2020年5月4日月曜日

Soba_Colle 5 (ソバコレ 5)

ども、やっぱりお蕎麦が好き。コンキチです。
ここ最近食べたお蕎麦のメモを書きます。

因みに、過去のメモはこちら↓

Soba_Colle 1 (ソバコレ 1)→https://researcher-station.blogspot.com/2018/11/sobacolle-1-1.html
Soba_Colle 2 (ソバコレ 2)→https://researcher-station.blogspot.com/2018/11/comuthe-perfect-reaction-media.html
Soba_Colle 3 (ソバコレ 3)→https://researcher-station.blogspot.com/2019/07/sobacolle-3-3.html
Soba_Colle 4 (ソバコレ 4)→http://researcher-station.blogspot.com/2020/03/sobcolle-4-4.html

それでは、今回のメモです↓


ENTRY 41   更科すず季 (流山)

チバラキの星。そして、ボクの大好きなお店。様々なメディアに取り上げられて、けっこう混んでるのが玉に瑕なお店です。数年前と比較して、温蕎麦のクオリティがかなり上がってると思います。

住所:流山市西初石3-1-17
https://www.facebook.com/LiuShansuzuJi/

-ゆばあんかけそば(1,500 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
あんのトロみが絶妙な軽やかさ。
ツユは辛さ控えめも、旨味リッチ。なんかキノコ由来っぽい滋味深い旨味を感じる。
蕎麦はザラッとした舌触りで、味が濃厚。ボディーが強く、甘味を感じる。コシはなくて軟らかいけど、並木の藪同様のお餅っぽい食感。
湯葉はフレッシュで、滑らかな舌触りでおいしい。
これは旨いね!

-播州一献 (880 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
雪冷え程度で提供される。程よい辛口。淡麗系だけど、上品な旨味もしっかり。締まった甘味と米の味を感じる。フィニッシュには酸味。
サラッとしていて後味が綺麗。で、淡麗な呑み口だけど重みのある味。


ENTRY 42   河北や (小川町)

二回目の訪問。蕎麦も旨いんだけど、冬季限定の芋煮がどうしても食べたくて行ってきました。
住所:千代田区神田錦町1-2 官報神田錦町ビル 1F

-樽平 (銀 特別純米) (600 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
雪冷え程度で提供される。芳醇旨口のフルボディー。軽く老った感じの香りと味。甘味が強めだけどベタついてはおらず、比較的軽やか。洋菓子のニュアンスでメローな味わい。





-山形芋煮 (600 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
具材は、葱、舞茸、しめじ、里芋、牛肉、大根かな?
葱はざっくりめにカットされていて食感がいい感じ。お肉(牛肉)はあっさりしていてよいです。
お出汁リッチなテイストで、塩味濃いめ。ツユにお肉の脂がいい感じに滲み出ていて最高に美味しい。東北ノスタルジーなお味に仕上がっていると思います。

-温かい肉そば (440 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
お出汁リッチなツユはで、(多分)鶏の脂の滲みだし加減が素敵。
黒いお蕎麦は平打ちで、ザラッとした歯にかかる食感で重さを感じる。僅かに粉っぽさがあるか?田舎蕎麦ライクな仕上がり。
(多分)鶏でとって出汁は柔らかくかつ奥行きのある味わい。
具材のソリッドめの鶏肉はコリコリした食感が心地よく、ちょっぴり鴨っぽいニュアンス。


ENTRY 43   一由そば (日暮里)

創業平成20年(2008年)。六文そばの系譜のお店です(40年超のキャリアのご主人は六文そばで長く働いていたそうです)。システムはベースのそば・うどんを注文して、そこにトッピングしていくスタイル。平時は年中無休で24時間営業という驚きのフル稼働店です。

