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2026年7月5日日曜日

tert-ブチル基の化学 Extra Operation 3 : tert-ブチルエステルをone-potで交換します!

2人生で初めて島寿司を食べたときのメモです。

八丈島 (池袋, visited Apr. 2026)
住所:豊島区西池袋1-22-4


-喜平 生貯蔵純米酒 (825 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
柔らかい酸味を想起させる匂い。
トップに甘味、フィニッシュにはアンニュイな酸味を覚える淡麗辛口。
ミドルも仄かに甘く、やんわり米の味もする。
お通しは、お豆、ワカメ、オクラ、赤いののネバネバ和えもので乾いた、辛味がほんのり。

-赤イカ塩辛 (572 JPY)-
-RATING- ★★★
-REVIEW-
濃ゆめの甘めの酒粕感のある味付けで、ピリリとチョイ辛い。 味付けが濃いけどイカもそれに負けてないフレッシュ感のある旨さ。

-島寿司 (5貫 味噌汁付) (850 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
勘八(4貫)と岩海苔(1貫)。
ご飯は軟らかめでほんのり甘めの酢飯。
勘八の身は軟らかく口腔に気持ちよく吸い付くような食感。 味付け(漬け)は薄味で、ちょっと物足りない気もするけど上品な味わい。あと、マヨネーズチックにオイルコートされている様な感覚。

で、驚くべきことに辛子の味が物凄く映える。 っていうか、辛子が美味い。 辛子が主役で、酢飯も勘八も脇役な感じで面白い旨さ。
総じて、辛子を旨く食べるための料理と思いました。
あと、岩海苔は佃煮ですかね、結構軽やかで普通に美味しい。
味噌汁も普通に美味しい。

-白鹿 清酒灘仕込 (528 JPY)-
-RATING- ★★
-REVIEW-
燗をつけてもらいました。
セダー様の香味がします。




-明日葉天ぷら (825 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
サクパリで軽やかな衣。
明日葉はグラッシーで可愛らしい苦味が美味しさマックスハート。
この後、観劇予定だったのでビールを注文しなかったんですが、ビールとのマリアージュが鉄板と思いました。


漬けを芥子で握る島寿司には江戸前寿司や押し寿司とも違う乙な旨さがあって、ボクはとても気に入りました。
で、また島寿司食べたいなと思っていたところ、回転寿司みさきで島寿司フェアを開催するっていう情報をキャッチして爆食して参りました。

回転寿司みさき エキア北千住 (vsiited Jun. 2026)
住所:足立区千住旭町42-1 東京メトロ北千住駅 2F

-島寿司 真鯛 (530 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
みさきの島寿司は、辛子はネタとシャリの間じゃなくてネタの上載せるタイプ。
鯛は身が軟らかく、脂が回ってる感じ。
漬けの塩梅が丁度良くて、辛子が鼻に抜ける感覚がいい。
綺麗な淡白な味わいに練れた旨味がプラスされて感じで、凄く美味しい。

-島寿司 生サーモン (550 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
サーモンの身は軟らかいけど張りも感じられて醍醐味がある。
脂もクドくなくて、むしろスッキリさえしている。サーモンの漬けもかなりいい。
赤酢のシャリが、漬けだけだと弱くなりがちなお醤油の味を補完していい感じにワークしていると思う。

-島寿司 つぶ貝 (420 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
コリコリな食感そのままに、漬けがネタ全体に満遍なく染み渡っていていいですね。
お醤油だとその味が局在化しがちだと思うんですが、味の均一感が自然な感じで丁度いい
 辛子の辛さの鼻抜けもいい。

-島寿司 まぐろはらも (330 JPY)-
-RATING- ★★★★
-REVIEW-
ネットリした舌触りに加えて、漬けの効果かどうか分かんないけど、身の張りがアップしてる気がする
スッキリした旨みと酸味で結構気に入った。

以下、爆食の記録です(オッサンなので、6日間掛けました)。







どうですか、ボクの島寿司愛は。

ところで、回転寿司みさきの島寿司は握ってなくて、ロボシャリにネタ載せて、その上に辛子載せてるだけだと思うんですが、それがいいと思うんですよね。
近年のロボシャリのクオリティってかなり高くって、島寿司とか軍艦と相性がいいと思います。江戸前の握り寿司とは違った気楽さにマッチしてるかと。
それから、30年くらい前に御徒町で食べた信じられないくらい不味いロボシャリ寿司を思うと、現在のロボシャリテクノロジーの素晴らしさに隔世の感を覚えます。


