2026年10月27日火曜日

強羅温泉 2019:箱根本箱 (三泊四日) その3

箱根本箱で三日目の朝が訪れました。
今朝は少しゆっくり起きて、6時から1時間源泉掛け流し一本勝負。
箱根十七湯に数えられる強羅温泉とスペクタクルな造成温泉である大涌谷温泉を一度に味わえる幸せは、温泉ファンならずとも痺れますね。
そして今朝の湯温は、内湯 (強羅温泉):38-41˚C、露天:38.5˚C。

ハイ、お約束の湯上がりの朝食です。

-箱根本箱の朝食 (三日目)
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
りんごジュース、掛川のジャージー牛乳ヨーグルト、マチェドニア。

季節野菜のポタージュ。

リゾボリート。

(多分)自家製ロースハム。

ハーブティー。

今日もオサレで健康的なブレックファーストをいただきました。
食べ終わった後、スッキリします。

さて、箱根本箱滞在三日目は、強羅の街を散策すると決めておりました。
箱根本箱に来る時はケーブルカーを使いましたが、歩いて強羅駅方面に降っていきます。
距離的には大したことないんですが、坂が急です。
登りに比べて下りは楽ですね。でも、膝に掛かる負荷には注意しましょう。

ところで、ボクは大村益次郎さん(我が国の近代兵制の創始者といわれる人)を尊敬していて(see https://researcher-station.blogspot.com/2008/10/blog-post_1512.html)、彼は湯豆腐が好物だったといいます。ボクも湯豆腐は好物で、湯豆腐でなくてもお豆腐が好きです。
そして、強羅には"しゃくり豆腐"という名物のフレッシュなお豆腐を供するお豆腐屋さんが駅チカにあるというではないですか。行くしかない!

箱根銀豆腐 (visited Oct. 2019)
住所:足柄下郡箱根町強羅1300-261

-しゃくり豆腐 (220 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
温かくてお豆腐の若々しいフレーバーがふんだんで、とってもフレッシュ!
絹ごしは”木綿豆腐の水切りと整形を省き、自然に固めた豆腐は、ふんわり柔らかく滑らかな食感”ということらしいです。
あと、お醤油は香り高いフルボディで甘味もありますね。

美味しいお豆腐を食べてご機嫌になったボクは、今度は蕎麦好きの名に賭けて駅チカのお蕎麦屋さんへと向かいました。

手打そば 春本 (visited Oct. 2019)

住所:箱根町強羅1300-262

箱根町は強羅駅の駅近に位置する庶民的な店構えのお蕎麦屋さん。

-ビール小瓶 (450 JPY)-
ヱビスです。

-ざるそば (800 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
まず、蕎麦からは野趣的なグラッシー(grassy)な香り(note)が漂う。表面はツルツル。軟らさ・弾力といった食感要素は及第点も、パウダリー(powdery)感があって、ちょっと歯に引っかかる。
ツユは鰹節様のフレーバーが香るしょっぱめの辛汁。
しょっぱめなツユなんだけど、お蕎麦もけっこうボディーが強くて、ツユにどっぷり浸して食べて調度いい塩梅。そして、ツユが蕎麦の甘さを花開かせる。
薬味のワサビは辛味がバシッとしていて、実の食感も感じられるんだけど、100%国産の本山葵とは思えない。
それなりに個性はあると思うけど、総じて凡庸なお蕎麦。

いささか残念なテイストのお蕎麦だったけど、まあええでしょう。だって、本日の本命は強羅の地で醸されるクラフトビール🍺なのだから。
強羅の坂を登りながら西へと向かい、辿り着きました。

GORA BREWERY & GRILL (visited Oct. 2019)
住所:足柄下郡箱根町強羅1300-72

-2種類の自家製ソーセージ (1,400 JPY+tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
腸はパリッと、中は予想外にかなり細かく挽かれていて結構滑らか。パテやリエットとまではいかないけど、マイルドな舌触りに驚いた。 ソーセージは、キムチを練り込んだのと、大葉を練り込んだものの二種。 キムチソーセージは思いの外マイルド味で、豚肉の穏やかに薫る野趣的な獣フレーバーとの相乗効果が良く出てる。

