2026年8月27日木曜日

四万温泉 2024:積善館 (三泊四日) その4

積善館滞在四日目。
四万温泉にお別れを告げる日です(さみしい)。
最後の杜の湯を楽しみました。
(お風呂の写真は積善館が提供するフリー素材を使っています)

そして、積善館最後の朝食です。

朝食 (4日目)
-REVIEW-
流石に三泊すると、目玉焼きとウィンナーが入りました。
下界に向けてのリハビリですね。

さて、この後身支度を整えて積善館を立つわけなんですが、その前にまだ話していない積善館トークをしたいと思います。

四万温泉は飲める温泉で、積善館の本館に飲泉スポットがあります。
ボクは四日間毎日飲んでおりました。
味わいは、微弱だけどお出汁っぽい様な、蕎麦湯っぽい様な味がして、けっこう好きでした。

それから、本館から山荘へと繋がる通路がレトロな迷宮感いっぱいで非常に味わい深い趣があります。

そして、積善館のナイト・ビュー。
朱塗りの橋周りがライトアップされます。

最後にボクの積善館での誤算について話しましょう。
当初、ボクは本館に泊まる気満々で積善館にやってきたのですが、案内されたのはベッドが置かれた洋室でした。障子に襖、畳に自分で布団を上げ下げするという疑似湯治体験に恋焦がれた部屋ではありませんでした。単純にリサーチ不足で、ボッチ旅仕様の壱番館という洋室の区割りの存在に気付いてなかったのです。そして、本館の宿泊は基本二名以上からです。
宿泊中に誤りに気付いたボクは、どうすればボッチで本館に泊まれるか聞いてみました。すると、返ってきた答えは、
(1) 閑散期は1名での宿泊も出すこともある
(2) 2名分の料金で泊まれる
というものでした。
コロナ禍の最中ならいざ知らず、最早閑散期など有り得ないでしょう。そうすると、2名分の料金で宿泊する一択です。

以上、今度こそボッチで本館に連泊して四万温泉エールをたらふく呑みたいなと思う、温泉大好きおじさんの積善館滞在記でした。

(了)

2026年8月26日水曜日

四万温泉 2024:積善館 (三泊四日) その3

積善館滞在三日目です。
今朝も湯浴みをしっかり楽しみました(多分、元禄の湯だったと思います)。
元禄の湯は日帰り入浴対応なので、宿泊客は日帰り利用のお客さんがいない時間帯を狙うのが定石です。

それでは三日目の朝食のメモといきましょう↓

朝食 (三日目)
-REVIEW-
出汁巻き玉子とお魚が沁みたです。
やはり、積善館さんの朝食はいいですね。
こんな素朴な地の純和風な宿でBuffetだったりした暁には、一気に興醒めですから。
流石、分かってますね。

この日の午前は雨がパラついたり止んだりの繰り返しで、ボクはヤキモキしておりました。というのも、四万温泉のさらに奥まった場所にある奥四万湖に赴くラストチャンスだったからです。
奥四万湖の湖面は、それは美しいコバルトブルーだっていうじゃないですか。ボクは密かにコバルトブルーの涙の湖の外周を気持ちよくジョギングすることを計画していました。山の天気は天邪鬼。吉と出るか凶と出るか、気付けばボクは意を決して走り出していました。
2 kmほど走った辺りでしょうか、無情にも雨足が強まってきたではないですか。はじめのうちは「なんだよ、コノヤロー。オレがなんか悪いことしたかよ」と心の中で悪態をついていましたが、だんだんと「いいじゃん、いいじゃん。パンツまでびしょ濡れになったって、温泉入ればいいじゃん、いいじゃん」という半ば開き直りの気持ちになってきました。するとどうでしょう、雨足が弱まり奇跡的に雨が上がったではないですか。
レッツ、四万ブルー!
(instax Palで撮ったので、画質がかなりイマイチです)

奥四万湖は青かった。コバルトブルーの歓喜の湖は、惚れ惚れする美しさでした。こういうのを神秘的っていうんじゃないかと思いました。
そして、当初の計画通り、湖の外周をジョギングしたんですが、過去一最高な至福のジョギング体験になりました。
因みに奥四万湖の周遊は、車は時計回り(一方通行)、ランナー等は多分反時計回りが基本だと思います(道のり表示がある。裏側にも書いてあったかもだけど)。
それから、積善館発奥四万湖一周コース(約10 km)は、こんな感じです↓