閑話休題


少し古いんですが、こんな論文を読んでみました↓

Tin(II) Chloride-Catalyzed Direct Esterification and Amidation of tert- Butyl Esters Using α,α-Dichlorodiphenylmethane Under Mild Conditions
J. Org. Chem., 2023, 88, 13291-13302.

tert-ブチルエステルをone-potでエステル(transesterificaton)/アミド(transamidation)に変換するお話です。

tert-ブチルエステルはカルボキシル基の保護基として多用されていて、保護基故に他の官能基へと変換される運命にあります。エステルやアミドへの官能基変換が圧倒的に多いと思うんですが、その場合、脱保護と脱水縮合という二段階を要します(酸クロ法を使った場合は三段階必要になる)。なので、tert-ブチルエステルをマイルドな条件のone-pot反応で他のエステルやアミドに変換できれば、コスパ、タイパ、環境負荷の観点から凄く嬉しいわけです。

そんなわけで、鋭意検討の末に見出したtert-ブチルエステルの交換反応がこちらです↓
 27 examples, 81-96% yield

tert-ブチルエステルから酸クロを経由して、エステル、アミドへと変換する反応で、フェノール性水酸基や嵩高い二級、三級アルコールとの反応も良好です。

カルボン酸、アルコールともに種々の電子状態の基質に対して高収率ですね。 因みに、一段階目の酸クロ形成は溶媒効果が極めて大きくてジクロロエタンかジクロロメタンしか使いものになりません(ジクロロエタンの方が僅かに優位)。

この反応はin situで酸クロを発生させるので、当然、アミド化や混合酸無水物、チオエステルの合成にも応用できます。 
14 examples, 89-95% yield

3 examples, 83-92% yield

2 examples, 91-94% yield

Good Yieldですね。

著者らはグラムスケール合成も行って、この反応の実用性をアピールしています。 
推定反応機構です。 

ところで、tert-ブチルエステル以外の基質で反応は進行するのでしょうか? 
安心してください。検討してますから。ベンジルエステルとアリルエステルは加熱下で反応が進行しますが、メチルエステルとフェニルエステルはno reactionです。 この結果を受けて、著者らはこの反応がtert-ブチルエステル選択的であると評しています。 

実はこの反応、アルコールの塩素化にも有効だったりします。
4 examples, 91-93% yield

どうですか、この反応。嵩高いtert-ブチルエステルを直接交換反応できるなて素敵過ぎませんか?
以上、ボク的に機会があったら使ってみたい反応トップ10にランクしたtert-ブチルエステル交換反応メモでした。

2011年5月26日木曜日

Earthquake 2011 (13)

コンキチの住んでいる市への質問メールシリーズ第1部最終章です。
(see http://researcher-station.blogspot.com/2011/04/earthquake-201-7.html; http://researcher-station.blogspot.com/2011/05/earthquake-2011-10.html; http://researcher-station.blogspot.com/2011/05/earthquake-2011-12.html)

教育長からの「市場で流通している食材は安全であるので学校給食を実施する」という手紙に端を発して、市と数度に渡ってメールでやりとりしてきましたが。先日最後の質問に対する回答が返ってきたのでメモしてみます↓

Question 6 (学校給食で使う野菜等の納品時に産地の確認などを行っているということだが)納品時に産地の確認を行っているということか?単に産地を確認するだけで、産地の峻別は行っていないのか?また、産地の選別を行っている場合、具体的な選別法を教えて欲しい。

Answer 6 出荷停止中の農産物等が納品されることの無いよう確認を行っているもので、産地の選別を行っているものではない(出荷停止されていないものは安全だから)。

だそうです。

やる気無さすぎ


「官僚の無謬性」(官僚(組織)は、自分達がこれまでに行ってきたことは全て正しいと考え、自己否定することは皆無であるとうこと)という言葉がありますが、これは地方行政の末端まで徹底されているようですね。しかも、市役所などの格の低い地方公務員は中央や県の言いなりで、その裁断に疑問を持つことも許されないようです(see 特にhttp://researcher-station.blogspot.com/2011/05/earthquake-2011-12.html)。

とりあえず、ぼちぼち県もターゲッティングしていこうと思います。


2011年5月21日土曜日

Earthquake 2011 (12)

この間書いたブログの続きです。
市に学校給食のことで、再々度しつこく質問メールを送ったら、やっと少しはまともな回答を得ることができました。で、その結果がコレです↓