住所:荒川区西日暮里2-26-8
http://ichiyoshisoba.com

-おそば 温 普通 (かけそば) (220 JPY)-
-かき揚げB (140 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
蕎麦は中太のゆで麺でコシは全くなくて軟らかい(提供が物凄く速い)。そして、"蕎麦感"は皆無に近しい。だからといって不味いかというとそんなことはなくて、そこそこ品のある軟らかさで意外と食感が良く、チープで好意的なうまさがあると思う。
見た目、ツユはけっこう黒いけど、塩加減はいい塩梅。かけそばのツユにしては甘み少なめで締まっていて、奥行きのあってけっこう旨いツユに仕上がっている(宗田節、さば節、かつお節からとった出汁だとか)。
かき揚げは、紅しょうがから染み出しているであろう酸味が鮮烈で、いいアクセントとなっており、お蕎麦全体と調和している。生姜の辛味は控えめで薬味としていい感じにワークしている。あと、ゲソの強い弾力とフィッシー(fishy)な濃い味がとても良い。
ゆで麺でこのクオリティはびっくり。今まで食べたゆでソバの中で一番旨いかも。
薬味の刻み葱はセルフで、会計兼受け取り口の脇のザルに入ってます(気づかずにとりそびれました)。


ENTRY 44   蕎麦いなり (駒込)

ラーメン業界では、ニューウェーブ系や新世代系なるものがあるようですが、このお店はお蕎麦屋さんのニューウェーブかつ新世代系。しょうゆベースのつゆがデフォルトな蕎麦なのに、「商品名:しょうゆ蕎麦」というネーミングに挑戦するスピリッツを強く感じました。実際、意図的にラーメン寄りの蕎麦を志向していてチャレンジングです。

住所:北区西ヶ原1-1-15
https://www.facebook.com/sobainarikomagome/

-しょうゆ蕎麦 (780 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
つゆは濃い色で醤油の香味が強い。塩味と甘味も強め。つゆの表面には油が浮かべられていてラーメンライク。かけそばの甘汁としては力感強くて辛いけど、ラーメンよりは大分塩味控えめ。
蕎麦は中細でとてもゆるやかにウェーブしていて、少しラーメン感のあるモチッとした食感、僅かに蕎麦の香味も感じる。
つゆと蕎麦の相性は良い。そして、明らかに蕎麦寄りなんだけど、蕎麦なのかラーメンなのか不思議な味わい。
具は、海苔、青菜(多分ホウレン草)、筍、葱、鴨と鶏のチャーシュー。鴨のチャーシューはレア感リッチで、その独特の香味がスパークしてとても美味しい。鶏のチャーシューは軟らかくクセのない味で名バイブレイヤー感たっぷりのいぶし銀の味。胸肉なんじゃないかなぁと思うんだけど、あまりパサついていない。筍は適度な歯応えがありつつ軟らかくて美味しい。
ニューウェーブであることに間違いないお蕎麦に仕上がっています。


ENTRY 45   更科すず季 (流山)

また、チバラキの星、流山のすず季で蕎麦を手繰ってきました。大好きです。

-ビール エビス (600 JPY + tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ビールは中瓶です。
お通しには、しらすおろし。柑橘(酢橘?)だろうか?キリッとした心地良い酸味が、大根おろしとしらの味うを極限まで引き立てます。




-牡蠣天ぷら (350 JPY+tax)×2コ-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
油のいい匂いに合わさって、牡蠣の香りも薫ってきて、とても食欲をそそられる。薄衣を纏った牡蠣のぷるぷるした柔らかい食感をダイレトに堪能できる。
上品な旨さで、何もつけすにそのまま食べて旨く、粗塩を軽く振って食べてると味が引き締まってこれまた美味しい。そして、(多分)酢橘を絞れば爽やかな味わいが拡散して旨し!

