そして、ご飯が美味しい。
おすましに入っている(多分)セリの清涼感が薬味として秀逸。カツで少し重たくなった口をリフレッシュしてくれる(あと、底に蒲鉾が三切れ沈んでいる)。
ENTRY 39 神田まつや (神田須田町)
住所:千代田区神田須田町1-13
http://www.kanda-matsuya.jp-冬至そば ゆずきり 大 2019 (1,485 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
神田まつやの冬至の週の風物詩(2019年ver.)。昨年に続き食べてきました。
濃密な柚子の香味リッチで、和的柑橘の爽やかなビターな味わいがとても清々しです。
蕎麦を節リッチな程よい甘辛ボディーのツユにつけて食べると、柚子の香味がさらに映えます。
参考までに普通盛りは1,210 JPY也。
-御酒 (700 JPY + tax)-
(多分)菊正宗ですね。お燗をつけてもらいました。定番です。
お通しのそばみそが堪らない旨さです。
ENTRY 40 神田まつや鶏南ばんそば 2019 (日清×神田まつや)
即席麺の老舗"日清"と江戸蕎麦の粋"藪"の流れを組む老舗蕎麦店"神田まつや"がコラボした冬季限定のカップ麺です。2017年は12月11日から、2018年は12月24日から期間限定で発売されました。そして、2019年は12月9日からの発売でした。因みに、ボクは2015年から大人買いして愛食してます。
-REVIEW-
フライ麺には極小の星。比重大きくざらっとした粗い食感が蕎麦っぽい。
そして、フライ麺から上品な仕上がりのスープへと染み出す油がいい感じに旨さをup↑させる。
具の鶏肉と葱の大きさ、質感、味はカップ麺の中では頭一つ抜けている。
日清と神田まつやのダブルネームだけのことはある至高のカップ麺。
ボクは大好きで、軽くジャブ程度の大人買いしてます。
今回のメモは、これにておしまい。
それにつけても、お蕎麦って本当にいいものですね❤️
つづく.....
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