-RISING SUN IPA (800 JPY→500 JPy+tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
Alc. 6.5%。IBU : 51。
力感のあるフルーティーフレーバーが凄くいい。 ミドルは比較的サラッとした飲み口で、フィニッシュはビターと酸味。IPAらしいしっかりとしたビターなんだけど、尖りすぎてない。

-黒帯 KURO-OBI (Stout) (800 JPY→500 JPY+tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
Alc. 6.0%。IBU : 35。
トップに青りんご様の香りを感じる漆黒のスタウト。 ローストフレーバーはちゃんとあるんだけど、軽やかの感じる。 あと、温度上昇に伴って、味深み(コク)が増します。 チョコレートライク、ビター、スイート、トロピカルな一杯。

-琥珀 KOHAKU (Wheat Beer) (800 JPY→500 JPY+tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
International Beer Cup Gold Prize Winner。Alc. 5.0%。IBU : 14。
やんわりスパイシーさの立ったフレッシュ、フルーティー、トロピカル、(少し)シトラス。 兎に角、抜群にいい香り。熟れた果実の香り。 テイストは、スパイシー、フルーティー、ホワイトエールライク (この辺が小麦由来っぽい)、淡いニュアンス、ワインの様な香り高さ。うっとりするほどいい匂いで、涙が出るほど高貴な香気。 温度上昇に伴って、焼いた果実様の感じが出てくる。

醸造所を併設したビアレストランで、兎に角ビール🍺が美味いです。しかも、13:00-16:00はハッピーアワーで、一杯800円のビールが500円にディスカウント。大勝利!

因みにこのお店、殆どのお客さんが外国人(白人)で、ホールスタッフは英語に完全対応してました。外国人観光客の方々は皆お行儀が良くて、昭和レジーム丸出しの小汚いオッサンとは一線を画しているなと思いました(観光地の一番のガンは、昭和臭の強い何故か上から目線の横柄なジジーだと思うんですよね)。

さて、強羅の絶品クラフトビールを呑んで最高にいい湯加減になったボクは、酔い覚ましを兼ねてのんびり歩きながら箱根本箱への帰路に就きました。

宿に着くと、強羅の坂道をそこそこ歩いて汗をかいたので大浴場へGO!
少し呑み疲れていたので、15:20-16:00の四十分一本勝負で勘弁してやりました。
湯温は、内湯 (強羅温泉):40˚C、露天:39.5˚C。

湯から上がったら部屋で寝そべりタイム。
そうそう、箱根本箱って部屋にテレビがないんですが、それが凄くいいですね。旅先のテレビなんて旅情を損なう時間泥棒な下賤な代物以外の何者でもありません。
その代わりと言ってはなんですが、各部屋には本好きの著名人が選書した「あの人の本箱」と称する書棚が設られていて、ボクの部屋のは鏡リュウジさんの本箱でした。占星術研究家という職業を想起させるラインナップで、正直、ボクは少し引きました。。。。。

なんやかんやとウトウトしていたら、箱根本箱で三度めの夕食の時間となりました(箱根本箱での最後の晩餐です)。

-箱根本箱の夕食 (三日目)
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
湘南ビール アルト (900 JPY)

アミューズ。

なす きゅうり とまと。

自家製タリオリーニ 天然きのこ。

裾野ポークのロースト。

カツオのフリット。

抹茶のパンナコッタ。

小菓子。

本日の晩餐も大満足でした。
「なす きゅうり とまとのスープ」と「自家製タリオリーニ」は三度全ての夕食で供されたわけですが、スペシャリテなんでしょうか。勿論、三度とも美味しくいただきました。
朝食もいいし、夕食も旨い!素晴らしい温泉もあるし、これで昼食があれば完全に巣篭もりしたい気持ちでいっぱいなんですが、考えていただけませんでしょうか?箱根本箱さん。

何はともあれ、本日はビール呑み過ぎました。
おやすみなさい。

つづく…..