-粗挽き太そば (900 JPY+tax)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦からはもっさりした力強いグラッシー(grassy)な香り。パウダリー(powdery)感は軽微。かなり太いんだけど、けっこう洗練されたイメージの味わいで、ニュー田舎蕎麦っていう感じ。ちなみに、外一。
ツユはいつものやつで、鰹節様の香りリッチで甘さと辛さがコク深くバランスが良いツユは、シックな辛口の仕上がり。
お蕎麦の水はちゃんと切れているけど、蕎麦がホントに極太なので、当然単位重量当たりのツユに絡みは不十分。なので、お蕎麦をツユにドどぶ漬けして、最後にツユをちょい啜るのがいいかも。
ツユの他に粗塩もついていて、それを試してみると相当イケってる!塩の量のアジャストが難しいけど、しっかりと馴染んで、"噛んで味わい蕎麦"の旨さが映える。
ハイパーフルボディーな蕎麦なので、香味の強い葱(薬味)との相性抜群。それから、「牡蠣の天ぷら」についてきた(多分)酢橘がとても良く合う。
そして、一つ驚いたのが、蕎麦の薬味として鉄板の存在である本山葵が全く合わないこと。
あと、山葵以外のツユ、塩、葱、酢橘の各種コンボやフルコンボもいける。こんなふうに色んな調味料をミックスして食べる作業も、遊んでるみたいで面白い!!!


ENTRY 46   そば政 (六町)

立ち蕎麦界のレアキャラと称されるお店。何故なら、営業時間が7:30からお蕎麦がなくなるまでで、ざっくり10:00には閉店しているというからです。加えて、つくばエクスプレスの六町駅(という幾分マニアックな駅)からおよそ1.6 km。近所にでも住んでいなければ、道のりは険しいです。

住所:足立区南花畑4丁目14-2

-鴨なんばんそば (500 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
蕎麦は極細で、しっとり、つるっとした食感で、ほぼ更科。よく噛むほどに僅かに蕎麦の香味が漂う。
ツユには鴨(だと思う)の脂がふんだんに染み出していて、濃いめの甘辛。
蕎麦はその形状ゆえか、水切りが不十分で、食べ進めるに従ってツユが薄くなってゆく(だから、初期濃度は濃いのだろうか)。
具は、南蛮(葱)に加えて、(多分)鴨とつくね。鴨肉は野趣感十分もなんか鶏っぽい感じの味。つくねはしょっぱい。
正直、イマイチだと思うけど、500円にしては頑張ってる方だと思いました。


ENTRY 47   生そば あずま

チェーン店ですね。気になったので食べに行ってきました。
https://www.shop-west.jp/kisoba-azuma

-お通しの揚げ蕎麦 (no charge)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
油のいい匂い。カラッと揚がっていて、とっても香ばしくて美味しい。


-生ビール (396 JPY)-



-かき揚げ天盛り (858 JPY)-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
蕎麦は一玉から三玉まで同一料金で、蕎麦つゆも無料でおかわりできるシステム。なので、少食の人には割高で不利な商品設計。
蕎麦はちょい太め。胡桃のような甘い香味がする。表面に僅かに引っかかりのある舌触りで、ボディーが強く噛んで味わう系に仕上がっている。
ツユは鰹節様の香りがうっすら漂う甘めのツユ。けっこう甘い。っていうか甘ったるい。それでいて、辛味(しょっぱさ)やコクに乏しくて、ボディーの強い蕎麦に当たり負けしている。
蕎麦はなかなか良くできてると思うけど、甘ったるくてスカスカのツユが全てを台無しにしている印象。
かき揚げのタネは、玉葱(メイン)、人参、大葉、海老。薄めの衣はフリッターぽい食感で、冷めると油の重さをかなり感じる。

-ウーロンハイ (330 JPY)-


ENTRY 48   鈴家 (市川)

ゲソ天が評判。このお店は素の麺(かけそば、かけうどん、冷やしそば、冷やしうどん)を頼んで、そこに具材をトッピングしていくスタイルなので、ゲソ天を狙ってるなら忘れずにトッピングしましょう。
住所:市川市市川南1-1-1 ザタワーズイースト 209-2

