2026年9月24日木曜日

箱根底倉温泉 2025:箱根つたや旅館 (二泊三日) その2

箱根つたや旅館に宿泊して二日目の朝です。
起き掛けに、箱根底倉のお湯をガッツリいただいてきました( 二時間超)。
実質貸切状態タイムが長かったので、色々と堪能できました(1人カラオケもキメてやったです)。
源泉の温度は70℃なんですが、湯船は41℃未満に調整されています。
最初は、いくらでも浸かってられるジャンって思ったんですが、やっぱ熱がしっかり体に入りますね。
湯は少し肌に引っかかりつつ、お湯の中に蕩けて消えそうになる感覚に襲われる至福の温泉と思いました。正に、源泉掛け流し至上主義。

とまあ、早起きしたとはいえ、二時間以上も風呂に入ってたので、腹が空きました。
そして、ここは素泊まり一本の旅館。
でも、安心してください。ちゃんと準備してますから。

-炙り金目鯛と小味押寿司 (1,580 JPY)-
朝ごはんは、昨晩、小田原駅で買った押寿司です。消費期限二時間過ぎちゃいましたが、自己責任で食べました。押し寿司好きなんですよね。
この駅弁は箱根湯本駅で一番人気のようです。

食後の珈琲タイムです。豆は旅館で用意してあったものです。
久しぶりにコーヒー豆をミルで挽いてドリップコーヒーを淹れました(いつもは電動ミルで挽いて、直火式エスプレッソメーカーで点ててる)。
マンダムな一時を堪能しました。

朝食も珈琲も共用スペースのラウンジでいただいたんですが、これがその噂のラウンジです↓
このラウンジ、凄く居心地がいいんですよね。

さて、朝食が済んで少しまったりしたら、食後の底倉の湯の時間です。
この日は生憎の雨だったんですが、天気が悪くてもお構いなしで楽しめるアクティビティが温泉なのです。
しかも、しかもですよ、外国人(男性)がたくさん宿泊してるはずなのに、温泉に繰り出してくる人はちょっとしかいないことに加えて凄くお行儀がいい。これは、温泉パラダイスのエンペラー・タイムです。
もう、ほぼほぼ、箱根底倉の湯はオレのモノ状態でした。長湯してるのオレだけだし。
と、こんな感じで長風呂していたら、お昼の時間になっておりました。
秀吉の時代から続く由緒正しく極上な温泉を手中に収めたボクは、雨の中でも上機嫌でピックアップしておいたお店に向かいました。

マダムスン (箱根町宮ノ下, visited Oct. 2025)
住所:足柄下郡箱根町宮ノ下368




-生ビール (アサヒプレミアム熟撰グラス) (700 JPY)-






-チゲセット (1,400 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
韓国のみそチゲ・ご飯・キムチ・ナムル・のりのセット。チゲは濃いめの味噌味。ホント、甘めの味噌リッチで、豆感もあったかも知れません。
具は、シメジ、浅蜊、海老、豆腐、大根、玉葱。具沢山です。
野菜、特に大根が味染み染みでこれは好き。
メインのチゲは味が結構塩っぱいのと純粋にボクに好みじゃなかったんですが、丁寧に調理してるんじゃないでしょうか。
と言うのも、セット品が美味い。特にナムルとのり。
ナムルは全体的にフレッシュ感が伝わってきて、塩味と胡麻油が丁度いい塩梅。特に、ぜんまいが絶品。甘くマイルドな山菜感としなやかな歯触り舌触りは、先日竹やぶ箱根店で食べたぜんまいに引けをとりません。
のりは、ウェット感かつ生感があって、自然な甘味と塗布された油のコンボが凄くいいと思いました。
キムチは、甘さ控えめのスレンダー系で、中程度の酸味と辛味。嫌いじゃないです。

マダムスン。この名前に惚れました。チゲはボク的にドストライクな味じゃなかったけど、また宮ノ下を訪れた際は他のメニューを試してみたいと思いました。

この後、フードショップを梯子して明日の朝食をピックアップして宿へと戻りました。
食後の箱根底倉の湯を楽しむために。
今度は露天風呂をガッツリいただきました。やっぱり、露天は開放感があって気持ちいいですね。 