美しい湖を見下ろしながらのジョギングを楽しんだ後は、昼食の時間です。

四万温泉柏屋カフェ (visited Oct. 2024)
住所:中之条町四万4237-45


-四万ブルーエール (850 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
砂糖菓子の様な甘い香り。
リンゴ様の香味、スパイシー感など豊かな香味楽しい。
フィニッシュは仄かビターで、シャープな後味。

-柏屋カレー (キーマとタイ2種の味が一度に) (1,450 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
キーマカレーとタイカレーのハーフ&ハーフ。
キーマカレーはいい感じに酸味が効いたポップなコク深さ。気持ちいい弾力の挽肉がヨキです。
タイカレーは、スイートでココナッツミルク感のあるマイルド&クリーミー。オクラ、しめじ、チキンとヘルシーな具材。
中央のライスに載ったナッツとフライドオニオンがいいアクセント。
胡瓜と人参のピクルスは、優しい酸味で良い箸休め。
率直に言って、どっちのカレーも超美味しい。
ここで、ボクの敬愛する井之頭五郎さんが耳元で呟くのです。「混ぜちゃえ」と。
で、混ぜてみると味の濃いキーマカレーに、タイカレーのマイルド、スイート、クリーミーさがいい感じに付与されて、最初から混ぜて出してもよくね?っていうくらい旨い。
ハーフ&ハーフに加えて、味変ミックスが楽しいカレーと思いました。

カレーを食べ終えたところで、ボクの胃袋はほぼほぼ満たされていました。
とことろで、前回のメモで旅館に連泊すると昼はどこか外で食べなければいけない問題があると言いましたが、その逆に旅館以外の飲食店で食べれるチャンスは昼食しかない問題もあります(素泊まりというブレークスルーがありますが、朝と夜は旅館でまったりしたいので却下です)。
そんなもっと食べたい病を克服する方法はたった一つ、根性出して食べるです。
ということで、ボクは根性を振り絞って柏屋カフェでネクスト・オーダーに挑みました。

-イタリアンラーメン (1,550 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
柏屋名物の「イタリアンラーメン」という名のスープパスタ。
マイルド&クリーミーで魚介の旨みリッチなビスクの様なエスニックなスープ。濃厚な香味もグビグビいけちゃう軽やかさ。
パスタは多分ほぼほぼアルデンテ。舌触りが気持ちいい。
パスタはスープをあまり纏わないので、スープを掬って一緒に注ぎ込むのがいい。
具は、アサリ、エビ、ホタテなど。
マイルド・エスニックな仕上がりと思いました。

柏屋カフェのネクスト・オーダーに完全勝利したボクは、腹ごなしの散歩がてら温泉街を下っていくことにしました。目的はクラフトビールです。
四万温泉にはマイクロブルワリーがあって、そこで醸造したビール全種類を振る舞ってくれるお店があるのです。

Craft Beer & CAFE こはるび (visited Oct. 2024)
住所:中之条町大字四万3841-4

-摩耶姫 (600 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ペールエール。 IBU 1.8, Alc 4.5%。
上品なケーキの香りとザラっとした甘い香り。
メローで穏やかなイソアミルアセテート様の匂いも程よい。 それから、僅かに老香のような香りも。
飲み口は、フレッシュかつ爽やかで軽やか。
フィニッシュは酸味と僅かなビター。
文句なく美味しい。 

なんと、このお店では四万温泉で醸造した12種類ものクラフトビールを提供しています。
既に腹が色々とタップンタップンになっていたので一杯しか飲めませんでしたが、ホントはもっと呑みたかったシクシク涙orz.....
マジ、再訪したい。
因みに、ビールはママさんの旦那さんがつくってるそうです。

調子出てきたので(何の?)、このまま夕飯のメモに進みましょう。

積善弁当 (3日目)
-REVIEW-
今晩も安定の美味しさの積善弁当なんですが、宿泊予約時に川魚(岩魚)の塩焼を別注 (1,800円)で頼んでおいたんですが、二日目(昨日)の夕飯にも出てたし、ぶっちゃけ昨日の昼に行った"くれない"さんの岩魚の方が安くて圧倒的に美味しいので、岩魚はそこで食べましょう。 あと、やっぱり奈良漬が旨い。

夕食後のルーティンである湯浴みもしっかりこなし、四万川の轟音をBGMに今宵もゆっくりと眠りに落ちるのでありました。

つづく…..