Question 1 各自治体が農産物の全量(畑毎に)検査を実施して安全を確認していることを市では確認しているか?万が一確認していないならば、局在化の影響を認識しているが、無視しているということか?
茨城県に問い合わせたところ、「放射能汚染野菜のサンプルは毎回同一の圃場から提供され ているものではなく、天候や風向き等の影響により、汚染度合いが異なっているものと思われる。」という回答を得、暫定規制値を超過した食材が市場に流通している可能性を完全に否定することはできないことが分かっている。
Answer 1自治体が全量検査をしているということは承知していない。。現在の国・県レベルでのサンプリング検査により安全性の確認をしていると認識しています。
要は、国•県といった上部団体の仰せのままにってことね

Question 2 農産物の安全性を担保する科学的な根拠を立証する臨床データ(文献)を教えてください。
Answer 2 学校給食担当では把握していません。
自分たちで考えることを放棄してるってことね

Question 3 米国、シンガポール、過去の日本の禁輸措置等は間違いだと考えていますか?
Answer 3 国は現在の放射線レベルでは健康上の心配はないと説明しており、学校給食の担当が責任をもってお答えすることは困難と受けとめている。
国が勝手にやったことで、俺たち(市)は関係ないってことね

Question 4 もし万が一、放射能が原因で、将来、小児甲状腺がんが多発した場合、責任の所在はどこにあるとお考えですか?
Answer 4 国は現在の放射線レベルでは健康上の心配はないと説明しており、学校給食の担当が責任をもってお答えすることは困難と受けとめている。
俺たち(市)は関係ないってことね


それから、前回の回答文で、各学校では、野菜の産地確認を行うなど、安全確保にも努めているっていう文面が書いてあったから

Question 5 「各学校では、野菜の産地確認を行うなど、安全確保にも努めている」ということだが、具体的に何をどのように確認しているのか?

ていう質問をプラスしたら、

Answer 5 野菜等の納品時に産地の確認などを行っている。
ひょっとして確認してるだけか?公表しないのか?

だそうです。

それにつけても、想像してた通りすぎて恐ろしいな。市の仕事って上意下達の無責任ルーティンワークだってことがよく分かりました。

とりあえず、「Answer 5 野菜等の納品時に産地の確認などを行っている。」っていうのが気になったので、

Question 6 納品時に産地の確認を行っているということか?単に産地を確認するだけで、産地の峻別は行っていないのか?また、産地の選別を行っている場合、具体的な選別法を教えて欲しい。

という質問メールをしつこく送信してみました。納得するまで何度でもしつこくいくよ。だって、少しでもはぐらかしてやろうとしか思えない回答ばかりするんだから。

つづく.....


2011年5月11日水曜日

Earthquake 2011 (11)

住みにくい世の中になったなあと思うコンキチです。

先日、蓮舫消費者担当大臣のtweetにこんなのがありました↓


ちなみに、茨城県では、茨城県産ホウレンソウの分析サンプルは毎回同一の圃場から提供されているものではないとしており、さらに天候や風向き等の影響により、汚染度合いが異なっているものと思われるという認識を示しています。すなわち、暫定規制値を超過した食材が市場に流通している可能性を完全に否定することはできない訳です。

これについてどう考えてるんですかね、消費者庁と消費者担当大臣は。

ボクには、消費者庁って、顕在化した不祥事に対して言い訳するだけの役所にしか見えないんですけど、一般市民の皆さんはどう思われますか?

「2位じゃダメなんでしょうか?」って言ってた人に、「棒ほど願って針ほど叶うって言う言葉を知らないんですか?」って切り返したい二流大出のなんちゃって研究医でした。

2011年5月7日土曜日

Earthquake 2011 (10)

先日、(コンキチの居住する)市に質問したんですが、その回答の内容があまりに信じがたいものだったので、再度(しつこく)質問メールを出してみました。
see http://researcher-station.blogspot.com/2011/04/earthquake-201-7.html

で、回答が返ってきたので、まとめてみます↓

Question 1 各自治体が農産物の全量(畑毎に)検査を実施して安全を確認していることを市では確認しているか?万が一確認していないならば、局在化の影響を認識しているが、無視しているということか?
Question 2 農産物の安全性を担保する科学的な根拠を立証する臨床データ(文献)を教えてください。
Question 3 米国、シンガポール、過去の日本の禁輸措置等は間違いだと考えていますか?
Question 4 もし万が一、放射能が原因で、将来、小児甲状腺がんが多発した場合、責任の所在はどこにあるとお考えですか?

Answer
•市では国や県などの公的機関が発表した放射線の測定値の情報等を注視しながら、各課で連携を図っている。
•給食用の野菜は一般に市場で流通しているものだが、各学校では、野菜の産地確認を行うなど、安全確保にも努めている。(っていうか、給食センターじゃなくて学校が確認するのか?)
•今後も、児童生徒の安心・安全のために、情報収集を適切に行っていく。  



マジ!


