2026年10月13日火曜日

白田温泉 2025:温泉民宿 宮田荘

2025年12月。ボクは静岡に向かっていました。
ターゲットは温泉。
某日金曜。午前中は会社でハードワークをこなし(ウソです)、午後半休をとったボクは東海道本線の車窓の人となりました。熱海で伊東線に乗り換え、伊東で伊豆急に乗り換えて片瀬白田駅を目指します。
さて、熱海に着いたところで、一旦はそそくさと直ぐに乗り換えようかと思ったんですが、かつての新婚旅行のメッカ、ちょっと見物してみたい気がして軽くジャブ程度に街に繰り出してみました。
熱海駅は開業100周年なんですね(2025年当時)。

熱海駅前には商店街が二つあって、双方賑わってますね。

そして、温泉地とは思えない熱海駅のそこはかとない昭和感。

熱海って栄えてるんだなと思いつつ、温泉の泉質はさておき、とてもいい街なんだなと感じつつも、ボクには合わない街だと思いました。なんて言うんでしょうか、侘び寂びに乏しい。。。。。

ハイ、気を取りなそして先に進みましょう。

伊東で伊豆急に乗り換えました、
どうよ、伊豆急の昭和レトロ感は。

着きました、片瀬白田駅に。
ここから歩いて5分程度でしょうか。本日宿泊するお宿に到着です。

梅のお宿 温泉民宿 宮田荘 (visited Dec. 2025)
住所:賀茂郡東伊豆町白田188-1

着くのが遅かったんで、程なくして夕食となります。
一気出しの部屋食です。

-梅のお宿 温泉民宿 宮田荘の夕食-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
温かいものは温かいうちに主義なので、まずは茶碗蒸し。
鶏肉や(多分)椎茸、筍に加えて、海老、帆立、白身と具沢山。塩味がキューっと効いていて魚介が美味い美味い。そして、鶏肉の味が濃い。
この茶碗蒸しは、神ってる。

海老、(多分) 穴子、舞茸、シシトウ、南瓜(だったかな)の天麩羅。
サクッと上手に揚がっていて、普通に美味いですね。
特に、舞茸が美味い!
海老は軟らかく、ねっとり感がある。
穴子は身が軟らか過ぎてダレ気味でしょうか。

鮪、鰤、ホウボウ、アカハタのお造り。
赤身は羊羹にも似た軟らかい食感で、そこはかとない酸味とフィッシー・フレーバー。 鰤は清楚な脂にビックリ。酸味とフィッシュー感も良い感じ。
ホウボウはぷりぷりで淡白な旨み。
アカハタは適度に締まった身で、しっとりと味が濃い。
白身のお刺身は、柑橘を搾ると美味さが10倍界王拳的に劇的アップしますね。

酢の物ですね。
お酢の効かせ方がマイルドで、甘味もやんわりでいいですね。
大好きな小肌がいい塩梅の味で嬉しかったです。

酒の肴とかデザート達。 たこわさび、サザエ、ジュンサイ、ゼリーで固めたやつとか色々あって酒が進みますね。
因みに、笹に包まれてるのは、水まんじゅうでした。

志太泉 純米酒 (300 ml) (1,100 JPY)。
吟醸香に米の味。甘め。

熱川ポークのシャブシャブ。
モチッとした食感とアッサリした旨みがあっていいですね。脂もくどくなくて美味しいし。
あと、胡麻ダレもアッサリ系で、ちゃんと豚肉の味を味わえる。
ボクは、胡麻ダレと天ツユを交互に使って味変を楽しみながらいただきました。

お新香は、糠漬け由来の香味がほんのり漂って美味しいですね。

自家製の梅酒でしょうか。
甘さ控えめ。締まった旨みが濃厚で、痺れました。

なんなんでしょうか、このボリュームで美味いこと美味いこと。
やっぱり、食べ物は地方しか勝たん。と思いました。

夕食で腹が満たされ過ぎて、ちょっと動けなくなってしまったので小休止し、少しこなれてきたのは21時頃でしょうか。温泉に出陣です! 