2026年10月26日月曜日

強羅温泉 2019:箱根本箱 (三泊四日) その2

おはようございます。箱根本箱で迎える二日目の朝です。
旅先、特に温泉宿でのボクの朝は早いと書こうとしたんですが、普通ですね。
ということで、普段通りに5時頃に起床したボクは、朝湯するべく大浴場へと向かいました。
ボクの中では普通とはいえ、朝5時の風呂は貸切り状態。強羅と大涌谷の二本の源泉掛け流しを独り占めできる贅沢は至福の限りです。
湯温は、内湯:40˚C、露天:38-40˚C。

小一時間ほど源泉掛け流しのいいお湯を楽しんで、部屋に戻りました。勿論、この旅の大本命、姥子エリアにある「竹やぶ 箱根店」を交通ルートを確認するためです。
ルートは二択。箱根登山ケーブルカールートか、大涌谷小涌谷線を通るバスルートです。
箱根旅行の王道であるケーブルカー取るか、安さと速さのバスを取るか、それが問題です。
こんな具合に逡巡していると朝食の時刻になっていました。腹が減っては戦はできぬ。レッツ、ブレックファースト!

-箱根本箱の朝食 (二日目)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
すりおろしにんじんジュース、掛川のジャージー牛乳ヨーグルト。

季節野菜のポタージュ。

ブーランジェリーヤマシタの天然酵母パン。

自家製ロースハムと玉ねぎのキッシュ。

コーヒー。

箱根本箱は朝食も素晴らしいですね。
朝飯はいかにも純ジャパが好きそうな素朴な和食が好みなんですが、「洋食だっていいじゃないか。和食に勝るとも劣らない」と思わせてくれるのが箱根本箱の朝食でした。マジ、健康的なブレックファーストだったよ!

ここで、腹が満たされたボクに天啓が降りました。「(竹やぶ 箱根店へは)バスにしときましょ。安いし。5 kmちょっとだし。なんなら歩いていけるし。」と。

さてと、ルートが決まったら身支度を整えて、バスの時刻表を調べて、レッツ、竹やぶ!

上強羅停留所にやって来たバスに乗り込み、立入規制中の大涌谷の脇を通り、竹やぶ最寄りの湖尻台停留所で下車して、そこから歩いて5分というところでしょうか。待望の竹やぶ 箱根店に到着です。

竹やぶ 箱根店 (姥子, visited Oct. 2019)
住所:足柄下郡箱根町元箱根160-80
https://takeyabu.co.jp/hakone/

名店との誉れ高い柏の「竹やぶ」の支店です。
はっきり言ってけっこう高いです、値段も標高も。この日のお蕎麦は、黒姫産蕎麦粉使用でした。柏店同様、凝りに凝った店作りです。


-ビール (500 JPY + tax)-

スーパードライの小瓶です。










-せいろそば (1,000 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦からは野趣的で甘いグラッシー(grassy)な香り(note)。テイストは香りから想起される通りの味で、旨さ濃厚。細身で柔らかく、程よいキックで素晴らしい食感。香味豊かで、繊細な舌触りで堪らない!
ツユは甘めで鰹節様の香味がリッチ。ボディーは(滅茶苦茶)強いわけではないが、必要にして十分。
蕎麦とツユのバランスに優れる。
山葵はフレッシュ(fresh)系で、ピリッとした辛味。

-お酒 (かん) (900 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
濃い色で米や糠の香りリッチ。少し老った匂いも。
テイストは濃厚な香りとは裏腹に意外にも淡麗。そして、淡麗だからと言って、ボディーが弱いわけではない。
フィニッシュには酸味を感じる。