オレの質問に気持ちいいほどひとつも答えてないんですけど.....

はっきり言って、オレも市に多くのことは期待してませんよ。いろいろな制約やパワーバランスもあるだろうし。「こういう制約があるから、実施できない」とか、分からないなら分からないでそう回答してくれれば個人的にはオッケーなんだけど、なんで、のらりくらりとかわすような受け答えをするのかなあ?ただ、誠意ある回答が欲しいだけなのに。地方自治の実力がよーく分かりましたよ。

また、しつこく質問メール送信する予定です。

Earthquake 2011 (9)

先日、茨城県に出した質問メールの回答が(やっと)返ってきました。まとめると↓

Question 1
茨城県産ホウレンソウの分析結果において、放射性物質の減少の仕方が産地毎に一様ではなく、ランダムに増減しているように見えるが、その点についてどのように考察しているか?
Answer 1
サンプルは毎回同一の圃場から提供されているものではない。天候や風向き等の影響により、汚染度合いが異なっているものと思われる。

Question 2
日本政府は、放射性ヨウ素と放射性セシウムの暫定規制値をそれぞれ2,000Bq/kg,500 Bq/kgとしているが、その値が適正と考えているか?
我が国は過去に放射性セシウムが370 Bq/kgの食品の輸入を差し止めた事実があり、FDAは放射性ヨウ素が170 Bq/kgを超える食品の輸入を差し止めるとしている。そういった、事実を鑑みて現在の規制値は茨城県として安全と宣言しているか?
Answer 2
当該暫定規制値は厚生労働大臣の諮問に基づき食品安全委員会でのリスク評価を経て運用されているもので、これを超えるものは食品衛生法第6条2号違反に当たるものとして、人の食用に供されることがないよう措置されている。

Question 3
ウェブサイト上に「茨城で現在出荷されている農畜産物は、安全が確認されたものです。」と記載されているが、安全はどのようにして確認したのか?茨城県として、規制値が安全であると判断するに至った臨床データや文献を教えて欲しい。
Answer 3
各食品の検査結果を暫定規制値に照らし、当該規制値に至っていない食品については安全なものとして判断しております。

Fact 1
要するに、暫定規制値を超過した食材が市場に流通している可能性を完全に否定することはできない。
Fact 2
安全基準は完璧国任せ (上意下達)

ってことですね。よく分かりました。予想通りだけど、残念です。

あと、追加で「厚生労働省では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量を成人1日当たり350g以上としているが、茨城県のパンプレットでは、放射能汚染野菜の1日当たりの摂取量を20gとして放射線量を計算しているのなぜか?」っていう質問もしたので、その回答を待ちたいと思います。

どこぞの県知事なんて潮干狩りして喜んだりしてるし、地方自治なんてこんなもんなんだなとガッカリする二流大出のなんちゃって研究員でした。

2011年5月1日日曜日

Earthquake 2011 (8)

←最近コンキチがはまってるつまみです。燻製にしてあるんだけど、これがまた超旨いんだとね

個人的の帆立の生とボイルはあまり好きじゃなくて、乾物しか好みじゃなかったんですが、新たに帆立の燻製がボクの好物に加わりましたよ。

閑話休題

10日くらい前に茨城県の保健福祉部生活衛生課食の安全対策室に以下の内容のメールを送ってみました↓

(1) 茨城県産ホウレンソウの分析結果において、放射性物質の減少の仕方が産地毎に一様ではなく、ランダムに増減しているように見えるが、その点についてどのように考察しているか?

ホウレンソウ(路地栽培)の放射性ヨウ素濃度 (Bq/kg)
3/18
3/30
4/6
4/11
北茨城市
24,000
-
-
1,800
高萩市
15,020
6,300
2,700
150
日立市
54,100
8,300
400
360
常陸太田市
8,830
2,700
920
200

ホウレンソウ(路地栽培)の放射性セシウム濃度 (Bq/kg)
3/18
3/30
4/6
4/11
北茨城市
690
-
-
621
高萩市
525
756
444
202
日立市
1,931
799
87
234
常陸太田市
374
176
114
75

see http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/pdf/0357.pdf

(2) 日本政府は、放射性ヨウ素と放射性セシウムの暫定規制値をそれぞれ2,000Bq/kg,500 Bq/kgとしているが、その値が適正と考えているか?
我が国は過去に放射性セシウムが370 Bq/kgの食品の輸入を差し止めた事実があり、FDAは放射性ヨウ素が170 Bq/kgを超える食品の輸入を差し止めるとしている。そういった、事実を鑑みて現在の規制値は茨城県として安全と宣言しているか?