つたや旅館さんは簡素なサービスながらも、新しくてセンスが良くクリンリネスに富んだ施設で、温泉も素晴らしく(しかもニアリー貸切状態)、ボク的には非常に満足しているんですが、素泊まり一本ゆえに食事の確保は自己責任でなんとかしなければならないわけで、それが唯一の悩みの種となります。つまり、今夜の夕飯はどうしようか?と。
でも、安心してください。予約しておきましたから。

いろり家 (箱根町宮ノ下, visited Oct. 2025)
住所:足柄下郡箱根町宮ノ下296

-お通し (500 JPY)-
-RATING- 
-REVIEW-
鯵の叩き。
適度に軟らかくて優しさのある膨よかな旨味。
鯵の滋味がしっかり伝わってきて美味しいです。


-松みどり 純米<冷酒> 1合 (900 JPY)-
-RATING- ★☆
-REVIEW-
いかにも淡麗辛口の日本酒っ感じの匂い。
酸味・甘味から淡麗になって行く。



-黒豆の枝豆 (780 JPY)-
-RATING-
-REVIEW-
茹でたてなんで、枝豆独特のグリーンな香りが堪りませんね。
塩は振ってないか、振ってても極少量じゃないでしょうか(茹でる時に入れたものかも)。
豆の甘味、旨味が直接伝わってきてとてもいいです。
やっぱ、冷めるとイマイチだけど、味が濃いような気がしました。 


-箱根街道<熱燗> 1合 (700 JPY)-
-RATING-
-REVIEW-
甘味。
普通に熱燗ですね。




-アワビ丼 (2,200 JPY)-
-RATING-
-REVIEW-
 アワビ丼とお新香、温泉卵、味噌汁のセット。
アワビ丼から薫るバターがとってもいい匂い。メインの鮑はというと、、、ボク、鮑の刺身は好きだけど、火を通したのはそんなに好きじゃないの忘れてました。だって、蒲鉾チックな味と食感になるじゃないですか。
しかし、鮮やかな緑色の鮑の肝(のソース)は初めて食べたんですが感動的でした。マイルドで綺麗な滋味深い味わいが美味です。食感も肝感がちゃんとあって、軟らかい舌触りで、速攻好物になりました。
ご飯は赤米も加えてるんでしょうか、控えめに纏った赤みが綺麗で目を楽しませてくれます。それから、ご飯の粒感をしっかり感じられて上手に炊けているなと思いました。
総じて、これはアワビ丼じゃなくて、アワビの”キモ”丼だなって思いました。 アワビ丼として50点。キモ丼として95点な感じ。

-足柄牛のコロッケ (2個) (880 JPY)-
-RATING-
-REVIEW-
油の焦げ臭や苦味が僅かに気になりますが、基本、こんがりきつね色に揚がってて美味しいです。
サクサクの外側と、内側のねっとりしたポテトのマッシュ感のコントラストが良いですね。
足柄牛は注意しないと見逃しそうな小っちゃい粒(挽肉?)が入っていて、これがどれくらい足柄牛感に寄与しているのか、ボクの脆弱な味覚ではよく分かりませんでした。
コロッケとしては、美味しかったです。




-生ビール 中 (660 JPY)-











最初から狙ってた訳じゃないんですが、孤独にグルメ Season 4の第3話「神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼」の聖地巡礼になりました(つたや旅館の着いてから、色々検索してたら気付いた)。
この日の営業は人が足りてないようで、ホールと厨房の人のギズギズ感が丸わかりで(厨房の人が全く隠そうとしない)、久し振りに嫌な気持ちでご飯を食べました。
さながら、原作の孤独のグルメ(漫画)の第12話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチの気持ちになりました。
あと、苛立って調理しても、劇的に不味くなることってないんだなって思いました。考えてみれば当たり前で、一番重要な素材の質は変わらないし、調理テクもゼロになるわけじゃなく、一定レベルは担保されるでしょうし。
番組放送当時は大女将と若女将の二人で切り盛りしているって言ってましたが、現在は違うようですね。
五郎さん(松重豊さん)は、アワビ丼と迷った末、足柄牛のステーキ丼をセレクトして「やはりご飯は、この島国の食の御神体だ」と宣っているんですが、アワビ丼を食べたボクも同じこと感じました。
食事の後は、嫌な気持ちを振り払う意味も込めて、夜の宮ノ下を散歩(ナイトウォーク)がてら宿に戻りました。
宮ノ下は細道も明るかったです。
(勿論この後、箱根底倉の湯を頂いたのは言うまでもありません)

つづく.....

