とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Thursday, January 4, 2018

Kiri_Colle (キリコレ)

ども、チバラキ在住のラーメン大好きコンキチです。
さて、チバラキ周辺地域で最近人口が激増中の流山市におよそ1年ほど前にニューウェーブ系のラーメン屋さんができました。その名は、

The Noodles & Saloon Kiriya


"Saloon"という立ち位置にこだわりを感じます。実際、ラーメンのクオリティーは高く、チャレンジングなラーメンを繰り出してきます。特筆すべきは、過去に食べた同じ名前のラーメンが必ずしも同じテイストではないということ。これは、腕が悪くて味がブレブレというわけではなく、raw materialの種類や配合を変化させることによって新たな味の境地を開拓する姿勢から来るものです。普通のラーメン屋でもマイナーチェンジはあるけれど、KiriYaではその頻度が多いです。そして、こうしたテイストの変更や限定ラーメンの情報は主にtwitterで告知され(twitter based promotion)、顧客との信頼関係を醸成しているとボクは感じています。こうしたラーメンに対する試みは正にチャレンジングであり、ボクは好きです。なので、ざっくり二週間に一度くらいのペースで通っています。近頃、その実力が世間に周知されてきて、以前よりもお客の入りが増えたためか、混んできて(悔しいけど)ちょっと並びます。

ということで、ボクがこれまで食べてきたKiriyaのラーメンをキリコレ (Kiri_Colle)と題してメモ(Review)してみようと思います。以下、Reviewです↓


entry 01
-らぁ麺 ramen 2017/01 (700 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
麺は平打ちの太縮れ麺。っていうか捻れてる。弾力に富み、コシが強いがキックはほどほどで食べやすい。そして、麺自体がかなり旨い。
スープは節系(魚介っていうか魚)の香りが一閃。表面にはうっすらと液体ではない脂(多分、ラード)の膜が張っている豚骨テイスト。マイルドでコク深く、嫌な匂いが全くない。脂の良い味がする。塩味はけっこう控えめだけど、物足りない感じはしない。
具は、メンマ、焼豚、カイワレ、葱、海苔、緑の物体。スープとは対照的に、メンマと焼豚は(塩味が)濃いめの味付け。メンマは柔らかく、濃くて深い味ながら上品さを感じる。焼豚はsolidで、肉々しさがあって好み(肉の旨味を感じる)。食べ進むうちに、海苔の香味がスープに染み出し、味に奥行きを与える。
かなりレベルの高いラーメンと思いました(オレって、基本、太麺はあまり好きじゃないんだけど、この太麺は旨い!)

entry 02
-油そば abrasoba 並盛 200 g 2017/01 (600 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
麺は、多分、『らぁ麺』と同じ平打ちの太縮れ(捻れ)麺で、旨い味。油そばなので、良く掻き混ぜるわけなんですが、そうすると、この麺がoilでcoatされる。で、その麺に付与されたoilyさが良いです。それにつけても、この麺はホント旨いね。優しい小麦の味がします。
醤油ダレ(塩ダレ?白醤油使ってるのか?)は白く、ちょとしょっぱめだけど、太麺に合う。
具は、メンマ、カイワレ、葱、海苔、焼豚。
あと、油そばには辣油、胡椒、醤油ダレ(黒い)のカスターのセットが付いてくるので、それも試してみる。はじめはプレーンで食べて、その後、胡椒、辣油、醤油ダレをそれぞれ少しづつ振り掛けて食べ進めてみる。
辣油は胡麻油の香ばしい香りとピリッとした辛さがしてとっても良いアクセントになる(これが一番好き)。胡椒も美味しい。そして、胡椒と辣油のコンボもGOOD!醤油ダレは美味しいけどしょっぱくなり過ぎ。
完成度高く、具と調味料による味のバリエーションにも富んでかなり旨い。


entry 03
-swallowらぁ麺 2017/02 (800 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
燕三条系背脂ラーメン(だからswallow?)。
上品で優しいお醤油の香りの上に、背脂由来であろうか?コク深い香りと胡椒のspicy noteが少々。
背脂がスープの表面にふんだん。プルプルした食感で仄かに甘く、スープの味に奥行きを付与しているように思う。背脂は確かに脂なんだけど(当たり前だけど)、ギトギトしておらず、割とあっさりした脂。
麺(平打ち太縮れ麺)は豚骨醤油魚介のスープに良く合う。
具は、焼豚、メンマ、岩海苔、刻み玉葱。刻み玉葱の上には粗挽きの黒胡椒。黒胡椒が香り高い。玉葱のシャキシャキ感が心地良く、清涼感を付与。黒胡椒と、岩海苔の濃厚な磯の香りがスープの良いアクセントになっていて良い。
かなりレベル高い。

entry 04
-devil 2017/03 (850 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
麺は上述した平打ち太縮れ麺。スープの色は黒緑。表面に膜が張っている。はっきりいって見た目のインパクトが凄い。
濃厚な海苔の香りと濃密な魚介の香り(ただの節だけの匂いではない)は、bodyの強烈さを想起させる匂い。 
スープには、はっきりと粘度を感じる。魚介tasteは濃蜜だけど、塩辛かったりするわけではないので、ハードな見た目とは裏腹にけっこう食べやすい。自慢の麺との相性も良い。あと、tailに少し苦味を感じる(これがまた良し)。
具の一番目立つ葉っぱはサニーレタス様(赤からし水菜らしい)。玉葱のシャキシャキした食感と味が濃厚魚介スープの箸休めにbest match!口の中がrefreshされる。で、焼豚の下には水菜(赤からし水菜?)の茎と柚子皮が仕込まれている。水菜の茎はけっこう辛いんだけど、これが良い。あと、焼豚をつまみあげたところで、顔を出した柚子皮から発する柚子の香りがフワっと漂うんだけど、この仕掛けが心憎い。玉葱の上に振り掛けられている赤い粉は殆ど辛くない(んだけど、何これ?)。
それから、スープの底に黒い粒が残るんだけど、これはイカスミだとか。
お店の紹介文によると、「conc.の烏賊風味。少しビターな仕上がり」だそうです。
いと旨し!

