2022年12月28日水曜日

バカは自分がバカであることに気づいていない。なぜならバカだから。

お蕎麦大好き。ラーメン大好き。要は麺類大好きコンキチです。
三軒茶屋にちゃんぽんを食べに行ったときのメモです。

-長崎 (visited May 2022)-
住所:世田谷区三軒茶屋2-15-1 

-長崎ちゃんぽん (800 JPY)- 
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW- 
スープは塩テイストチッチで、所謂ちゃんぽん様の風味は薄い。 
平打ち気味の麺のコシは皆無でフニャフニャ。
正直、ボクが知ってるちゃんぽんじゃない。 
はっきり言って、スープも麺もいまいちなんだけど、両者の弱-弱のバランス感が良い。
このちょい貧弱スープにアルデンテのちゃんぽん麺だったら合わないと思うんだよね。 
具は、豚肉、キャベツ、もやし、海老、烏賊、木耳、薩摩揚げ、浅蜊、蒲鉾とたっぷり(これは嬉しい)。


閑話休題


ボクが愛読している橘玲さんの本「バカと無知」の備忘録(感想メモ)です。
本書は「言ってはいけない」、「もっと言ってはいけない」に続く"シリーズ"の続編に位置付けられるんだろいうと思います(三部作?)。
刺激的なタイトル通り、パブリックなシチュエーションで話したら眉をひそめられるような内容ですが、それだけに的を射た内容なんじゃないかと思います。

では雑感です↓

(1) 進化適応環境的に人間はネガティブニュースにセンシティブ。
原始時代は猛獣とかの外敵の脅威にさらされていて、楽観野郎はあっという間にやられてしまうので、人はネガティブなニュース(殺人、不祥事、戦争etc.)に興味津々なのです。
チープなワイドショーがなくならないのは、こんな事情があるんでしょうね。

(2) "正義"はエンターテインメント
人間は上位者に正義の鉄槌をくだして追い落とし、下位の者にマウントとるのがお好き。これは、集団内での地位や性愛を確保するために必要な特性なので仕方ないのですが、性格悪いですね。 
有名人の不祥事批判を簡便に出来るスマホ(SNS)はインスタントな快楽製造機なわけで、まさに正義マン必携のインターネット・マシーンになっています。 

(3) ボランティアはマウントのテクノロジー
ボランティアを施す人は、ボランティアを受ける人に対して上位になるので、実質マウントしているのと同じです。
特にファションでボランティアしている人はマウントとって気持ちよくなりたいだけなのかもしれませんね。

(4) ポリコレ棒、ブンブン
巷で言われているポリコレは、本来意味すものではなくてキャンセルカルチャーになっていて、ポリコレ棒振るいすぎて生き辛くなるらしいです。バカ過ぎる。 
生物学的性差さえも認めないのが、(間違った)リベラルであり(間違った)ポリコレなんだけど、これが主流派のようで、生物学的に男性の選手が女子の大会に出場して無双するとか終わってます(https://finders.me/articles.php?id=2468)。
その割には性差に由来する残滓が残りまくりです、看護師とか肉体(体力)差を伴わない男女別競技(女流なんたら)とか。
それから、あらゆる社会で殺人犯は圧倒的に男性が多いそうです。

あと、 シリコンバレーの企業では、黒人やヒスパニックの従業員が少ないんだそうです。
さらに、黒人でも「黒人=危険」のステレオタイプをもつといいます。
このことは、人種間で知能に差があることを示唆していると思うんだけど、知能の差異に言及するのはポリコレ的に超絶ご法度です。仕方ない。でも、人種間の身体能力の差異に言及するのはオールオッケーなのは不思議です。 

(5) ダニング=クルーガー効果
バカは自分がバカであることに気づいていないそうです。なぜならバカだから (ダニング=クルーガー効果) 。痺れますね。
そして、賢い人はバカの過大評価に引きずられて間違った選択をしてしまう (平均効果) というから恐ろしいです。そして、ボクも多分バカ。 
イノベーションで重要なのは、多様性のある高い知能をもつ者たち。要は、バカは排除しなければいけないのです。

(6) ネトウヨ
ネトウヨは「日本人」であることしか誇れるものがないんですってね。寂しい人たちなんですね。ヨシヨシ。

(7) いじめ
いじめ問題の本質は、学校という逃げ場のない空間に同世代の子供達を監禁するという、進化の歴史ではあり得ない「異常な文化」が原因だとか。救えない。そして無くならない。 
いじめ問題は古典的な問題なんだけど、全然なくならないし、教師や教育委員会は力一杯隠蔽したり、存在しないことにしようとしてますね。学校空間において"いじめ"は絶対にあってはならないものなので、そうなるのでしょう。そもそも、いじめ問題を明らかにしても、「お前の監視下でいじめ起きたからマイナス・ポイントな」って感じで評価下がりそうで、インセンティブ働かなさそうです。
まぁ、大人の世界でも"いじめ"があるんだから、子供に"いじめ"ゼロを課すのは無理なんじゃないでしょうか?
"いじめ"が起こるのを前提とした制度設計が必要と思いますね。

 (8) 現代社会は知能によって分断されつつある
差別の本質は人種や民族のちがいではなく、"しるし"によるカテゴリー化。要は、オレたちか、オマエらか。そして、現代社会は知能によって分断されつつある。仕方ない。 
アメリカの分断もシリコンバレー vs. ラストベルト的な雰囲気を醸し出しているし、まぁ、なるようになるしかないですね。

(9) お金は大事だよぉ。
お金があれば煩瑣な仕来りを気にしなくてもよくなり(ベタな人間関係からの解放)、快適な自由を謳歌できるわけです。 ボクは社会不適合者なので、よくわかります。 
なので、コミュ障・陰キャな人は、頑張って勉強して、いい大学に入学して、いい会社に入社してお金を稼ぎましょう。
それから、職場の構成員の知的レベルも重要と思います。
ボクは三ヶ月くらい工場で働いたことがあるけど、休憩時間とかの話題がパチンコとか風俗(ソープランド)とか下世話な噂話とかが多いです。ボクも下ネタや他人の噂話は嫌いじゃないけど、辟易するレベルでしたね。
一応、ボクは研究やってるので周囲の人たちはほぼほぼ院卒(博士、修士)です。みんな道理が分かってるので、かなり平和な会社生活を送れています。モンスターな客と接する機会がないのも嬉しいですし、業者の人も丁寧に接してくれるのでいい感じです。
要は、勉強を頑張っていい会社に就職すると、職場にヤヴァイ人が存在する確率が激減すると思うんですよね(ボクの場合は、それほど勉強は頑張らなかったし、二流大にしか受かんなかったし、運がよかったですね)。

(10) 道徳の貯金箱
人間には道徳の貯金箱があって、善行をした後はちょっとぐらい悪いことしてもいんじゃね?という気持ちになり、逆に悪行の後は良いことをしようと思うそうです。
善行は貯金、悪行は借金なわけです。
返報生に似ていますね。


以上、過去作と重複する内容もけっこうありますが、徒然なるままに書籍「バカと無知」のボクの琴線ポイントを列挙し、ちょっとだけ独断と偏見に満ちた感想を書いてみました。
どうですか皆さん。人間に心根って全然清らかじゃないでしょ。
仮に清い心があったとして、それは自分自信に酔ってるだけのオナニーなんだろうと思います。
何はともあれ、ボクも含めた世界中のおバカさんに幸あれ!

 

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