-田舎そば (1,000 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦は「せいろそば」と同様の香り。テイストは、"田舎そば"と銘打つ割りに意外にシックで、甘さ控えめで「せいろそば」より硬派な印象。細身で食感は「せいろそば」と同様。
薬味は大根おろし(辛味大根ではない)と葱。で、大根おろしは仄かに辛みを感じる程度なんだけど、こいつが蕎麦とツユの旨さを信じ難いほど引き立てる!
勿論、蕎麦とツユの相性はバッチリ。箱根の山に登って食べる価値ありの蕎麦。

因みに、ボク的には「田舎」より「せいろ」の方が好みです。あと、これまた意外なんだけど、「せいろ」より「田舎」の方が蕎麦の比率が低いそうです。

お店のお姉さん(オレより相当かなり年配)に聞いたら、お庭を散策してオッケーとのことだったので、写真撮ってみました↓


徒歩旅はいつだぁって酒が呑めるぞぉ
酒が呑める呑めるぞ。酒が呑めるぞ!

満たされました。念願の竹やぶ 箱根店で満たされまいた、体(胃袋)も心(精神)も。
なんか精神の高まりを獲得したボクは帰りのバスで柄にもなく芸術心が芽生え、強羅に戻ると箱根美術館に立ち寄ることにしました。しかし、ニワカ芸術心しか持ち合わせていないため館内の展示品については「ふーん」といった感想一色でボク的にパッとしなかったんですが、庭園の美しさには圧倒されました。
箱根美術館の庭園は国指定名勝の神仙郷と言って、途切れなく広がる苔が本当に素晴らしいです(もっと写真撮ればよかった)。

そこそこアクティビティを満喫したので、宿(箱根本箱)に戻って寛ぎますか。
それなりに歩き回ったので、まずは汗を流しましょう。
時刻は15時。清掃後の一番風呂をいただきました。新規チャックイン民はまだおらず、連泊民はボクだけだったみたいなので、源泉掛け流し独り占めのエンペラータイムです。最高だな、オイ!湯温は、内湯:40-41˚C、露天:38-40˚C。

1時間半ほど二本の源泉掛け流しを交互に楽しんだところで、夕食までの間、箱根本箱探検すことにしました。前に書きましたが、箱根本箱には寛ぎ読書スペースが至る所にあります。だったら、全部見つけてやろうじゃないの、自称読書好きの名に掛けて!

秘密基地チックでいいですね。厨二心が刺激されます。



こんなエロい空間もありました。想い人と訪れたら恋愛小説を片手に睦言でも囁くのでしょうか。「月が綺麗ですね」とか。

この探索迷路感。面白すぎっぞ、箱根本箱。

このホテルは唯一無二。飯が旨い。温泉がいい。クリンリネスに優れ、本好きの厨二病にも優しい孤高の存在です。感動した!
(昭和レジーム丸出しの小汚いオッサンを弾き出す無敵のオーラを感じました)

少年探偵団よろしく、館内の探検に夢中になっていたら、あっという間にディナータイムになっておりました。

-箱根本箱の夕食 (二日目)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
湘南ビール ピルスナー (900 JPY)

アミューズ。

伊勢海老。

なす きゅうり とまと。

スパゲティ 浜名湖うなぎ 玉ねぎ。

レッドアイ (900 JPY)

アクアパッツァ 黒ムツ。

カンノーロ。

小菓子。

いいですね、いいですね。二日目の晩餐もいいですね。魚介類は相模湾とか駿河湾獲れなんでしょうか。とっても満足しました。

そういえば、箱根本箱にはシアターもあるっていうんで覗いてみました。
ショートフィルムが流れてます。いい感じのオブジェですね。ムーデーな感じに浸れます。
夕食後、映像の流れる暗がりの空間で微睡みながらKindle本読むのもなかなか乙なもんです。
箱根本箱さんは、ホント本好きの気持ちを分かってるなと思いながら、瞼が重たくなって参りました。

つづく.....