entry 05
-squid conc. 2017/06 (850 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
濃厚烏賊煮干ラーメンでdevilのイカ墨抜きバージョンらしいです。
拡散性は高くないが、烏賊の濃密なbodyを感じさせる香り。実際スープはfull bodyだ。
麺は細めのストレート。あまり自己主張する味ではないが、弾力に富むしなやかな食感で、穏やかなbodyの太さで上品な隠者を想わせる味が心憎い。
スープは濃厚な魚介で、烏賊のフレーバーが凄い。重ための舌触りでフィニッシュには苦味まで感じるほど濃蜜で、かなり塩辛い(ボク的にはギリギリ許容範囲の塩辛さ)。
そして、麺とスープがBest Match!。とっても旨い。強いbodyでシックな味わいの麺に、塩気の強い濃厚スープがとても良く合う。
具は、海苔、玉葱、(多分)パクチー、チャーシュー。海苔は磯の香味をup↑させ、玉葱は塩気が強い濃厚スープに対するアクセントとして最適。(多分)パクチーの当たり負けしない強い香味もバランスがとれて合っている。
そして、最も秀逸なのがチャーシュー。しっとりした食感とfresh感とあっさりしたtasteでシックな旨味を醸し出していて、スープとも合う(多分、脂ぎっていないのが魚介とマッチするのかも)。
魚喰いの日本人仕様のラーメン。はっきり言って、ハマったかも。

entry 06
-潮らぁ麺 2017/07 (750 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
貝柱や昆布をふんだんに使用した特製塩ダレらぁ麺。麺は国産小麦「ゆめちから」を使用。
シンプルなフェイスとは裏腹に濃蜜なtaste。超濃厚な複数の魚介の味がする。旨味たっぷりのスープが舌に絡みついてくる。
麺は細めのストレート。歯触り、噛み心地といった食感が良い。味は控えめながら異味は無く、仄かな甘みを感じる。そして、濃密スープの味をしっかり引き立てる芯の太さも感じる。
具は、カイワレ、白髪ネギ、海苔、大葉を刻んだようなもの、メンマ、チャーシュー。
メンマは一端が少し硬めで、もう一端が柔らかく、両者のコントラストが面白い。
あと、相変わらずチャーシューは絶品。柔らかく弾力に富み、しっかりとした淡白な味わい。しっとりとした食感でレア感もあり本当に旨い。
ボクの中の既存の"塩ラーメン"の概念を覆す、ちょっとしょっぱいけど、もの凄く旨いラーメンに仕上がっています。

entry 07
-肉3種盛りあわせ (ローストビーフ・ローストポーク・手羽先) (550 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
ローストビーフは、僅かに胡椒の香りがして、普通に旨い。
ローストポークは、ソリッドでしっかりした食感。淡白で生ハムに似たニュアンス。この3種類の中で一番好き。
手羽先は、皮がプルンプルンで、中の身は柔らかく少し甘めの味付けで普通に旨い。
玉葱の甘いソースは思ったより薄味でキツ過ぎなくて良い。薬味のカイワレと葱が嬉しい。
一皿で3種類のバリエーションが楽しめて、お得。お酒のおつまみに最高と思います。

entry 08
-冷やし中華 (しょうゆ) 2017/07 (750 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
麺は"平打ちの太縮れ麺"で、全然"冷やし中華"らしくない。これで大丈夫か?と思ったけど、けっこうキツめのタレに当たり負けしてなくてなかなかいい感じ。
それから、具が美味しい。はっきり言って、こだわりを感じる。普通の冷やし中華の具と言えば、トマト、もやし、わかめ、ハム、錦糸卵、胡瓜といったところだと思うんだけど、Kiriyaのそれは、胡瓜、プチトマト、カイワレ、葱、メンマ、岩海苔に絶品チャーシューです。プチトマトは甘くjuicyでとってもfreshで100% fruit taste。岩海苔はdryの状態で食べてよし、タレに浸して食べて良し。
タレはけっこうドギツイんだけど、その中にマイルドさもあるような気がします。

entry 09
-流山noodles 「sweet basil noodles」2017/07 (850 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
レインボーファミリー農園の「白なす」と、小倉ベーカリー(Kiriyaの近所のパン屋さん)の「ジェノベーゼラスク」を使用したフレッシュバジル麺。
自慢の太麺にバジルソース、その上にラスク、白なす、チャーシュー、玉葱が載ったスープオフ。よく混ぜていただく。パスタなのかラーメンなのか分からない魅惑のニューウェーブ100%ラーメン。モチモチの太麺にとってもoilyなバジルソースがよく合う。玉葱は甘くシャキシャキで瑞々しく、ソースの油の重さを軽減する。そして、白なすと油の最小も思った通り相性バッチリ。ラスクはサクサクした食感がアクセントとなり、加えてsweet、salty、fatty感を付与する。oily+fattyで味に深みが出る。全体的にちょっとoilyが過ぎる気もするが、間違いなく旨い。

entry 10
-Niboshiらぁ麺 2017/07 (800 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
濃厚豚骨煮干らあ麺。平子煮干&青口。
強力な魚の風味と豚骨の澄んだbodyの強さにスープは、まさに"濃厚豚骨清湯煮干"。"澄"と"濃"の融合したスープで、軽く苦味を感じる。
麺はしなやかで弾力に富む細麺で、食感がとっても良くてとても旨い。麺に絡んだスープの香り立ちが良い。
具は、風味豊かな海苔、安定の旨さのチャーシュー、甘くfreshで瑞々しい玉葱、甘く薫る柚子皮で、全てがパーフェクトに旨い。