万年温泉 (白田13号)いただきました。
肌に引っかかりのあるサッパリした泉質で、体に熱が入る湯と思いました。
やはり、源泉掛け流し至上主義。

ネット情報で宮田荘さんがいいっていう話だったんですが、噂に違わぬ、いい湯、いい飯、いいお宿と思いました。

満腹+ほろ酔い+湯上がり=就寝。
明日の朝も、いい湯が楽しめそうです。

つづく.....

2026年10月12日月曜日

奥鬼怒温泉 2026:加仁湯 その2

加仁湯宿泊二日目の朝です。
昨夜は不甲斐なく寝落ちしてしまいましたが、その甲斐あってか今朝はちゃんと起きれました。
では、レッツ、温泉!
まだ入ってない、第二露天風呂に向かいます。
まずは、第二露天風呂に入湯。
第二露天風呂は、第三露天風呂の半分にも満たない広さでしょうか。こちらも源泉の投入口がお湯の中に浸かっています。
硫黄の香りと程々にスッキリした柔らかい湯の当たりが、加仁湯のにごり湯の中では1番好きかな。
あと、正面の山肌の急峻な沢を伝う水が、眼下の鬼怒川源流に流れ落ちる様は正に絶景。
それから、湯船の底はヌルヌルしてなかったです。
いいですね、いいですね。気分が上がって参りました。続けて、第二露天風呂と同じスペースにあるカモシカの湯に入りました。渓流を見下ろす位置に迫り出したカモシカの湯も、絶景ポイントを眺めるのが楽しい湯です。浴槽は頑張って2人入れるほどの広さで、スッキリしたクセのない無色透明でほぼ無臭の温泉です。加仁湯で硫黄を含まない透明のお湯は「たけの湯」だけなので、これがそうなのでしょう。
ボクはカモシカの湯が一番好きだな。

これで加仁湯のお風呂は、女性専用の第一露天風呂とボッチ旅では入る意味をあまり見出せない貸切露天風呂以外は全て制覇しました(奥鬼怒4号と黄金の湯はちょこんと足つけたし)。

最後は、もう一度ロマンの湯と第二露天風呂を回って、スペオキのカモシカ湯で耽溺しておりました。カモシカ、サイコー!

さて、名残惜しいけど、湯から上がって朝飯食べに行きますか。

-加仁湯の朝食-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
お豆腐が美味しい。キメ細かい舌触りでありつつ重みもあって味わい深い。これはいいね。
そして、温泉粥にはビビりました。
まず、温泉加熱し直ぐご飯いれて、煮立ってきたところで半分くらい茶碗に取って食べたら、あっさりしててかなり美味しい。
で、漬物系トッピングが、分かってたけど、合いますね。
残りの半分を卵で綴じてみたんです、なんか知らんけど、まさかの温泉テイストアップ。ちょっとこのスペクタクルな味変には人智を超越したものを感じました。
温泉粥は食っといた方がいいね。マジ美味いから。

夕食はイマイチだったけど、朝飯は見違えるほど良かったです。やれば出来る子じゃん。

食事を終えると、忙しなく出立のために身支度を整えます。と言うのも、送迎バスの発車時間が9時なんですよね。これを逃すと帰りが大分遅くなるので遅れないようにしましょう。女夫渕発の市営バスの時間に合わせてるので八丁の湯でも同様です。

帰りも悪路をバスに揺られて行くのですが、宿の方の運転テクが凄いです。オレだったら絶対滑落する自信しかないです。冬季もこうやってバスで送迎してるわけで、下手なアトラクションなんかより、よっぽどスリルを味わえるんじゃないかと思うわけです。

そこはかとないスリルを味わいつつ、無事に女夫渕に到着しました。
女夫渕から鬼怒川温泉駅までは、疲れたからか、寂しきなったからか、車中、いささかしんみりとしておりました(メモ書いたりしてました。って言うか、もっぱらメモ書いてました)。