(3) ウェブサイト上に「茨城で現在出荷されている農畜産物は、安全が確認されたものです。」と記載されているが、安全はどのようにして確認したのか?茨城県として、規制値が安全であると判断するに至った臨床データや文献を教えて欲しい。

とりあえず、回答はまだいただいていません。回答に時間がかかる質問とは思えないんですが、そんなに忙しいのか茨城県。県庁の星とかいないのか茨城県(分かんなかったら分からないって回答でもオレ的にはオッケーなんですけど)。

あと、茨城県をターゲットに選んだのは、データが比較的良くまとまってたからです。他に他意はありません。

2011年4月29日金曜日

Earthquake 2011 (7)

今日から10連休ですが、週明け早々HPLCで死ぬほど分取しなければならなくなってこんな気持ちで↓


少し憂鬱なコンキチです。

さて、今月のはじめに、教育長名義で「市場で流通している食材は安全であるので学校給食を実施する」という内容の手紙が届きました(ボクは小学校に通う子供がいます)。

この手紙をみて、ボクは我が目を疑いましたね。そして、教育長は狂ってるとさえ思いました。

現在の国の暫定規制値は↓
•放射性ヨウ素 (131I)/ 2,000 Bq/kg
•放射性セシウム (134Cs+137Cs)/ 500 Bq/kg

だけど、

a) 我が国では、放射性セシウム (134Cs+137Cs)>370 Bq/kgの食品の輸入を差し止めてきた(see http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1108-2.html
b) FDAでは放射性ヨウ素 (131I)>170 Bq/kgの食品の輸入差し止めを提言している(see http://t.asahi.com/1tea)
c) シンガポールの放射性ヨウ素 (131I)の基準値は、100 Bq/kg (see http://t.co/IGD6I1q)
d) モニタリングスポットで観測される放射性物質の拡散状況と各県が公表している農作物の放射性物質による汚染濃度を鑑みると、同地域と思われる場合でも、地形などにより比較的狭い範囲でも、汚染が局在化している可能性がある。

っていう現実を鑑みると、市場に流通している食材が全て安全であるという発言は理解に苦しみます。なので、このことについてどのように考えているのかという質問を、お役所にメールで質問してみました。

で数日後、お役所から回答メールが届きました。

それによると↓
•放射性物質に広がりは、気象条件、地理的な影響などを受けることは承知している。
•市では、放射線量を独自に測定してはいないが、国や県からは、科学的な根拠に基づいて健康には影響のないレベルであると判断が示されている。
•「現在市場に出されているものは安全」→「給食実施」(県教育委員会と放射線医学研究所のお墨付き)

っていうこいとは、こういうことですか↓

•汚染の局在化を認識しているから、全量検査を実施している。
•科学的な根拠に基づいているから、その知見の正しさを立証する臨床データが存在する。
•米国、シンガポール、過去の日本の禁輸措置等は間違い。
131Iを2,000 Bq/kg含有する食材は安全だから、小さい子供がバクバク食べても小児甲状腺がんを発症することはない(農産物に関して言えば、これ以上放射性物質が大気中に漏洩することがなければ、クリティカルな影響はでないかもしてないけど、福島第一原子力発電所の近くに住んできなければ)。
•「暫定」でも「安全」

はっきり言って、信じがたいゼ


再度、しつこくメールで質問してみます。

ルールとして児童が2,000 Bq/kg(131I)の食材を恒常的に摂取することが許容されているわけなんですが、ボクはそれを許容できないっていうだけの話なのです。こんなボクの願いはそんなに大それたことなのでしょうか?

2011年4月20日水曜日

Earthquake 2011 (6)

先日アキバでニューウェーブ系ラーメン食べたんですが、(少なくともコンキチは)けっこう旨かったのでメモします↓

<CHABUTON>スピルリナの野菜系らぁ麺 780 JPY
-RATING- ★★★★★
スピルリナ(緑色の藻)を練りこんだ極細ストレート麺は、歯切れのよい食感で、見た目も鮮やかなGreenでGood!野菜onlyでつくったというスープは胡椒が良く効いた滋味深い味わい。具も彩りに富む。麺にスープがとっても良く絡みます。とっても上品な味わいで旨かったです。

閑話休題

先日、東京水道局の水道水の品質チェックが甘いんではないかということをブログに書きましたが、先週末(4月15日)から、細かいデータに加えて検出限界も併記されるようになりましたねよい傾向です。