entry 11
-red_swallowらぁ麺 2017/09 (850 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
胡椒のspicyな香りが一閃。見れば、topに胡椒がふんだんに振りかけられている。スープは、品の良い豚骨醤油がベースなんじゃないかと思うけど、その風味の大半が唐辛子の辛さでマスクされているように感じる。表層には、シックで良質なoilyさと比較的辛さが抑えられた唐辛子の風味がしっかり残る辣油がたっぷり。この上品な辛オイリーさは好みだけど、この辛さがラーメン全体のバランスを崩しているように感じる。辛さと背脂との相性はそう悪くはないと思ったけど、スープとの相性は相当悪いのでは(辛さがせっかくのスープと麺の繊細な旨さを掻き消しているように思う)?
具は、メンマと安定の旨さの二種類のチャーシュー、挽肉(ニンニクで炒めているらしい)、フレッシュな玉葱。
各パーツが旨いだけに、個人的に"辛さ"だけが残念。

entry 12
-醤油らぁ麺 (700 JPY) & 和え玉 (200 JPY) のコンボ 2017/10-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
醤油らぁ麺」は多分entry 01の「らぁ麺」と基本同じ仕様だと思う。
魚の節系の香り匂い立つ。mildな清湯豚骨醤油は、マイルドながらbodyの強さを感じさせ、口の中で魚介の節系の香味がはじける。太麺、スープ、具、全てが安定の旨さ。
和え玉は中細ストレートで、太麺よりも穀物を想起させる味わいが強く、powdery感を感じる。自己主張し過ぎない程度の豊なキックのコシとしなやかな食感。
何も付けずに食べると、ちょっと冷麦っぽいtaste。これを醤油ダレ、油、魚粉とよく混ぜて食べると、スペクタクルな味に変貌を遂げる(個人的に、麺にoilを纏わせるのがキモなんじゃないかと思う。oilが触媒的の作用している気がする)。魚粉は風味づけにとってもよい。それから、醤油ダレはシャープな味。具の刻みチャーシューがこれまた旨い。チャーシューは細かくカットされているので、麺(和え玉)と一緒に食べやすい。
そのまま食べて良し。醤油らぁ麺 の替え玉として良し。かなりキテます。
あと、醤油らぁ麺の麺はデフォルト(何も言わないと)は太麺なので、和え玉とコンボすると、「太麺→細麺」のコントラストを味わえて楽しいです。

entry 13
-Kiri_Soba 潮 2017/10 (800 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
Kiriya史上。3作目となる「Kiri_Soba」。丸鶏、鶏ガラ、豚骨、本鰹枯節、鯖節、野菜など十数種の素材をじっくり煮込んだアッサリらぁ麺。
コンソメライクな柔らかい良い香りがふんわり。スープはコンソメ様の"洋"テイストを匂わせながら"和"テイストもしっかり。アッサリながらも重層感のある膨らみのある優しい味。色も綺麗で、味も綺麗な和的コンソメスープに仕上がっていると思いました。
麺は小麦の穀物由来の味がしっかり出ている中細ストレート。しなやかな食感と心地良い歯切れの良さで◎。
麺とスープの相性は抜群。麺がしっかりとスープを運んできてくれる。
具は、チャーシュー(いつもの2種)、葱、メンマ、カイワレとシンプルながらクオリティーは高い。
あと、焦がし玉葱の小片(だと思う)が良い味出してる。
洗練に極みのラーメンと思いました。

entry 14
-Niboshi_Soba (800 JPY) + 味付きうずらの卵 (100 JPY)トッピング 2017/11-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
アッサリ豚骨ベースの半濁り煮干しらぁ麺。
大量の煮干を使用している為、スープ自体に塩味、苦味があるという一品。煮干は、伊吹いりこ×九十九里青口を使用。白醤油柚子入りで少しだけ上品な仕様だそうです。
迸る濃蜜な煮干しの香りは、眼前に煮干しの画が浮かぶほどの勢いで、その強烈な匂いの中から清純な柚子の香りが立ち昇る(この演出は心憎い)。この煮干しの魚くささ(好ましい魚くささ)と柚子の香りの相性が抜群で、日本人には堪らないコラボレーション。スープのtasteは、あっさりしつつも芯の通った豚骨の香味の上にエグいほど濃厚な煮干しの香味が被さる。矛盾した表現だけど、そのエグ味は澄み切っていてとてもコク深く、とんでもなく旨味richなスープに仕上がっている。
中細ストレートの麺はしなやかで歯切れ良く、スープをしっかりと口の中に運んでくれる。
具もいつも通りの平常運転で鉄板の旨さ。濃蜜スープにすっきりした味わいの玉葱が映える。蠱惑的な旨さのラーメン。
トッピングした味付きうずらの卵は、味はいいんだけど、塩辛すぎ (白飯には最高の飯の友だと思う)。特に、Niboshi_Sobaは塩味多く感じるので相性が悪い。うずらに卵特有にキメ細かい食感は◯。

entry 15
-中華_Soba (700 JY) 2017/11-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
豚骨を主体に鯖節、イワシ煮干、香味野菜などをじっくり煮込んだ中華そば。後味に和風出汁の余韻の残る東京トラディショナルな雰囲気の味わいだとか。
やんわり立ち昇る節系の香り。とてもあっさりしたお醤油のスープ。あっさりで淡いながらもコク深い。そのコクは、"あっさり"に適したコクで、あっさり感を損なっていないのが良い。
Kiriya自慢の細麺(中細)はツルシコで、プツッという歯切れの良さがとても心地良く、そのtasteは、あまり自己主張し過ぎない穏やかな穀物の味わいで良い。
どこかノスタルジックな、そして新風を感じさせる秀作。とっても優しいあじだよ。

