あまり意識したことはなかったのですが、どうやらロスジェネらしいコンキチです。
Wikipediaによると、ロスジェネ(ロストジェネレーション)とは我が国において就職氷河期の文脈で語られる1970-1984年生まれの年代らしいです(see http://ja.wikipedia.org/wiki/就職氷河期)。こに定義に従うと、コンキチも力強くロスジェネです。
この年代がストレートで大学を卒業したとすると、その大学卒業年は1993-2007年ということだろうか。
ところでリクルートワークス研究所による大卒求人倍率調査というのがあります。で、その調査結果はこちら↓
青のbarは大卒求人総数
赤のbarは民間企業就職希望者数
右の数字は求人倍率
仮に、話を大卒に限ってみるとロスジェネは(リクルートワークス研究所調べにおける)求人倍率2倍未満(推定)が続いた年代のことのようです。
またまたWikipedia情報で恐縮だけれど、団塊ジュニア世代とは、第二次ベビーブーム世代の文脈で語られる1970-1974年生まれと、団塊世代の子供世代の文脈で語られる1970年代後半(1975-1979年)生まれに分類されるようだ。まあ、ざっくり1970年代(1974-1979)を団塊ジュニアとすると、スレート大学卒業年は、1993-2002年か。
ロスジェネと団塊Jr.はけっこうオーバーラップしているようだ。まあ、大学進学率が上昇し、かつ団塊Jr.=ロスジェネ世代は団塊の世代に継ぐ人口を誇る(? see http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2008np/index.htm)のだから、ただでさえ求人倍率が低下するのは必死であることに加えて、ついでに景気も芳しいものではなかった。正にジーザス(ちなみに自分無信教ですが)。
ちなみに失業率の推移はこんな感じ↓(参考)
そして(悪名高い?)厚労省推計の大卒内定率はこちら(文科省のデータを基に推計とかいいながら、元データとの整合性がないようにコンキチには思える)↓
大卒に限って言えば、最も内定率に落ち込んだ2000年3月卒でも91%はキープしている。っていうか、どんなに好景気でも100%はおそらく達成しないだろう。そもそも、空前の売り手市場と言われた2008年3月卒でも内定率96.9%だからね。ってことは大卒に関して言えば約6%のレンジで"失われた"かどうかが議論されているのだ。さすが経済大国日本、豪気だね。まあ、確かに絶対数という観点からみると、2000年3月卒のインパクトは大きいのだろうけど、マスゴミが吹聴する言説はもっと劇的に深刻のように聴こえるのだが.....
まあ、(大衆が好む)ネガティブなニュースで耳目を集めようとするのはマスゴミの常套手段だが、それをより印象づけるためにロスジェネとか団塊Jr.とレッテル張りされるにのはけっこう不愉快だなとコンキチは思うのです。
「人口が多くて、ついでに不景気で運がなかったね」ではなくて、もっと構造的な問題をマスゴミはフィーチャーすべきだろうと思う二流大出のなんちゃって研究員なのでした。
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2009年6月20日土曜日
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