2026年9月23日水曜日

箱根底倉温泉 2025:箱根つたや旅館 (二泊三日) その1

昨年(2025年)の秋、二週間前に芦ノ湖に行ったばかりだというのに、またまた箱根エリアに行って参りました(箱根好きすぎだろ)。しかも二泊三日です。
宿泊先は、宮ノ下にある箱根つたや旅館さんです。それでは、宮ノ下に至る道程から読んでください。

出発は金曜日。午前中は仕事をして午後半休をとりました。で、直ぐ箱根に旅立ったかというと、そうではなくて、まず南野陽子さんのイベントに向かいました。
南野陽子DAYS「NANNO's friends! Singing, Talking and Acting!」です。

南野陽子さんの歌あり踊りありのトークイベントなんですが、南野陽子さん、メッチャ美しかった。そして、笑顔がSo Cute!
いしだあゆみ風ブルーライト・ヨコハマとかいただいたし、マジで現役スーパー・アイドルだったです。纏ってるオーラが違う。
スケバン刑事は圧倒的にナンノ派だったんで、感無量でした。
あと、ボクより年配でしっかりした格好の紳士がペンライト振っててビビりました。

と、このようにレジェンド南野陽子さんのイベントを楽しんでいたら、あっという間に夕方です。ということで、ここから箱根に急ぎます。

まず、最寄りの有楽町駅に向かい山手線に乗り込み東京駅へ。東京駅では、相変わらず激混みしている東海道新幹線周りをスマートEXを駆使して華麗にスルー。結果、見事新幹線の安住のシートを獲得しました(勝利!)。

続いて、小田原で箱根登山線に乗り換え箱根湯本へ。
箱根湯本は呪泉郷だったんでしょうか?
さらに強羅行きに乗り換えます。
夜。雨の箱根登山線もなかなか乙なもんですね。

スイッチバックナイト@大平台駅。

宮ノ下駅に到着しました。
無人駅なんですが、ちゃんとSuica(とかの交通系IC)が使えます。

ここは温泉地。時刻はもう遅い。そして、ボクのお腹はペコペコ。宿は素泊まり。
まさかの夕食難民?
安心してください。宮ノ下には遅くまで営業してる飲食店がありますからキリッ。 

森メシ (箱根町宮ノ下, visited Oct. 2025)
住所:足柄下郡箱根町宮ノ下404-13

-お通し (550 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
小松菜の煮浸し。
シャッキリ感がしっかり残っている小松菜と優しい味のお出汁のコンボが美味い。
ホント、美味しい。お代わりしたくなるほどマジ美味しかったです。

-秋とんぼ 生もと純米酒 山田錦 1合 (180 ml) (1,210 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
海老名の地酒。
淡麗辛口からのシャイな酸味、次いで奥ゆかしい甘味、さらにその奥から優しい米の旨みを感じる。
結構気に入った。


-箱根おでん おまかせ三品盛り (950 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
大根、厚揚げ、鶏つくねの三種に加えて、鶏かわ串をサービスしてもらいました。
煮干しと宗田鰹でとったというお出汁がとっても優しい味で、旨みも深い。このお出汁をたっぷり吸い込んだ大根は、いい感じにヤワヤワで凄く美味しい。
トップに載った田楽味噌は味変要員。あと、別の器で供される山葵味噌もいいです。単独で舐めると味噌感が強いマイルドな味噌ですが、大根につけて食べるとマイルドな辛子ライクなテイストになったような気がしました。
厚揚げは、外側の揚がった部分の口当たりがホント軟らかい。そして内部はプリッ・トロっとした滑らかさでコク深い味わい。薬味(葱、生姜)とも良く合う。地元のお豆腐屋さんの厚揚げだっいうけど、ちょっとビックリするほど旨かったです。
鶏つくねは、軟らかく擦り潰れる食感で優しい旨味。そこはかとなく漂う生姜様の清涼感のある薬味の味が心憎いですね。
鶏かわ串は、モツの煮込みにも似たトロトロ食感で、清純な味わいに加えて脂もいい感じに残っていて美味いです。
あと、おまかせ三品のセレクトに、お店の誠意を感じました。