entry 16
-ガリマヨ (ニンニクマユネーズ味) (300 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
Kiriyaの近所にある小倉ベーカリーさんのおつまみラスク。
思った通りの絶品taste。ニンニクとバターの香ばしい香り。
口の中の放り込むと、ニンニクの香味が広がって、食欲を掻き立てられる。塩味は強めで、おつまみとしてgood!SALT, SUGAR, FATの黄金律を具現化した一品。
確か、Kiriyaの特注品だったと思います。

entry 17
-Kiri_Soba 流山本みりん醤油 2017/12 (800 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
北海道小麦「夢ちから」、「天然かんすい」、「海塩」を使用した自家製麺。宮崎県産日向丸鶏、鶏ガラ、豚骨、本鰹枯節、鹿児島産鯖節、北海道天然真昆布、干し海老、香味野菜など十数種を丁寧に下処理し、じっくり煮出した淡麗系あっさりスープ (「岡崎おうはん×日向鶏」ブレンド)。みりんはかごや商店の「流山本みりん (国産もち米100%使用、古式造り)」、醤油は「窪田味噌醤油:国産丸大豆生醤油」を使用。
ほんのり焦げたニュアンスの上品な醤油の香り。口に含むと上品な醤油の香味がグッと広がると同時に、oilyさも広がりをみせるとってもmildなスープ。
細麺はシコシコで、シックな旨みを感じる。
麺とスープはBest Match!いつまでも啜っていたき気持ちにさせられる。
具の二種のチャーシューのレア感のある方には胡椒が振ってあって、この香り高い胡椒がスープと良く合うし、良いアクセントになっている。topの野菜も薬味としていい感じ。
クオリティーに対する飽くなき探究心を感じさせる一杯。

entry 18
-鴨Kiri_Soba (潮) (900 JPY) 2017/12-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
大晦日と元日限定品。
まず、柚子の良い香りが一閃。あっさりした清湯スープは、清純でいてとても滋味深い。しかしながら、スープからは僅かに豚様の野趣的獣臭が香る。これがこのラーメンをよりラーメンたらしめていると思う。
細麺は相変わらずの穏やかな旨さで絶品。スープとの相性も勿論バッチリ。
具は、鴨、白髪葱、刻み葱、メンマ、大葉。全てがこのラーメンにmatchした具材。鴨はレア感richでソフトジビエなoilyさと、心地よい噛み応えのある食感が最高で、とっても旨いよ。
真剣、幸福に空腹が満たされました。


こうして振り返ってみると、けっこう喰ってるねぇ。これまでの人生で1年間でこんなにラーメン喰ったのは多分はじめてですよ。しかも、一つの店にここまで通ったのもはじめて。はっきり言って、ラーメンって不健康食じゃないですか。塩分はキツイし、味も濃いですよね。意識的にあんまりラーメン喰い過ぎないようにしてるのに、自分でもちょっと驚きです。まぁ、それだけKiriYaさんのラーメンが魅力的かつ蠱惑的ということなんでしょう。多分、今年もそこそこ通うと思います。




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Wednesday, January 3, 2018

はじめてのTosylation・冬


森下の"みの家"に行ったときのメモです。
(大江戸線で森下駅に着くと、朝でもみの家のCMが流れるんだよね)
食べたのはやっぱり桜なべです↓

-桜なべ (1,900 JPY)-
-生玉子 (500 JPY)-
-御飯 (350 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
御飯は木製のおひつに入れられて出される。このおひつ、味があってよろしいです(しゃもじはプラスチック製で残念)。御飯の量は、小振りの茶碗で2-3杯といったところ。
桜なべの具材は、桜肉、脂、葱、白滝、お麩。味付けは八丁味噌ベース(八丁味噌と江戸味噌を合わせた「自家製味噌だれ」と醤油ベースの割下)で、練り味噌級に濃厚で甘みが大分強い甘辛taste。味噌を溶いて、桜肉以外の具材を全て加え、煮立ってきたらスペースを作り、一枚一枚、桜肉に熱を通していただく。
肉に赤さが残る程度で引き上げて食べる桜肉は、何とも言えない絶妙な食感と旨味を醸し出す。とろけるようでいて、張りのある食感。熱により活性化されたtasteと生に近いdynamicな味のシナジーが素敵。

-肉さし (1,900 JPY)-
-RATING- ★★
-REVIEW-
かなり旨い。ツヤツヤした綺麗な赤身。身の温度は室温(冷たくなくて良い)。もっちり、しっとり、滑らかな舌触り。淡白であっさりしつつも、力強い味わい。噛むほどに旨味が沁み出る。
薬味に生姜が添えられているが、生姜の香味はかなりキツイので、薬味(生姜)は使わない方がいいと思う。ちょい甘のお醤油をちょっと付けていただくのが良いと思う。

-あぶらさし (1,600 JPY)-
-RATING- ★★
-REVIEW-
キュキュッとした食感。噛むほどに沁み出るヘルシーな感覚の脂。咀嚼する楽しさが堪らない一品。

-お新香 (300 JPY)-
-RATING- ★★
-REVIEW-
秀逸。特にらっきょうが最高に旨い。蕪はかなり浅めの漬かり加減だけど、歯触り・歯応えが最高で、上品な味わいが良いです。是非、注文した方がいいです。

あと、みの家ってちょっと素敵な中庭があるんだよね↓

癒されます。


閑話休題


ども、有機合成歴20年超のコンキチです。20年以上合成やっているにも関わらず、今までトシル化はやったことがなかったんですが、先日とうとうトシル化を初体験しました(メシル化は随分前に一度だけやったことがあります)。

(やったことなかったけど)トシル化のマイ・スタンダードといえば、やっぱり関西学院大の田辺先生が開発した方法かと思います(二つある)↓

Tetrahedron, 1999, 55, 2183-2192.


