(コンキチの大嫌いな)マクドナルドで娘が貰ってきた野口さん(ちびまる子ちゃんのキャラクター)です。スイッチを押すと、首をひねって「キッシッシッシッシ」と本物の野口さんばりに笑う優れものです。
閑話休題
人間は忘却する生き物です。日常業務とかで分かんないこととかを色々調べたりするんですが、(けっこう)すぐに忘れちゃいます。で、綺麗サッパリ忘れたことに、またその情報が必要になっくる。仕方がないので、また調べるんですが、効率悪いです。
で、ブログにまめ情報をメモしたらいいんじゃないかと思い、とりあえずメモしてみます↓
で今回のメモは、有機合成に携わる人なら必須分析装置であるNMR (Nuclear Magnetic Resonance: 核磁気共鳴分光法。化合物の構造解析に無くてはならないアイテムです)についてのメモです。
先日、NOE差スペクトルを測定しようと思って、どれぐらい距離が近接していればNOE(Nuclear Overhauser Effect)が観測されるかということを調べていたときに発見した関連Tipsをメモします↓
(1) NOEが観測される距離
•プロトン間で顕著なNOEが観測されるのはおよそ0.5nm以内(分光器がどれほど感度よく安定しているかにもよる)
•NOEは距離に応じて非常に急速に減少する(r-6という距離項がある)
(2) NOEの正負
•低粘度の溶媒中の小さな分子(速い分子の回転)は正の同核種NOEを示す
•大きな分子または高粘度の溶媒中における小さな分子(遅い分子の回転)は負の同核種NOEを示す
•Mr<1000: NOEが正 •Mr 1000~2000: 普通のNOEは弱くなり、時としてゼロになる
•Mr>2000: NOEが負
•同核種系での正のNOEの最大値は50%
•同核種系での負のNOEの最大値は-100%
•差NOEはNOEが正である小さい分子(Mr<1000)にだけ適する •NOESY(2D, 1D)はNOEが正である小さい分子(Mr<1000)とNOEが負である大きな分子(Mr>2000)に適すが、中程度の分子(NOEがゼロ)には適さない
今回のメモは以上です。
あと、コンキチオススメのNMRの強化書ね↓
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2009年3月20日金曜日
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