2026年8月25日火曜日

四万温泉 2024:積善館 (三泊四日) その2

積善館滞在二日目です。
温泉宿に泊まったら、朝起きてひとっ風呂浴びるのがボクのルーティーンです。
二日目の朝は、大正ロマン満載の元禄の湯に浸かりました。
(お風呂の写真は積善館が提供するフリー素材を使っています)

素晴らしい様式美ですね。
お湯も素晴らしく、杜の湯よりも温度が高いです。
朝一の風呂は誰もいなくて、ナチュラルに貸切状態で最高でした。
(調子に乗って、ビバノン・ロックを歌ってしまいました)

さて、朝風呂の後は朝食です。

-朝食(2日目)-
-REVIEW-
ボク的に出汁粥が嬉しい。
小皿も充実していて、 塩辛が凄い美味しかったです。
やっぱり積善館さんは分かってますね。

この日は終日雨。そんな時の温泉街でのアクティビティは一択。湯治です。
大正浪漫の元禄の湯もいいんですが、ボクは昨晩入った杜の湯がとても気に入りました。だって、広いし快適だし、ぬるめだから長時間入ってられるし、綺麗に植樹された庭が雨に濡れる様を眺めながら浸かる露天風呂の風情といったら最高じゃないですか。
多分、1時間半くらい入ってたと思います。
当然、湯から上がって一息つくとお昼どきです。
ボクは温泉宿に連泊したい人で、この時も連泊(三泊四日)なんですが、連泊民には一つ悩みがあります。それは、昼飯をどっか外で食ってこなきゃいけない問題です。それがたとえ雨の日であっても。
しかしラッキーなことに、今回は目と鼻の先にいい感じのお店がありました↓

くれない (visited Oct. 2024)
住所:中之条町大字四万4143-2



-キリンブラウマイスター 生ビール (700 JPY)-








-いわな塩焼き (780 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
(左が岩魚で右が山女魚)
ふっくらした身の弾力が堪らなく気持ちいい
淡白ながらも、しっかりした味の濃さで塩で岩魚の味が映える映える。 控えめに言って、サイコーですね。

-やまめ塩焼き (780 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
大振りの山女魚はふっくらした仕上がり。
独特の繊細な舌触りですね。
淡麗で女性的な味わい。






-いも焼酎 (600 JPY)-
on the rocks。 
銘柄は黒霧島。






-上野村産猪豚仕様 くれないの焼き豚 (1,200 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ジュウジュウいってタレと脂を跳ね散らかしながら登場
端っこがちょい焦げたロースト・フレーバーが最高に香ばしい。 お肉はキメ細かい舌触りで軟らかく弾力に富む。
あっさりめながらしっかりした旨みで、濃い目のタレや薬味の葱に全然当たり負けしてなくて、むしろ美味さがバーストしている。


くれないさんでの昼食は期待以上の満足感で上機嫌になりました。
湯が最高で飯も最高な四万温泉は最高だなと。
お腹が膨れたボクは、積善館に戻って小休止した後、再び杜の湯1時間半コースを楽しみました。
そして案の定、湯から上がると程なくして夕食です。

-積善弁当 (夕食 2日目)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
二日目も満足だったです。
前もって珍味盛り合わせを別注していおりました(1,800円)。山間の温泉なので海の幸はあまり期待してなかったんですが、お刺身がかなり美味かったです(ロジスティスクに乾杯)。
それから、奈良漬と塩辛と小肌が良かったです。

そして、今宵もビールをいただきました。


-積善館オリジナルビール アンバーエール (330 ml) (1,090 JPY)-

-REVIEW-
アンバーな感じ(適度なロースト香)が良く出てる。 ちょっと甘さがくどいかな?

この後、当然夕食後の温泉(杜の湯)を楽しんだのは言うまでもありません。
ところで、ここまでのボクの積善館ライフは、ほぼほぼ温泉入ってるか飯食ってるかのどっちかでありました。これがゆったりしてるようで、意外と忙しいんです。温泉に入り続けるのも体力使いますし。という感じで、今晩もお眠の時間です。

つづく…..

2026年8月24日月曜日

四万温泉 2024:積善館 (三泊四日) その1

ドモ、温泉大好き中年のコンキチです。
今回は、一昨年行った四万温泉での三泊四日の滞在記を日記に認めてみようと思います。

皆さんは四万温泉をご存知でしょうか?
開湯は平安時代(奈良時代末期から平安時代初期)と古く、名前の由来が「四万の病を癒す霊泉」から来ているという説があります。草津、伊香保と並んで上毛三名湯に数えられ、「草津の仕上げ湯」と称されるお肌に優しい泉質です。
温泉街は小ぢんまりとしており、箱根湯本や草津のように人に酔うようなことはなく、落ち着いています。
最寄駅はJR吾妻線の中之条駅で、高崎から普通電車で1時間前後でしょうか。
吾妻線は、渋川を過ぎると所々で警笛を鳴らしたり、「6分停車します。」というアナウンスが流れたりと、なかなか牧歌的でありました。
そして、中之条駅から四万温泉の(一応)温泉街中心までは山道をバスに揺られて40分前後になります。