Synthesis, 1999, 1633-1636.

上記二つの方法は、アルコールのトシル化にありがちな副反応である"クロロ化"をエクセレントに抑制する優れた合成法です。

ちなみに、ボクの初めてのトシル化は、使おうと思ったときにたまたまあったMe2N(CH2)3NMe2を使ってやってみたんですが(Et3N - Me2N(CH2)3NMe2 (cat.), rt.)、塩化物の副生は確認されませんでした。

田辺先生の方法の有効性比較はこちら↓



はっきり言って、相当いいヤツ(反応)です。

ところで、初めてトシル化やってみて気付いたというか知ったんだけど、TsClってけっこう頑丈なんですね。田辺先生の論文にも書いてあったけど、水でworkupしても過剰のTsClがcrudeに残ってきます。仮に目的のトシレートとTsClのRf値が近接している場合、カラム精製が困難なものとなってしまいます。しかし、そんな場合の解決方法も田辺先生の論文には記載されていて、反応液にN,N-ジメチルエチレンジアミンを加えてTsClを分解(スルホンアミド)にしてやれば残存するTsClを効果的の取り除くことができます。

あと、十数年前の論文にツッコミ入れるのは気が引けるけど.....
田辺先生の論文の実験項では、反応終了後、必要ならN,N-ジメチルエチレンジアミン処理を施し、水を加えて酢酸エチル抽出した後、有機層を水洗、brine洗浄してからカラム精製しています。
で、ちょっと思ったのが、「これって、aqueous workupする必要ある?」ってことです。因みにオレは、反応液をエバポしてそのままカラムかけたです。

以上、(しばらくトシル化する予定は全くないけど)こんどはMe3N•HClを使ってトシル化してみたいなと思う、二流大出のテクニシャン(研究補助員)のメモでした。


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Monday, January 1, 2018

Annual Income 2017

仙台駅構内に入っている「寿司処 こうや」で食べたもののメモです↓


-お通し  (Maybe 250 JPY + tax)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
刻み揚げの和え物とオクラはとっても上品な味付け。ツブ貝のキモの部位で酒が進む。







-赤貝刺  (2,700 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
閖上産赤貝。ふわっとした磯の香り。身に歯を入れると心地よい弾力を感じる。そして、さらに磯の香りがふんわりと口の中に広がる。噛み進めると粘りが出てきて、上品な磯の香味が沁み出してくる。ひもの部分は十分な弾力とコリコリ感が素晴らしい。
何も付けずにそのまま食べて旨いが、醤油をほんのちょっとだけ付けて食べるととっても良い塩梅。山葵を付けて食べても悪くないが、山葵なしの方がいい。

-五六八 (1,290 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
本鮪中トロ、三陸ぶり、光物、三陸貝、三陸いくらの5貫セット。
本鮪中トロは、とっても滑らかで軟らかい身。優しく上品な甘い脂が過不足なく滲み出てくる。切り身とシャリの大きさのバランスも良く、いい感じ(でもオレは赤身の方が好きだな)。シャリは少し柔らかめだけど、お米の一粒一粒の形がしっかりしていていい感じ(お米はササニシキ)。
三陸ぶりは、しっとりとしたキメの細かい食感で、上品な脂の旨味。やっぱ、天然モノは身も脂も上品で、養殖モノとは全然別物だね。
三陸貝(つぶ貝だと思う)は、とっても上品な貝の滋味。歯を入れたときに感じる弾力が心地よい。噛みしめることで沁み出る貝の滋味が上品で旨い。
光物(しまあじなんじゃないかと思う)は、鰯と鯵のいいとこ取りといった感じの味?しっとりとした身で、上品な魚の野趣感と食感のダイナミズムが◎。
三陸いくらは、一粒一粒に張りがあって、プチッと弾ける弾力がvery good!甘くてとっても美味しい。いくら自身の塩気だけだとちょっとだけ塩味が足りない感じだったので、それを補うためにお醤油をほんのほんの少しだけつけて食べるのがいいと思う。
生姜は汁気のない辛めの味で美味しい。
セットのネーミングは五六八姫にちなんでつけたのかな?
山葵は本山葵。ここの醤油は甘めだけど味が深いです。

-一ノ蔵 一合 (熱燗) (550 JPY + tax)-

このお店で食べた閖上産の赤貝の旨さに感激して、閖上の赤貝を腹一杯食べてみたいと思って、この冬休みに赤貝をお取り寄せして、一人赤貝祭りをやってみました(幸か不幸か、ボク以外の家族は赤貝に興味なしでした)。

これがお取り寄せ閖上産赤貝 (3,990 JPY + 送料 980 JPY)↓


赤い身が見えてるじゃないですか。手に取ると口を閉じて、全然開かなくなるんだよね。しっかり生きてます。

で、この活きてる赤貝を頑張って捌いてみました↓


-オトコの閖上産赤貝刺-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
磯の香り、弾力、粘り、味の濃さ、まさに上述した閖上産赤貝です。かめびしの薄口醤油で合わせてみました。来シーズンもお取り寄せ確定です。