1週間半くらい前に、

「水道水の放射能測定結果において、20 Bq/kg以下を 不検出と発表されていますが、検出限界は何Bq/kgですか?
 ちなみに、コンキチの住んでいる自治体では5-10 Bq/kgが検出限界だそうです。また、新宿区百人町のデータはもっと細かいと思います。WHOの平時のガイドラインは10 Bq/kgと理解していますが、20 Bq/kgを不検出とするのは、首都東京を預かる行政機関の責務を果たしているとお考えですか?」

っていう感じで東京水道局にメール出してみたら、

「ヨウ素とセシウムの放射能について、20Bq/kg以下の数値についても正確に把握しようとした場合、測定に長時間を要するため、情報提供が現状よりも遅れてしまいます。そのため、東京都水道局では、水道水の摂取を控えるべきか否かの判断に必要な分析感度を保持しつつ、出来る限り迅速に、お客さまへ水道水の安全性についてお知らせすることに努めております。 
 なお、東京都健康安全研究センターでは、新宿区百人町の蛇口からの水道水の放射能を測定しており、詳細な数値を公表していますが、測定時間がかかるため、前日のデータとなっております。 」

っていう回答が返ってきました。まあ、それなら理解できるわなと思いつつも、ただ一文「不検出≦20 Bq/kg」ってのはあまりにも消費者を侮ってるんじゃねーのと思いつつ、「質問に答えてくれてアリガト&これからもしっかり仕事してね」メールを返信したものです。

まあ、コンキチのメールが発端になったわけではないと思いますが、ここしばらく放射性物質の数値が落ち着いてきたこともあり、詳細な情報が周知されるようになったのは、品質保証上の観点から好ましいことと思います(個人的には、クリティカルな制約がなければ、速報値と詳細な分析結果を時間差で掲載すべきと思いますが)。

都水道局のWeb Siteでは、やっと

「水道水の放射能測定値の公表については、これまで速報性を重視してきましたが、放射能濃度が低い状態が続いていること及びお客さまからより詳細なデータを知りたいとの要望が多数寄せられたことを受け、4月15日からは速報性を損なわない範囲で測定時間を延長(従来の約1.5倍)して、より低い濃度まで測定することとしました。
 これに伴い、これまで一律に「不検出≦20Bq/kg」と表記してきた方式を、「検出限界値」を用いた新たな方式に変更しました。」

みたいなこと言ってるけど、最初からこんな風にアナウンスしとけば、週刊現代に「スクープ・都の水質検査には放射性物質『不検出』のからくりがあった」なんて書かれるこたないんだよと一人毒づく二流大出のなんちゃって研究員でした。

ああ、あとブログタイトル変えてみました。


2011年4月10日日曜日

Earthquake 2011 (5)

先日、久方ぶりに大好きな蕎麦を食べにいきました。

←手打そば京金っていうお店です。

で、注文したもは、せいろ (840 JPY)とそばの半量の追加 (420 JPY)に加えて、飛露喜 特別純米生原酒 (945 JPY)です。
メモです↓

•せいろ
-RATING- ★★★★☆
蕎麦は、平たく少し不揃い。とても滑らかで瑞々しく独特な食感。特筆すべきは、薬味をつけない方が旨く、ツユなしでもなかなかいけるということ。ただ、コンキチの好みではないのが残念。
ツユは鰹の風味が強く、やや甘め。そして、そこそこ深いコクがある。

•飛露喜
-RATING- ★★★★☆
吟香がする。しっかりとした米の味がする。全体的にシックな味わい。フィニッシュにいい湯加減の酸がある。

はっきり言って、及第点をあげれるお店です。あと、お品書きには旨そうなつまみが充実してて、今度行ったときにはトライしてみようと思ってます。

閑話休題

さて、最近では飲料水(水道水)の放射能汚染の問題をうけて、各自治体水道局は浄水場で放射線量の測定結果を公表しているようです。そこで、気になったのが東京都水道局の公表値です(see http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tp_first.pdf)。何が気になるって↓


不検出≦20 Bq/kg

っていう記述です。

放射能汚染された飲料水(水道水)の我が国における摂取制限の指標値(所謂暫定規制値)は、131Iで300 Bq/kg。放射性Cs (134Cs + 137Cs)で200 Bq/kgです。(但し、乳児は100 Bq/kg。)なので、不検出≦20 Bq/kgで問題ないのかもしれませんが、国際機関様であるWHOの飲料水水質ガイドライン(平時)は10 Bq/kgです。だったら、せめて10 Bq/kg程度までは数値を発表するのがスジと思うのですが、どうですか?世界に冠たるメトロポリス東京の名がなきませんか?

