2015年1月1日木曜日

ナポリタンが食べたくて

めしばな刑事タチバナの13巻「スパゲティ•アラカルト」を読んでいたら無性にナポリタンが食べたくなりました。で、行ってきました、ナポリタンを食しに。今回はそのメモです。

まず、一軒目(神保町)のさぼうる2↓
店舗はwoody tasteのレトロな造り。昭和の匂いがふんだん。全面喫煙可というのも昭和っぽい。ウェイターは蝶ネクタイを締め、動きが機敏だ。雰囲気込みで楽しむ店と思いました。

-さぼうる2 ナポリタン (650 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
甘酸っぱい普通においしいナポリタンという印象。少し酸味が強めか?ナポリタンと共に、塩(食卓塩)、粉チーズ(パルメザンチーズ)、タバスコがテーブルに用意される。具は、玉ねぎ、ベーコン、マッシュルーム(だと思う)とシンプル(こういった具材なので、真っ赤な色合いのパスタ)。素朴な味わいです。で、ちょっと驚いたのが「塩」。塩をパスタに振りかけると、少し乾いた味に変化して乙な感じで、面白い(少しこの味にはまった)。

二件目はナポリタン風や焼きそばという変わり種。焼きそばのまるしょう(流山)

-まるしょう ナポリタン焼きそば(太麺) (590 JPY)-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
麺(焼きそば)の自己主張が強すぎる。また、ナポリタンのソース部分のjuicyさが顕著に不足している。麺に対してナポリタンが圧倒的に弱い。あと、麺の焦げ部分(わざと焦がしている)がナポリタンと破局的に合わない。

一応、この店の名誉の為に言っておくと、この「ナポリタン焼きそば」は例外的失敗作と思います。イチオシメニューであると思われる「特製ソース焼きそば(490 JPY)」はかなり旨かったです↓

-特製ソース焼きそば(490 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
太麺と細麺のどちらかを選択可(細麺をチョイス)。具は豚肉、キャベツ、もやし。麺はツルシコの細麺で、食感がとても良い。鍋で茹で上げた後、鉄板の上にしばし載せて静置さえた後、さらにフライパンで調理する。提供時には、麺の底部のみ焦げがある状態になっている。ソースがとても旨い。甘めでジャンクな味でやや蠱惑的。麺と具に対する味の染み込み方がgood!


そして、三件目(流山)はこちら↓

-木の実 ナポリタン (780 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
パスタはちょいツル、ちょいモチの中細か。押し付けがましくないfreshな酸味と、やんわりと漂う甘みが良い。上の載っているハーブ系の野菜をパスタに絡めて食べるとスッキリして美味しい。具はハム、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム。

まあ、ナポリタンの味はまずまずなんですが、ちょっと接客に難がある店と思いました。具体的には、
a) タバスコが詰まっていて出なかったので交換してもらった(交換してもらったものも出が悪かった)
b) メニューにアルコール無し(店内に代行サービスの張り紙があるし、飲んでる客もいた)
c) あまり混んでないのにホールスタッフがバタバタしている
このサービスがイマイチの状況ってたまたまじゃないと思うんですよね。ナポリタン食べにいった(夕方)のは2回目だったんだけど、初めて行ったとき(ランチ)もランチメニューしか出されなくて、バタバタしてたし。ちなみにそのとき食べたのはこちら↓

-ナスのアラビアータ (1,280 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
サラダ、ドリンク(コーヒーをチョイス)、コンソメスープ付き。サラダ用のレモンとライムのクリームドレッシングが面白い味。コーヒーも悪くない。そこそこのコク、酸味、重さのある舌触りがあって普通に美味しい。
パスタはやや太め。茹で上ったパスタの硬さは均一ではなく、少しもっさりした食感。トマトの酸味が良く効いている(これは高評価)。具は、茄子、玉ねぎ、挽肉、香草。茄子は大振りでfresh。玉ねぎはjuicy。茄子と玉ねぎは美味しかったが、パスタ全体としては凡庸か。


四件目は森下の喫茶店です↓

-小野珈琲 ナポリタン (500 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
トマトのfreshな酸味とチーズの香りが一閃。パスタはツルッツルッで好みの茹で上りと食感。味付けはとってもfreshで、チーズを最初からかなり効かせてある。とても好みの味。具は、玉ねぎ、ピーマン、薄くスライスしたソーセージ、細かくカットされた人参。また、食べにいきたい。


あと、一緒に注文した飲み物↓

-カフェモカ (ホット) (510 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
凄く上品な味。コーヒーにチョコレートのフワフワしたボールが浮かび、フワッフワのホイップクリームで全体がコートされている。コーヒー自体は濃くない、どちらかというと薄いか?ただし、軽薄な薄っぺらさとは異なり、シックで硬派な味と口当たりがする。クリーム、チョコともに上品な味。はっきり言って、ボク的には上品過ぎてややハイブローなカフェモカに仕上がっている(スタバのカフェモカみたいに、もっと下品なのが好みです)。

最後、五件目はスーパー銭湯「湯快爽快湯けむり横丁みさと」の中の食堂で供されるナポリタンです↓

-昔なつかしナポリタン (650 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
パスタはちょい硬めだけど、粉っぽいわけではなくて、弾力に富む。細めでツルッツルのパスタは好みの食感で楽しい。
味付けは、スレンダーな薄化粧美人を想起させる果実味のある酸味と優しい甘みが心地よいfresh感が演出されていて気持ちよく味わえる。究極に旨いと思います。


ボク的に、スーパー銭湯のナポリタンが相当旨かったのにはちょっと驚きましたが(ちなみに、このスーパー銭湯の蕎麦は旨くなかった)、まあ、ナポリタンってイタリアンじゃないし、日本の庶民的な料理だし、掘り出しモノのナポリタンは非喫茶店にもそれなりに存在するのかもしれません。

これからも、ナポリタン探求の道は続きます。


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