閑話休題


ども、13.5連休の冬休みを満喫中のコンキチです。年が明けたということで、2017年の年収も当然確定してます。こんな感じです↓



会社勤めの社畜なので、毎度代わり映えしない中流真っ只中な額面です。そういえばボクが小学生だった時分、「将来は部長さんになって、月収50万くらい稼げたら嬉しいな」なんて夢想していました。で、四十路となった現在はというと、平社員だけど月収五十数万で、まあボチボチです。まぁ、月収五十数万って言っても12万ちょっとは天引きされるし、うちのカミさんはパート勤めなので(バリバリ働いてもらって一向に構わないんですが)、世帯年収は1000万に届かず、暮らし向きは至って小市民的な慎ましいもので、まさに平々凡々です。最近では、仕事に対するやりがいを限りなくコンプリートに失っていて、残念だけどボクにとって会社とはATM的なキャッシュマシーンに過ぎません。はっきり言って、ボクの仕事はマックジョブに堕しています(このあたりも先進国一会社が嫌だと言われる日本のサラリーマンらしいと思います)。

ところで、最近上梓された橘玲の「専業主婦は2億円損をする」(幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」を女性向けにカスタマイズ)を読了しました。この本では、

ひとり年収800万が幸福度マックスとなり(それ以上稼いでも、限界効用の逓減が観測される)、子どものいる夫婦の場合は年収1500万円が幸福度マックスになる

と述べられています(アメリカの場合はひとり年収7万5千ドル)。

この論に従うと、オレってホントに小市民だなって改めて認識させられます。あと550万くらい給料がアップすれば幸福になれるけど、かなり難しいね(笑)。ほんと、カミさんにはもっとバリキャリ働いて欲しいぜ、四大卒業してんだから!と思うけど言えません(シクシク)。そう、二馬力でガリガリ働けば幸福年収のハードルが圧倒的に低くなるんだから。

そういえば、最近の先進国では「同類婚」が増えているそうです(因みに、オレとカミさんは同じ大学だったので「同類婚」と思います)。スペシャリストのパワーカップルがDINKS期間を終えて出産後も共働きを続ければ、世帯年収1500万円のハードルはそれほど高くはありません(二流駅弁大出でも年収900万近くいくんだから)。

まとめると、

パワーカップル=幸福のスキーム

と言えると思います。

以上、好きなときに閖上産の赤貝を食べれる程度には幸福な、二流駅弁大出の(心は)テクニシャン(研究補助員)のコンキチの年頭メモでした。

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Monday, September 18, 2017

もっと、水酸基を吹っ飛ばせ!

初ブルーボトルコーヒーしてきました。しかも、mAAchに期間限定で入ってるBlue Bottle Coffee POP UP STOREで(http://top.tsite.jp/lifestyle/table/i/36622095/index)。

淡路町界隈に寄り道して、mAAchの前を歩いて秋葉原駅に向かっていたら、凄くイイ匂いがしてきたので、漂ってくる匂いの先を振り返ってみたら、ブルーボトルコーヒーじゃありませんか。調べてみたら9月18日までの期間限定だとか。その日はちょっと呑んでいたので、後日満を持して訪問してきました。以下、初ブルーボトルコーヒーのメモです。


-Blue Bottle Coffee POP UP STORE
   DRIP ブレンド (ベラ•ドノヴァン) (450 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
酸味を想起させる心地よい香りを伴った、mildなコーヒーフレーバーがとっても良い匂い。多少粘度を感じさせる口当たりで、コク深くrichなbody。cacao, sweet, chemical, powderyなtasteでfinishに酸味を感じる。とっても膨よかな味わいのコーヒー。冷めてくると、苦•渋•酸が強調される。
このコーヒーの唯一の欠点は、量が多すぎること。


-BLUE BOTTLE COFFEE COLD BREW (600 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
chemical調の香りを伴ったhigh roastを想わせる香り。tasteは、まず酸味がきて、それから糖蜜を想わせる濃厚なコクが押し寄せる。そして、僅かにchemicalさと微弱なbitter。全体的にclearな味わいで酸味が強い。
温度上昇に伴って、powdery, cacao, chemicalなニュアンスがup↑して、high roast感よりmellowなaromaが強調される。
気になるレベルで酸味が強いね。

ここのショップのお姉さんが話しかけてきてくれたんだけど、若い頃の須藤理彩と松本伊代を足して二で割った感じで可愛かったです。あと、ホットコーヒーは量が多いので、熱さ対策のためにカップを二重にしてもらうこともできます。
当初は9月18日までの出店だったんですが、9月20日まで2日延長するそうです。神田界隈をウロウロしているブルーボトル未経験のコーヒー好きの人は、この機会に訪問した方がいいと思います。


閑話休題


先日のメモ(http://researcher-station.blogspot.jp/2017/09/blog-post.html)を書いた後、もうちょっとdeoxygenationについて軽くサーチしていたら、こんな資料を発見しました↓

Silicon-Based Reducing Agents
(https://www.azmax.co.jp/data/cnt_catalog_chemical/pdf/attach_20110517_112436.pdf)

Gelestというアメリカのシリコーン化合物に強みをもつ会社の資料で、アヅマックスのサイトにありました(アヅマックスはGelestの日本の総合代理店になっている)。

で、この資料の"Silane Reduction of Alcohols to Alkanes"という項目をメモしてみます。

先に書いたブログ(http://researcher-station.blogspot.jp/2017/09/blog-post.html)で、Et3SiHを用いたdeoxygenationについて言及しました。今回のメモでは、シランを使ったdeoxygenationをもうちょっと掘り下げます(シランは2当量必要で、一つはアルコールのシリル化に使われ、もう一つが還元に使われると考えられています)。


この種の反応の特徴は以下の通り↓

a) 生成するカルボカチオンが安定な場合に反応が進行する(2級と3級の脂肪族アルコールとベンジルアルコールは容易に還元される)。
Can. J. Chem., 1972, 50, 281.


b) 2級アルコールは、シランとプロトン酸の組合わせでは還元されず、BF3やAlCl3のような強力なルイス酸が必要(Tetrahedron Lett., 1976, 17, 2955.; U.S. Patent 4,130,574, 1978.)。

c) 1級アルコールの還元には、tris(pentafluorophenylboraneのような超強力なルイス酸が必要(J. Org. Chem., 2000, 65, 6179.)。


d) アリルアルコールと3級アルコールがある基質で、選択的にアリルアルコールを還元することもできる。
Tetrahedron Lett., 1994, 35, 61.