ちなみにコンキチの住む某ベッドタウンに配水いている浄水場では、外部機関に分析を委託しているそうで、検出限界は5-10 Bq/kg。それより低い数値を不検出として公表しています。

まあ、東京都健康安全研究センター(東京都新宿区百人町)が採ってるデータは詳細(0.15 Bq/kgとかまで検出してる)で、その数値を持って補完できるのかもしれませんが、東京都水道局の姿勢は、「100 Bq/kg下回ってればいいだろ」的で、いささか消費者をバカにしているのではないかと思わずにはいられません。20 Bq/kgの水を恒常的にのんでも健康被害はないのかもしれないけど、こういった姿勢を目にすると行政に対する不信感が募っていきますね。

以上、東京都の姿勢に奢りを感じざるを得ない二流大出のなんちゃって研究員の憤りでした。

2011年3月27日日曜日

Earthquake 2011 (4)

大地震から2週間余が経過した今日この頃。コントロール下にない福島第一原子力発電所では、放射能を周辺環境に垂れ流し続けています。真綿で首を絞められていいる気持ちでいっぱいになります。

東北地方を中心とした津波による被害も甚大ですが、首都圏に居を置くものとして、最大の関心は原発に注がざるを得ないです(福島はもとより、近隣の宮城をはじめとする東北も同様のリスクにさらされてるし)。

ところで、今回の一連の騒動で一つだけはっきりしたことがあるとコンキチは考えています。

東京電力は信用•信頼に値しない組織


ということが極めて明確に例証されたと思います。

例えば、先日原発で作業していた下請け協力会社の作業員が被爆しましたが、

a) 作業当日の事前の線量計測はしなかった
b) 汚染された水たまりに短靴で入り、足の皮膚に直接放射性物質が触れ局所被爆した
c) 東電、2号機の高放射線量を事前把握 作業員らに伝えず(作業員が被爆したのは3号機)

といった原発を扱う会社としてはあり得ない程の危機管理能力の低さを露呈しました。もう、純粋に空恐ろしいよ。暗澹たる気持ちですよ。今は批判より団結なんていう人もいるようだけど、そんなこと言ってたら手遅れになりかねないと思います。

あと、学者先生はいたずらに安全を煽らないで欲しいな。理由は、放射能汚染に係る問題は、クリティカルなダメージを負った場合の損失が深刻すぎると思うから。そもそも、安全だなんて誰も言えないんじゃないの(別にゼロリスク症候群じゃありませんが)。まず第1に、収束の目処なんて全然たってないじゃないですか?どれくらいの期間(数日?数週間?数ヶ月?数年?)、どれくらいの量の放射性物質が垂れ流されるのかっていうことが誰にも分からないですよね。

それから、原子力関連技術に加えて漏洩した放射性物質による人体•環境に対する影響って、広範な学問領域に股がってるとコンキチは思うんだけど、安全を煽ってる先生は自分の(限定された)専門領域に基づいた視点からしか考察してないような気がする(っていうか、それしかできないんじゃない)。全領域に精通するエキスパートっぽい人がデータを詳細に分析して網羅的にレポートしてる気がしないんですよね(もし、包括的かつ信頼性の高い分かり易いレポートがあったら教えて下さい。あと、原発が制御下にないんだから最悪を想定せざるを得ないよね)。

ついでに、放射線関連事故って事例そのものが圧倒的に少ないんじゃない?もしそうなら、確率論的な考察ってあまり意味ないんじゃないなんて気もします。リスクは去り、ブラック•スワン(ナイトの不確実性)を警戒しなければいけないんじゃないかと二流大出のなんちゃって研究員は思うのでした。とりあえず、遠ければ遠いほど身を守るのには向いているというのだけは真理なのでしょう。
(俺の心配が杞憂に終わりますように)



追伸
魚喰いのオレとしては放射性物質による海洋汚染も気になるところです。

2011年3月15日火曜日

Earthquake 2011 (3)

福島の原子力発電所で緊張が高まっている。いたずらに不安は煽りたくないけど、東電が件の原子炉をコントロールできていないことが例証されてしまった。

批判するのは簡単だと非難されそうだけど↓

a) 東電の会見にはいささか真摯さに欠けている
b) 政府はもっと東電に介入すべき
c) さっさと技術支援を請うべき
d) リソースを最大限の投入しろよ

と思います。喫緊の課題は、どう考えても原発問題だろ。

ついでに株式市場も凄いことになってる。とりあえず、直ぐに売却可能な有価証券は、金のETFとUS MMF, セゾン投信で扱ってるVangard Global Balanced Fundを残して全部売っぱらったけど、はっきり言って判断が遅れたな。まあ、仕方が無い。

