-紅とんこつらぁ麺 (760 JPY) MEMO-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
細麺は相変わらずの旨さ。スープは粘度をかなり感じるが、ドロドロしているわけでは全くなくて、mildであっさりしているんだけど、獣の匂いが漂っていて野趣的でもある。スープの色は大分赤いが辛さは極めて微弱。マイルドな辛さだ。総じてなかなか旨い。
閑話休題
最近、有名ホテルのレストランで提供される料理に関して不適切な表示があったことがお茶の間を賑わせていますね♥
帝国ホテルはおろか、最高のサービスをウリにして名を馳せたあのリッツ・カールトンまで食材の偽装に手を染めていたのですから、もう笑えて笑えて、ホテルの食事は3級品としか思えません。そして、究極のホスピタリティっていうのは、「ブラックタイガー→車エビ」みたいに安い食材を使って顧客を最高にrichな気分にさせる(店側にとって)コスパの高いサービスのことなんだなと思いました。
まあ、でも我が国における食品に関する脇の甘さは今に始まったことではありません↓
2000年
・雪印集団食中毒事件 (食品衛生法)
2001年
・雪印食品牛肉偽装事件 (食品衛生法)
・サンライズフーズ (中国産などのウナギを「四国四万十うなぎ」と偽装販売)
2002年
・日本ハム牛肉偽装問題 (日本ハムが法律違反ではないなどと説明していることについて、当時の農水次官は「法令順守は法律を形式的に守ればいいということではない」と批判)
・日本ハム子会社原料の虚偽表示 (JAS法)
2003年
・浅田農産鳥インフルエンザ感染隠蔽 (家畜伝染病予防法)
・下関ふぐ偽装事件 (三重県などで水揚げされたフグが下関に輸送されて下関ふぐとして販売されていた)
・JA全農・八女茶産地偽装事件 (業務停止命令。JA全農福岡県本部が宮崎産や熊本産のものをブレンドして販売。包装には、「茶処八女で育ったさわやかな茶」と表示)
2004年
・外国産牛肉不当処分事件 (フジチク・ハンナンなど大手業者が、意図的に外国産牛肉を処分し、本来国内産の牛肉を処分したときに国から受け取れる補助金を詐取)
・魚沼産コシヒカリ偽装表示事件 (魚沼産のコシヒカリの全出荷量に対し市場集荷数が余りにも多いことから発覚)
・讃岐うどん偽装表示事件 (香川県産の小麦粉を使用せずKブランドとして偽った)
・サンライズフーズ (一部製品に表示外の中国産ウナギ加工品が混入しているのが発覚)
2005年
・伊藤ハム豚肉関税脱税事件 (関税法違反)
・アサリ不当表示事件 (中国、北朝鮮で採取されたアサリを国内産と表示)
2006年
・産地品種銘柄米偽造事件 (日本ライスが産地品種銘柄米と偽りくず米を販売)
2007年
・不二家期限切れ原材料使用問題 (食品衛生法)
・ミートホープ牛肉ミンチの品質表示偽装事件 (不正競争防止法)
・白い恋人賞味期限改ざん問題 (JAS法)
・船場吉兆食べ残しの再提供 (韓国なら問題無し?)
・赤福消費期限偽装
・比内鶏偽装事件 (比内鶏社が廃鶏を比内地鶏と偽って販売)
・宮崎産ウナギ偽装事件 (県下の二つの養鰻業者が台湾産のウナギを、加工業者を経由する段階で宮崎産に偽装し、蒲焼きなどで販売)
2008年
・三笠フーズ事故米穀不正流通事件 (不正競争防止法)
・一色うなぎ認証シール事件 (一色うなぎ漁業協同組合が台湾から輸入したウナギの蒲焼きに、「一色産うなぎ」という認証シールを貼って出荷)
・一色フード事件 (「魚秀」と「神港魚類」が、架空会社「一色フード」名義で、マラカイトグリーンが使用された中国産ウナギを「愛知県三河一色産」と偽装し出荷)
・サンライズフーズ (JAS法。ウナギの蒲焼きの産地偽装)
・中国産ふぐ偽装事件 (水産物加工卸売会社エツヒロが、中国産フグを熊本県産と偽装表示して販売)
・フィリピン産海ぶどう偽装事件 (JAS法。沖縄産とフィリピン産の海ぶどうを混ぜて「沖縄産」と表示して販売。)
・飛騨牛偽装事件 (食肉卸売会社「丸明」)
・鳴門産ワカメ産地偽装事件 (13社の加工業者が関与した産地偽装)
2009年
・美少年酒造裏金問題 (三笠フーズから長年にわたって裏金を受け取っていた)
・フーディーズ但馬牛産地偽装事件 (公正取引委員会から排除命令)
2010年
・マルナガ水産鳴門産ワカメ産地偽装事件 (不正競争防止法。中国産ワカメを使用したワカメ製品を『鳴門産』と偽装して販売)
・イオングループのスーパーマーケット・光洋島根県産サザエ産地偽装事件 (韓国産サザエを島根県産他国内産と記載して販売)
・氷見産ブリ産地偽装問題
2011年
・焼肉酒家えびす集団食中毒事件
・ホクト蜂舎蜂蜜産地偽装事件 (不正競争防止法。カナダ産やニュージーランド産の蜂蜜を、原産地を「北海道」と表示し、日本産であると偽装)
・ノニジュース産地偽装事件 (不正競争防止法。トンガ産やインドネシア産のノニを使用したジュースを、「タヒチ産」と偽装して販売)
2012年
・チキンフーズ鶏肉産地偽装事件 (業務改善命令。JA全農の子会社「全農チキンフーズ」がタイ産・中国産鶏肉約7トンを「鹿児島県産 無薬飼料飼育若鶏」と偽り販売)
・JA兵庫六甲兵庫県産米の不適正表示事件 (JAS法。不正競争防止法)
・関西ベジタブル淡路産タマネギ産地偽装事件 (不正競争防止法。中国産のタマネギを淡路産と偽装して販売)
軽くサーチしただけで、ざっくりこれだけの食品関連の不祥事があることが直ぐ分かります。さらに3.11以降、福島県産食品の偽装事件もしばしば小耳に挟みます。ついでに、伝統的に、代用魚や紛らわしいブランド呼称といった問題もあると思います。
要は、食品業者は情報の非対称性を盾に消費者を蹂躙しようとしているってことと思います。
最早、
食品偽装は我が国の文化なんじゃねーの?
なんて思えてきます。
どうでもいいけど、こういう食品系の不祥事の多くは、月並みだけど、消費者の過度なブランド信仰にその一旦があるのではないかと思います(別に消費者に罪があると言っているわけではない)。
「"ブランド"に頼らなければモノの善し悪しが分からない消費者には、"ブランド"を偽った粗悪品を与えておけばいい。どうせ分からないんだから。」
そういうことでしょ。勇気はいるかもしれないけど、"ブランド"を高々と掲げていても、不味い店は二度と行かない店リストにランクインさせるっていう感じの気概が大切と思います。
でも、人の好みなんてそれぞれだし、結局のところ、何食っても旨いと感じる舌バカが一番幸せだよね。
偽装と戯れるだけの心の余裕を身につけたいと思う、二流大出のテクニシャン(実験補助員)のつぶやきでした。
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