Practical and efficient methods for sulfonylation of alcohols using Ts(Ms)Cl/Et3N and catalytic Me3H·HCl as combined base: Promising alternative to traditional pyridine
Tetrahedron, 1999, 55, 2183-2192.
関西学院大の田辺先生のグループの報告です。
アルコールのトシル化(メシル化)というと、TsCl(MsCl)/Pyが一般的と思われますが、この手法には次のような欠点があります↓
i) クロロ体が副生する場合がある。
ii) 反応を完結させるためには過剰のピリジンが必要。
iii) 活性の低いアルコールを用いた反応では長時間を要する。
で著者らにお開発したインプルーブメントはこちら↓
solvent: CH2Cl2, 1,2-dichloroethane, benzotrifluoride, CH3CN, PhMe
ちなみに、Me3N•HClを加えないと反応がとても遅いそうです。
であることから、TsN+Me3Cl-が活性種と考えられます。
マイルドかつシンプルにしてエコフレンドリーなこの反応を、是非、使ってみたいと思いました。
(残念ながら最近使う機会がないです)
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