そして鬼怒川温泉駅に着くと、驚くべきことに、あのSL界のスーパーヒーロー、東武鉄道の秘蔵っ子の「大樹」のショーをやっているではありませんか!
いやぁ、いいもん見せてもらいました。
先日も沼田駅でSL試運転見たし、もしかしてだけどSLの神に愛されてるのかもしれん。
とまあ冗談はさておき、SL大樹ショーが終わったところで電車の時刻を確認すると、二十数分後に出る列車(リバティ)があるではないですか。売店でサントリーのリザーブ買って帰りますか。
鬼怒川温泉駅から春日部駅まで約1時間半。速いです。
リザーブ(2缶)を呑みながら旅のメモを認めていたら、あっという間に到着してしまいました。
ちなみに、帰りの下車も二号車からです(なんでやねん。鬼怒川温泉駅はどこからでも乗り降りできるっちゅーの)。

ハイ、東武大宮柏ライン(野田線とかアーバンパークラインとも言う)に乗り換えて、揺られること40分。愛するホームタウンに帰って参りました。
それでは、旅の〆といきましょうか。世俗の垢に塗れる儀式です。
この日はボクの大好きな台湾中華のファミリーレストランで奥鬼怒温泉郷では絶対味わえない味を堪能しました。


チャーハン旨かった(ホッコリ)。

決して邂逅することのない都市(ベットタウン)と幽境。この二つの点を結ぶのがボクという旅人。双方を味わうことが、文化でありエナジー。これでまた次の旅への活力が湧いてきます。

レッツ、温泉!

(了)



2026年10月11日日曜日

奥鬼怒温泉 2026:加仁湯 その1

ども、にわか温泉大好きおじさんのコンキチです。 
前回のメモで(昼飯を食べてから)八丁の湯を後にしたボクは加仁湯を目指しました。
だって、八丁の湯to加仁湯連泊民だから。

八丁の湯の送迎バスって、加仁湯の目の前を通るんですよね。なので存じております、加仁湯の場所を。しかもメッチャ近くて一本道です。

道すがら写真を撮っておりました。
ゆっくり写真を撮りながら歩いて7分くらい。近いです。

加仁湯 (visited Sep. 2026)
住所:日光市川俣871

本館正面のフェイスが可愛いらしくて好きです。
手前にある青白い濁り湯が張ってある足湯が気持ちよさそうです。

館内に入り、如何にも昭和チックなフロントでチェックインを済ませ、部屋に向かいます。 廊下は少し薄暗く、年季の入った室内は鄙びた匂いが篭っていました。交通アクセスが著しく制限された山奥で頑張ってるなとは思うんですが、八丁の湯の異次元なラグジュアリー感を目の当たりにしたばかりのボクにはマイナスの刺激が強すぎました。 加仁湯の部屋は想定の範囲内ではあったんですが、八丁の湯がボクの想定を上振れしまくっていて、加仁湯to八丁の湯連泊民にしておけば良かったと正直後悔しました。
しかし、温泉宿の本分は泉質です。気を取り直して攻めて参りましょう。加仁湯には5本の源泉と多くの露天風呂があるのだから。

第二露天風呂が掃除中だったので、他の露天風呂から切り込みました。

ところで、加仁湯は風呂場がいっぱいあって、ちょっと混乱します。なので、ここでちょっと整理しておきましょう。
加仁湯のお風呂場は次の通りです↓

第1露天風呂(女性専用)、第2露天風呂、第3露天風呂、利き湯 ロマンの湯、カモシカの湯、内湯、貸切露天風呂。

で、これが順番に並んでいる訳ではなく散らばっているので戸惑います。
まず、加仁湯は本館、積善館、あすなろ館の三館から成っています。エントランスのある本館を抜けると積善館、またその奥にはあすなろ館が配置されています。 
第一露天風呂と第三露天風呂は、あすなろ館の奥にあり、あすなろ館と積善館の間にロマンの湯、第二露天風呂、カモシカの湯、貸切露天風呂へと通じる入口があります。
そして内湯は、積善館の1階です。