やっぱ専業メーカーの資料は掘り下げが深いね。ちょっとした総説になっていて勉強になります。

以上、二流大出のテクニシャン(研究補助員)のdeoxygenationメモでした。


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Friday, September 15, 2017

水酸基を吹っ飛ばせ!

先日作戦終了した夏イベ(艦これ)を無事終了しました。


どもチバラキ在住オタッキーのコンキチです。

千葉県知事の森田健作 (鈴木栄治)がやっている「千葉の贈り物」でも紹介された、千葉の渋谷こと柏Cityにある野菜buffet「さんち家」に行ったときのメモです。
(ボクは、長年千葉の観光情報番組を発信し続けている森田健作 (鈴木栄治)知事を高く評価しています。千葉県の津々浦々を万遍なく紹介していて、これだけで評価に値します(はっきり言って、他の仕事はどうでもいいです)。森田知事に較べたら東国原知事の宮崎アピールのトップセールスなんて一過性の客寄せパンダでしかないと思います)


-ビュッフェスタイル 70 min (1,512 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
70分間の野菜onlyビュッフェ。以下、ボクが食べたもののメモ↓
椎茸の天ぷら
揚げたてを狙って食べると「いと旨し」。柔らかく、juicyで豊潤な旨味が迸る。衣が薄く、素材の味を堪能できる。(天ぷら類は揚げ置きなんだけど、ライトを当てて温め続けているのは好感が持てる)

かき揚げ
揚げ置きのためか、少し油の重さを感じるけど、けっこう美味い。揚げたてはかなり美味いと想像する。

出汁巻玉子
普通かな。

長ネギのヌタ
けっこう旨い。葱は柔らかく、胡麻味噌仕様のヌタはmild tasteで仄甘くなかなかの旨さ。ヌタは苦手だったけど、これはいける。

大豆ミートの南蛮漬け
大豆ミートの食感がとても面白い。リアルな肉と較べたら確かに物足りないんだけど、大豆とは思えないクオリティーの食感。味は少し気の抜けた感じだけど、味付けはマイルドで好感がもてる。

里芋の煮っころがし
薄味で里芋の旨さがダイレクトに伝わってくる。普通に旨い。

胡瓜の漬け物
普通に旨い

紫大根の漬け物
これは旨い。千枚漬けライクなmild tasteでとても旨い。大好き。

蕪+甘酒ドレッシング
甘酒ドレッシングがツボにはまった。マイルドな味わいながら独特のコクがある。ペースト状で食材に良く絡む。なので、

しょうが、ハイビスカス、ローズヒップ、ドライフルーツのお茶
これは絶品(おかわりして3杯も飲んだ)。甘くtropicalで豊潤な香りがもの凄く鮮烈・強烈でいて、嫌なところが全くない。tasteはシック。甘みは殆どなく、シックな味に加えて、心地良い酸味がとってみ良い。冷めてくると酸味を幾分強く感じるけど、とにかく旨い!

舞茸ご飯
舞茸がすっかり縮んでしまってしまい残念な見た目。細かくカットされたお芋(さつまいもか?)も入っている。見た目は貧弱だけど、舞茸の味は滋味深く、キュルッとした食感が心地良い。お芋の甘さは自然な感じの控えめでご飯に合う。ご飯はジャーに入れっぱなしなので、それ相応。

さんち鍋
大根、こんにゃく、(多分)水菜の鍋。薄めの味付けが好感もてる。大根がしっかりお出汁を吸い込んでいて良い。

味噌汁
大根と人参がふんだんの味噌汁(野菜たっぷりで嬉しい)。薬味に葱を入れていただく。"汁"の味は豚汁ライクなtasteで滋味深くボクの好みにピッタリ(肉は入っていない)。とっても美味しい。

高野豆腐の酢豚
mildな味付けで好感が持てる。野菜(ピーマン、人参、玉葱)は何れもfresh。で、最も特筆すべきは高野豆腐。高野豆腐はあまり好きではなかったんだけど、これは旨い!表面の感触が独特(高野豆腐らしくない)で、ツルツル感じがあって、歯を入れる際の弾力が心地よい。酢豚のタレが良くあっていて、美味しくいただける。

筑前煮
普通に旨い。

きんぴらごぼう
普通に旨い。

ほうれん草の胡麻和え
普通。

ポテトサラダ
普通。

ピーマンの天ぷら
揚げ置きを食べたのでちょっとイマイチ。ライトを当てて保温しているんだけど、具材が薄くて、席に戻って食べるまでに大分冷めてしまう。揚げたてならかなり旨いんだろうと思った。

蕪の漬け物
薄味で、自然な感じの味付けで普通に旨い。食材の味を堪能できて嬉しい。

長葱の天ぷら
揚げ置きだけど、それでもかなりの旨さ。葱の良い甘みが良く出ていてとても良かった。是非、揚げたてを食べたい。

甘酒
甘酒の脇に氷が備えてあったけど、常温でいただいた方が香味が立って良いと思ったので、そのままいただく。変に甘過ぎず、コク深さも感じられてなかなかの旨さと思う。グラスに水垢がけっこう付いていたのが残念。

ポテトフライ
一口サイズで食べ易く、ホックホクで美味しい。塩味控えめで、ジャガイモのjuicyさが引き立つ。

大学いも
多分、今まで食べた大学いもの中で一番旨いと思う。大学いもは苦手なんだけど、これならいける。お芋の表面をコーティングしている糖蜜がかなり薄くて、甘さも大分控えめで、芋の味をダイレクトに味わい易い。それから、一片の大きさが小さいので、さつまいも特有のバフバフ感が少なく感じられ、さらにホクホクした食感を楽しめる。芋の甘みは自然な感じでjuicyさも具備。

キュウリ+甘酒ドレッシング
胡瓜は苦みが全くなくて、甘酒ドレッシングとの相性も悪くない。

高野豆腐の煮物
高野豆腐にwet感が十分にあって、まずまず。前述の酢豚と較べると、2ランクくらいダウンか?

