-龍朋 memo-
新宿区矢来町123 第一矢来ビルB1
-菊姫 純米酒 (700 JPY)-
-REVIEW-
コップになみなみと注いでくれるのが嬉しい。
温度は雪冷え(かな)。
普通に美味しいです。
-チャーハン (770 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
しっとり系のチャーハン。最初に香ってくるのは、僅かに焦げた香ばしいかおり。次いで、ふわっと漂う玉子のいい匂い。具材は、葱、刻みチャーシュー(大きさはけっこう不揃い)と極めてシンプル。
そして、刻みチャーシューが抜群に旨い!ウェット感とレア感たっぷりでジューシーな仕上がり。味付けは少し塩気強め(ちょっとしょっぱい)。
提供時、ご飯の水分多めで、少し置いておくと水気が落ち着いてきて、いい感じに食感が良くなる。
それから、セットのスープが美味。(多分)鶏ガラのお出汁リッチでマイルドなテイストが素敵。
あと、別アングルから撮ったお店の写真がこちら↓
多分、ラーメンのことだと思うんだけど、なぜか、
Lahmen
の表示(不思議です)。英語?ドイツ語?オリジナルの造語?
それから、もう一軒↓
-創作小料理とぱらぱらチャーハンの店 幸せのはし memo-
-ウィスキー (ロック) (490 JPY)-
-REVIEW-
自信ないけど、銘柄は「角」でしょうか?
-お通し (150 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
煮玉子のお通し。
オイリーな中華サラダちっくなテイストを纏っていて、美味しい。
-幸せのはし特製チャーハン ハーフ (1人前) (750 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
ご飯のパラパラ感が最高に心地いい!パラパラ系チャーハンにお手本のような食感。
そして、玉子の良い香りがふんわりと口腔内に広がっていく。
具材は、刻み葱、レタス、チャーシューっぽい豚肉、海老。
海老はプリッとしていていい感じだが、豚肉は少しパサついている。
味付けは少し控えめの濃さで、大人しいめ。それでも、スパイシーな香味はしっかり。そして、やはり米粒のキックは素晴らしい。
閑話休題
これまで交換反応系の話を幾つかメモしてきました↓(最近の枕詞)
(1) ZnTAC24 : Environmentally Friendly and Unique Transesterification
(2) もっと、交換反応 : NaOMe最強伝説
(3) もっと、交換反応 (2) : アセタールをつけたり、とったり
(4) またまた交換反応:今度はオニウム塩が主役
そして今回もまた、しつこく交換反応のメモを書きます。
読んだ文献はこちら↓
Transition-Metal-Free Esterification of Amides via Selective N-C Cleavage under Mild Conditions
Org. Lett., 2018, 20, 5622-5625.
Szostak等の報告で、(しつこく)アミド-エステル交換反応のお話です。
アミドからエステルへの変換が難しいのは、アミド結合が共鳴にって強固なものになっているからです(15-20 kcal/mol, nN→π*CO conjugation)。アミド結合を開裂させるための反応条件下では、エステルの方がより開裂しやすいため、アミドからエステルへの直接的な変換は難しく、成功例はそう多くはありません。そして、著者等は数少ない成功例として以下の研究を挙げています↓(過去のメモと重複します)
Previous work:
(A) Ni- and Co-catalyzed esterification of amides
Danoun et. al., Chem. Eur. J., 2017, 23, 10043.
(B) Fluoride-catalyzed method
Chem. Eur. J., 2018, 24, 3444.; ACS Catal., 2018, 8, 203,; Acc. Chem. Res., 2018, 51, 1185.
(see http://researcher-station.blogspot.com/2019/12/5.html)
これらの先行研究の何れもが、アミド周りの立体を嵩高してアミド結合を捩り、その共役平面性を崩してやることでアミド結合の強度を弱める(活性化)ことを戦略に組み込んでいます。
で、著者等もこの戦略(amide bond destabilization platform)を踏襲して、次のような反応を開発しました↓
This work
33 examples, 71-97% yield
っていうか、アミドが捩れて活性化されてるとはいえ、リン酸カリ入れただけで、こんなマイルドな条件(室温)で、アミドがエルテルに変わっちゃうわけ?
これまでの研究で、遷移金属使ってたのは何だったわけ?
超絶信じがたいぜ?
オレが浅学なだけ?
オレが浅学なだけ?
前回のメモで、CsFでアミド-エステル交換が進行するのが凄いって書いたけど、今回のはそれ以上に神じゃね?
参考までに、
Z = Boc, R1 = Ph, R2 = Phで、RE = 7.2 kcal/mol, τ = 29.1º, xN = 8.4º
Z = Ts, R1 = Ph, R2 = Phで、RE = 9.7 kcal/mol, τ = 18.8º, xN = 18.9º
で、けっこう捩れてます。
それから、著者らは塩基のスクリーニングをしていて、K2CO3, KF, KOH, Na2CO3, Cs2CO3 はless effectiveです(Cs2CO3, K2CO3はそこそこ反応が進行する)。
溶媒効果もそこそこあって、
THF > CH3CN > DMF >> acetone ≒ CH2Cl2
塩基は必須で、K3PO4が1.2 eq.では中程度の収率で、最適条件では3.0 eq.投入しています。
それでは、基質一般性をみてみましょう↓
アミドの置換基がBoc, Phで活性化された基質では、種々のタイプ(電子状態、立体障害、複素環、)で中程度から高収率で反応が進行します(電子不足はちょっと収率低め?)。
Ts, Meで活性化されたアミドでもイケイケです。
アミド周りの活性化基は多様なタイプが適用可能です。そして、電子不足な4-ニトロフェノールとの反応が進行するのは凄い(反応温度110˚Cだけど)。
チオエステル合成もイケイケ。
競合反応の結果は予想(想定)通り。選択的エステル化が可能です。あと、アミドの活性化がBoc, Meでもオッケーなのも好感触です。
真剣、リン酸カリ(K3PO4)って、神ですか?
機会があったら、是非、試してみたい反応と思いました。
以上、国内二流大出のテクニシャン(研究補助員)の、"神"交換反応メモでした。
炒飯のお供に↓
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