-骨せんべい (300 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
サクサクで、フィッシーな味が濃くて美味しいです。
適度に纏った油が美味さに拍車を掛けますね。
それから、塩味強めで酒が進む。

-お酒のおでんだし割り (780 JPY)-
-RATING-
-REVIEW-
優しい味の極上お出汁で割った酒に間違いがあるわけがないと考えて注文したんですが、これだけは間違ってました。
そもそも、何故真っ黒?色から想起される通り、かなり塩っぱい。相当塩っぱい。さっき食ったおでんの出汁と全然違うんだが。。。。。
もう塩っぱくて無理だったんで、熱燗一合追加して薄めながら飲んだんですが、それでも塩っぱい。
お腹痛くて割り材間違えたんか?


-松みどり(1,000 JPY)-
-RATING- 
-REVIEW-
燗をつけてもらう。
ファーストインプレッションは、甘いねぇ。
で、そこから辛さ。 
普通に美味しいですね。 
燗上がりするタイプだと思う。



-すくい豆腐の冷奴 (650 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
プルンとしたファーストコンタクト。滑らかな舌触り。
お豆の豊潤な濃ゆい味わい。
無茶苦茶美味いんですが。
これも地元のお豆腐屋さんの冷奴っていうことなんですが、惚れました。

森メシさんは駅チカ(ほぼほぼ目の前にある)で、ボク的には凄く助かりました。
料理も美味しいし(おでんだし割り以外)、また行きたいお店になりました。

お腹も満たされたことだし、ナイトウォークがてら宿へと向かいますか。

駅(森メシ)から坂を下り、有名な富士屋ホテルの前を通り、宮ノ下箱根神社のほぼほぼ対面に目的のつたや旅館の入り口があります(宮ノ下の夜は明るかったです)。

箱根つたや旅館 (visited Oct. 2025)
住所:足柄下郡箱根町底倉240-1
(着いたときは暗かったんで、写真は翌日撮ったものです)

初めて見たとき驚いたんですが、入り口だけちょこんとあるんですよね。
で、暖簾をくぐると階段があって下っていきます。底倉というだけあって建物が谷底を流れる蛇骨川に面して建ってるんです。

つたや旅館は天保13年(1842年)にはその営業が確認されている歴史のある湯宿なんですが、旅館再生のリノベーションした現在は、主に外国人観光客向けのゲストハウスとなっています(体感では9割以上外国人客と感じました)。そのため、食事の提供の無い素泊まり一本で、部屋はドミトリースタイルのキャビンタイプが主力です。
とまあ、寝室は簡素なんですが施設全体が新しく清潔で、共用で使えるキッチンや冷蔵庫が揃ったラウンジの充実振りと、広々としたエレガントな浴場には目を見張るものがあります。
気になる温泉は、江戸時代から続く箱根七湯の一つ「底倉」の源泉を引いていて、あの豊臣秀吉が小田原攻めの際に掘らせたという逸話のある温泉です。漫画「花の慶次」では、豊臣秀吉、前田慶次、伊達政宗、真田幸村、直江兼続、奥村助右衛門が一緒に風呂に浸かっている場面が描写されています(多分、これが太閤風呂)。
それから、ドミトリースタイルということもあってか、昭和レジーム丸出しの小汚いオッサンが全くいないのもいいです。

ハイ。エントランスでチェックインして部屋に案内されキャビンで荷物を整えた後、夜も更けてきたしやることは一つ。秀吉も浸かったっていう箱根底倉の湯を味わってやろうじゃないの。

うん。湯の当たりが至福の滑らかさですね。ほんのちょっとだけ硫黄の匂いがしたかも知れません。正に、源泉掛け流し至上主義。

そして、お約束の湯上がりの一杯いただきました。
午前は仕事して、南野陽子さんのイベント行って、箱根まで移動して、腹も満たされ、湯でさっぱりして、ビールでほろ酔いですよ。
おやすみなさい。

つづく.....