ボクが投宿したのは、温泉街の中心部(と言われていると思う)の目と鼻の先にある「積善館」です。

積善館 (visited Oct. 2024)
住所:吾妻郡中之条町大字四万甲4236

スタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルと噂される温泉旅館の一つです。
ここで皆んなの夢をぶち壊すこと言って申し訳ないんですが、遠目から見ると美しい朱塗りの橋は、朱色のフィルムコートされていました。正直者でゴメンなさい。まあ、ぶっちゃけいささか興醒めなんですが、ボクが言いたいのは、山間の土地でこういうのを保守管理するのって金が掛かると思うんですよね。だから、ボクたちはこういう宿の値上げを気持ちよく受け入れて、しっかりお金を払いましょうということです。

ハイ、宿にチェックインした後、温泉街を散策してみました。するとラッキーなことに、期せずして秋祭りの日だったようです。

四万川沿いに温泉宿が建ってるんですが、下流から上流へと御神輿と稚児さんと八木節の一団が宿を順々に回っていきます。
勿論、ボクが宿泊している積善館にも御神輿が回ってきました。
雨が降っていて大変そうです。

稚児さんいただきました(調子に乗ってオートフォーカスじゃないデジカメで撮影したのでピンボケしてます。。。。。)
四万温泉では子供が少なくなってるそうです。稚児さんのなり手は希少ですね。

八木節(群馬県・栃木県民謡)もいただきました。

都市部では失われてしまった古き良き日本的情緒が感じられ、ノスタルジックな心持ちになりました。

そうこうするうちに日も暮れて、待ちに待った夕食の時間になりました。

ところで、積善館は、本館、壱番館、山荘、桂松亭から構成されていて、
・本館(群馬県の指定重要文化財)、壱番館:ローエンド (本館は基本二名以上なので、ローエンドボッチ旅は壱番館)
・山荘:ミドルクラス
・佳松亭:ハイエンド (インバウンド客はココ)
というクラス分けです。

庶民でボッチなボクは、勿論、壱番館に泊まりました。で、本館と壱番館の食事(夕食)は積善弁当と称され、湯治宿で毎日食するにふさわしい素朴で滋味豊かな献立であると説明されています。

-積善弁当 (夕食1日目)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
素朴な弁当と言いつつ、アラフィフのオッサンには十分なボリュームで美味しいです。
特に、漬物、煮魚、さつま揚げが旨い。
別注の牛すじの煮込み(610円)は味付けがマイルドで、軟らかいお肉とプルプルの甘い脂が美味。
蕎麦は(多分)乾麺の茹で置きで粉が溶け出してるしで、無くてよかったです。
酢の物からは、柚子の香味。
ヒジキとお豆は、ほんのり紫蘇風味でした。
あと、豚の角煮は八角で香味漬けしてありました。

ビールもいただきました。



-積善館オリジナルビール ペールエール (330 ml) (1,090 JPY)-
-REVIEW-
メローな感じが良く出ていて、本格派のペールエールに仕上がってると思いました。







湯治をイメージした素朴な食事ということですが、ボク的には相当満足しました。
っていうか、山間の湯宿で豪勢な料理出されても「?」って感じじゃないですか。
ボクは、こういうのがいいのよと思っております。

さて、お腹が満たされ小休止した後は、いよいよ温泉です。
積善館には、元禄の湯(本館にある大正ロマンな一番有名な風呂。国の登録有形文化財、県の近代遺産。)、山荘の湯(山荘にある無料貸切風呂)、杜の湯(佳松亭にある大浴場)、積(佳松亭にある有料貸切制風呂)、善(佳松亭にある有料貸切制風呂)の五つのお風呂があります。
まずは、一番広くて、新しくて、ゆったりできそうな杜の湯に浸かってみました。
(お風呂の写真は積善館が提供するフリー素材を使っています)

お湯からは仄かな硫黄の匂いがします。薄っすらとぬめりがあって、軽やかな肌触りでけっこう気に入りました(凄くいいです)。
また、湯温が控えめで、いつまででも入っていられそうです(実際、長時間入ってた)。

秋祭りも見れたし、満足いく食事とお湯で気持ちよくなったボクは、そろそろお眠の時間です。
ところで、ボクが泊まった壱番館は四万川沿いにあるんですが、四万川の流れの音が轟々でした。五月蝿くて眠れないかなと心配したんですが、自然の音だからでしょうか、オールタイムナチュラルBGMとしてボクを安眠に導いてくれました。

つづく.....