さて、風呂の場所が分かったところでボクがいの一番のターゲットに定めたのが第三露天風呂です。
加仁湯で一番広いお風呂で、火薬と硫黄香の白濁の湯に萌えます。
で、驚いたのが、お風呂の底がヌルヌルしていること(マジで滑る)。
源泉の供給は多分二箇所。両方とも空気に触れないように注ぎ込まれています。
それから、場所(源泉投入位置からの距離)によってお湯の硬さや趣きが異なりますね。
第三露天風呂に浸かって心が上向いてきました。
続けてロマンの湯に向かいます。
すると、ロマンの湯の入口の横に飲泉所を見つけました。
加仁湯が持つ5本の自家源泉の一つ、黄金の湯の飲泉所です。
早速、飲んでみました。実飲。
紙コップに注ぐと濃厚な硫黄の香りも数秒後には一気に退行し、硫黄香がやんわり残るマイルドな味わい。
コップに注いで即座に飲むと、なんとも複雑玄妙で濃厚な味わい。このイメディアリーな味変は感動的。
有香成分が軽沸点or気体か、酸化されてるのかしら。知らんけど。
なんか、とっても不思議な体験をしました。

飲泉したことだし、次は入泉しますか。
加仁湯の5本の自家源泉(泉質は4種類)を、それぞれを1人がやっと入れる程度の小さな浴槽に入れて利き分けようという趣向なのが昭和的ネーミング丸出しのロマンの湯です。
源泉は、奥鬼怒4号、黄金の湯、岩の湯、ガケの湯、たけの湯No.2の五つ。
奥鬼怒4号と黄金の湯は熱過ぎてパス(水道からホースが伸びていて、水を加えても冷却が全然追いつかない)。
岩の湯とガケの湯はいい湯加減でした。
たけの湯No. 2は硫黄を含まない透明のお湯で、この源泉だけ割れた木桶の注がれていて、湯が1/3程度しか溜まらず、いささか興醒めでした(お湯が貯まらないので入ってない)。
岩の湯とガケの湯は少しスッキリめの肌触りで、ガケの湯の方が硫黄感リッチな印象。
ロマンの湯の浴槽前の床はヌルヌルだったけど、浴槽はヌルヌルしてなかったです。
2/5しか利けなくて、いささか欲求不満でした。

続いて内湯に行っときますか。
内湯は湯の流れが穏やかだからか、固形物がうっすら堆積していました。
内湯の底はヌルヌルしてなかったです。

内湯から上がると、なんやかんやと夕食の時間です。

-加仁湯の夕食-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
岩魚の天麩羅は冷たくなってる上に味が付いてないんで、お塩を貰って食べました。身に力が無くて美味しくないですね。
対照的に、付け合わせのピリ辛の牛蒡はゴリゴリ食感としっかりした香味で美味しかったです。

-生ビール (700 JPY)-

(多分)アミタケの煮物(水煮?)は、茸の風味がちゃんとあってまあまあ美味しい。

わらぴはフニャフニャで味に締まりもなくて残念テイスト。

サーモンのお刺身は、水っぽくていただけない。
生湯葉は普通に美味しいです。

煮物類は、巻き湯葉が味わい深くて美味いですね。
椎茸と白滝はまあまあ。

日本酒 (600 JPY)
多分、國権のにごり酒。
にごり酒に間違いなしキリッ。

梅の粕漬けとかの漬物系は手堅い味。

湯豆腐は普通に美味しい。

鍋はなんかわざとらしい味で、ぶっちゃけ全然美味しくない。

なぜかグラタンが作り立てで提供されるんだけけど、力入れるのそこ?というツッコミを心の中で入れました(普通に美味しかった。気付かなかっただけで、地の食材てんこ盛りだったんやろか)。

昨晩の八丁の湯の夕食が気持ち良すぎてアレなんですが、立地を考えた加仁湯さんも頑張ってる方だなと思いました。

加仁湯は風呂が沢山あるんで夕食後もガンガン攻めようと思っていたんですが、また寝落ちしてしまいました。。。。。シクシク涙orz.....
年取って体力落ちたんやろか。何はともあれ、歳はとりたくないもんです。
そして、絶対朝風呂でリベンジしてやるんだからっ!

つづく.....