-かけそば- (280 JPY)-
-RATING- ★★★☆☆
-ゲソ天- (300 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
トップに戴くゲソはたっぷり。なので、ゲソのフィッシー(fishy)な香りが良く立っている。薄衣の天ぷらでサクッと揚がっていて、ゲソは小さめのぶつ切りで食べやすい。軟らかく弾力に富んだその身は、香味が濃厚で噛むほどに旨味が滲み出てくる。これは正に絶品の領域。
そして、ツユが独特。香り立ちは控えめで、優しいながらもしっかりとした旨味があって物足りなさはない(宗田節、鯖節を使った出汁で、昆布が強めらしい)。
中細で少し濃い色の蕎麦は小さい星が入っていて、"かけ"にも関わらず"蕎麦の香り"が漂う。多分、茹で麺で、コシは殆どないけど喉越しは悪くない。
あと、薬味の葱がみじん切りなのが珍しい。


ENTRY 49   六文そば 須田町店 (神田須田町)

この界隈は、かんだやぶそば、神田まつや、松竹庵 ます川といった名店が軒を連ねる(実際は全然連なってない)老舗蕎麦屋街。そのエリアにあって黄色い看板の六文そば 須田町店は立ち食い蕎麦というスタイルで異彩を放っています。そして、昭和レトロな外観と内装には、老舗とは趣のことなった歴史を感じます。

住所:千代田区神田須田町1-17 金井不動産 1F

-かきあげそば (380 JPY)-
-RATING- ★★☆☆☆
-REVIEW-
蕎麦を器に入れてかき揚げを載せた後、かき揚げの上からつゆを掛けるスタイル。そして、トップに頂いた葱が鋭く香る。
つゆはかなり濃い色で醤油の硬い味がするけど、濃度は控えめで、醤油の深みも塩気もそれほどではない。かき揚げから染み出た油がつゆに混ざると甘みが付与されて軽やかな味わいに。
蕎麦は茹で麺でコシは無く香味も乏しいが、喉越しは悪くない。少し太めで軟らかく立体感のある食感が印象的。
かき揚げは最初からつゆでフヤフヤ。薄めの衣なの、つゆを吸い込んでもくどくなくて悪くない。天タネは玉葱オンリー。
蕎麦とつゆのバランスが良く、チープ旨い蕎麦に仕上がっていると思いました。



ENTRY 50   そば処池之端かめや (御徒町)

なぜ御徒町(台東)にあるのに池之端?と思ったら、池之端にある龜屋一睡亭という老舗料亭の経営だかららしいです。他にも都内し支店があって、神田東口、神田西口、新橋、銀座、新宿がそのようです。

住所:台東区台東3-41-4 加藤ビル 1F

-天ぷらそば (390 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
落ち着いたお醤油の香り漂うツユは上品で甘め。けっこう甘いんだけど、べたついたところは一切せず、しっかりとした醤油の味わいは穏やかに効いていて、軽やかな仕上がり。
蕎麦は、弾力に富み、キックもしっかりしていて、全体的にポップな食感で少しモチッとしている。香味は乏しい。
蕎麦もツユもなかなかの旨さ。
かき揚げは揚げ置き。タネは玉葱と人参。薄衣でカラッと揚がっていて油軽やか。染み出る油がツユに深みを付与しうていい感じです。


立ち食い蕎麦メインで攻めてみました。ちょっと前まで立ち蕎麦ってジャンクフードっていう感じで見てたんですが、なかなかどうして美味しいじゃないですか。ちなみにボクの立ち食い蕎麦トップスリーは、文殊、やしま(西葛西)、池之端かめや(御徒町)です(河北やも飛び抜けてるけど、ボクの中では立ち蕎麦ではないので)。

いやぁ、お蕎麦って本当にいいもんですね。


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