グリーンスムージー
けっこう甘い。かなり甘い。この甘さが青い野菜と全く合わないと思う。ボク的には駄作。


閑話休題


今回は水酸基を吹っ飛ばしてツルンツルンにする反応のメモです。
さて、こんな化合物↓を合成したいとき、どうしましょうか(売ってないときね)?


最も、古典的かつ教書的な合成法は、こんな感じかと思います↓


ただこの合成法、必ずしも上手くいくとは限りません。例えば、α-アルキル化は四級炭素の構築になるので、反応点周りが嵩高くなって反応が上手く進行しないかもしれません。さらに、α,β-不飽和エステルの1,4-還元もひょっとしたら意外と手こずるかもしれませ(ボクの狭い経験上、意外とすんなりいかないことがあると感じます)。なので、(この合成に限りませんが)オルタナティブな合成経路を考えてみます。

ということで、alternativeな方法として、ターゲットの3-位に水酸基があったとして、水酸基をマイルドな条件で吹っ飛ばしてツルンツルンにできたとしたらどうでしょうか?

浅学なボクはちょっと前まで"水酸基を吹っ飛ばす"っていう発想が全くありませんでしたが、あるんですね世の中には、そういう都合のいい反応が。しかも、大分前から。

3-位の水酸基をマイルドに吹っ飛ばせるとなると、ターゲットの前駆体は1,3-ジオキシ化合物なので、その構築はアルドール反応の十八番になると思います。イソ酪酸エステルのアルドール反応は報告例があるので、生成したアルドール付加体の水酸基を気持ちよく吹っ飛ばすことができれば、Misson Complete!です。


ということで、今回は水酸基のdeoxygenationについてメモしてみようと思います。

まず水酸基を吹っ飛ばすと聞いて、安直に真っ先にボクが思い浮かぶのは水素化分解(hydrogenolysis)です。ただ、浅学なボクの印象では、「マイルドな条件で進行する例もあるけど、基質を選ぶ」、「圧力、触媒等の反応条件の検討がけっこう面倒」です。要は、「一般性の高いファーストチョイス的条件が(多分)ない」です。

次にちょっとサーチして見つけたのがacidicな条件で水酸基をツルンツルンにする方法です。例えば、Et3SiH-TFAなんていう例があります(e-EROS, Triethylsilane-Trifluotoacetic Acid)。

JACS, 1971, 36, 758.; JOC, 1989, 54, 4591.

Synthesis, 1986, 386.

JOC, 1976, 41, 725.

Chem. Commun., 1986, 1568.

pKR+ >24のカルボカチオンを生成するアルコールにEt3SiH-TFAを作用させるとハイドロカーボンへと還元されるようです。この反応はカルボカチオンの安定性が鍵となるので、三級アルコールやベンジルアルコール以外の基質の脱酸素は難しいかもしれません(実際、難しい)。BF3•Et2O-Et3SiHを用いた反応もありますが、これも同様にカルボカチオンの安定性が重要なのだと思います。

で、最後に紹介したいのが"Barton-McCombie radical deoxygenation"です↓


"Strategic Applications of Organic Named Reactions in Organic Synthesis"には次の反応例が示されています。以下の合成例の他、複雑な構造の化合物にも適用されているので、サンプルワークレベルでは有用性が高いと思います。

Tetrahedron Lett, 1998, 39, 6147-6150.

J. Am. Chem. Soc., 2000, 122, 6160-6168.

J. Org. Chem., 1998, 63, 4011-4017.

J. Org. Chem., 1999, 64, 5485-5493.

Tetrahedron Lett., 1996, 37, 1331-1334.

この反応は1級、2級、3級アルコールに適用可能です。1級アルコールから誘導されるxanthateは概して反応性が低いようですが(高温が必要だったり、低収率だったるする)、(n-Bu)3SnHの代わりに(TMS)3SiHを使用することで解決します(S-Si結合 (90 kcal/mol)はS-Sn結合 (65 kcal/mol)より強いので、xanthateが再生しにくい)。(n-Bu)3SnHは比較的毒性が低いと言われていますが、一般的にスズ化合物は有毒なので、安全面からも毒性の無い(TMS)3SiHを使った方がいいんだろうと思います。
あと、radical deoxygenationはxanthateを用いた例が(圧倒的に)多くて、このご時世に二硫炭かよというツッコミを入れたくなりますが、フェニルチオカーボネートやチオカルボニルイミダゾレートを用いた例もあります。ボク的にはチオカルボニルイミダゾレート推しです。TCDIを用いてチオカルボニルイミダゾレートに誘導してradical deoxygenationする合成は、こんな例があります↓
J. Org. Chem., 1991, 56, 438-442.

この例では1,2-ジクロロエタン中でrefluxしています。因に、ボクもBarton-McCombie radical deoxygenationをやったことがあるんだけど、チオカルボニルイミダゾレート合成はDMAPを入れたら室温で定量的に反応が進行したです。

ボクの個人的な感想は、

"Barton-McCombie radical deoxygenation、
けっこう良いやつ"

です。機会があったら、また使ってみたい反応と思いました。

以上、二流大出のテクニシャン(研究補助員)のメモでした。

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