ところで、今回の震災で受けた被害の甚大さが、日を追うごとにひしひしとその重みが伝わって来るようです。復興は不可能ではないと思うけど、その道のりは前途多難で、明らかに我々にはダウンサイジングが求められるでしょう。

ダウンサイジングっていうのは、人間が最も苦手とする分野という認識があり、平時においては実現困難と思います。しかしながら、日本人は大きな国難を前にすると、大いなるチームワークを発揚する気質があり、結果困難を退ける力があるような気がします。今回の災害はあまりにも大きく、戦争に匹敵するほどの国難といっても過言ではないでしょう。受難の刻は長引きそうですが、我々日本民族(民族なんて言葉を使うのは好きじゃないけど)の能力に期待したいと思います。

被災地の親族•知人の無事が少しだけ分かった今日この頃、証券会社に電話して「(自分の)資産はどうなってしまうんだ?」的な問い合わせをする人は、金融市場から早々に退出した方がいいと思いました。

2011年3月14日月曜日

Earthquake 2011 (2)

今日会社に出社してみたのだけれど、思いのほかsmoothに辿り着くことができた。鉄道の運行状況には大分混乱があったけれど、(ボクが利用した路線の)乗客のマナーは極めて良好なもので、日本人も捨てたものではないと柄にもなく少し感動した。

会社に行ってはみたものの、ボクが使っている研究棟で出社可能だった人は少数で、前途の多難さを改めて認識した。

電力供給の不足の影響や、鉄道の運行状況の影響もあって、今日は再結を仕込み、半ドンで早々に帰社。今日から数日に渡って自宅待機の指示が出たので、とりあえず、自分でできる生産的なことをしようと思っています。有機化学のお勉強、なかなか読めていなかった論文、読みかけの経営学の本、家の風呂掃除等やることは沢山ある。

それから、田舎の親類•知人に関して、幾つかのポジティブな情報を入手することもできた。

福島の原発に関しては、あいかわらず予断を許さない状況が続いている。いたずらに不安を煽るつもりはないが、想定の範囲を超えたこの状況に正直逃げだしたい気持ちで一杯だ。自分の生き様について、もっと真剣に考えた方がいいかもしれない。


とりあえず、試練の刻はまだまだ続きそうだ。

2011年3月13日日曜日

Earthquake 2011

とんでもないことが起こってしまった。

関東大震災を超える未曾有の規模の大地震に襲われ、ボクの田舎は地獄絵図の様相を呈している。もともと「涙」なんていうセンチな体液を簡単に分泌するようなWetな人間ではないけれど、感応度逓減性が働いて、もう殆ど悲しみさえ感じないような気がする。

はっきり言って、両親には全く連絡がとれない。地元の親類や知人の何人かは死んでしまったかもしれない(ボクの母校(高校)は山の上にあるから無事で、避難所になっているらしい)。

それに加えて、福島の原発の動向が気がかりだ。素人だから良くわからないけど、予断を許さない切迫した状況には違いない。放射性物質の大規模な拡散だけは避けて欲しいと切に思う。

ところで、地震発生の時刻、ボクは東京の研究所にいたんだけど、水浴の水がバシャバシャ飛び散る様をみたときは、軽く「死」っていう言葉が頭をよぎったな。3歳の頃、宮城県沖地震を経験したボクは地震には幾分自信があったのだけれど、そんなものはあっという間に吹っ飛んだ。

避難解除後実験室に戻ったら、幸いなことに水浴の水とオイルバスの油が飛び散ったくらいで他に被害は確認されず(あと、水素のラインは電磁便が閉じた)、事業所に設置してあるNMRもクエンチした様子はなく一安心といった感じだった。
(ショートカラムかけて、2Lのナスフラスコで受けてたんだけど、意外と大丈夫だった)

まあ、これだけ大きい揺れだったから、交通機関は完璧麻痺だろうと予想して会社に泊り、やれやれといった感じで軽く宴会モードでテレビをみていて、東北ではとんでもないことになっているということに気がついた。

テレビで繰り返し流される残酷ショーを目にして、ボクの悲しさを感じるスイッチは完全に吹っ飛んだ気がした。ボクの中学の同級生や高校の友達の多くは地元(県内)に残っている。昨夏同窓会をやったばかりだ。彼等彼女らの顔が脳裏をよぎった。ただ唯一、地震発生が昼間だったことだけはラッキーだったと思った。

カタストロフは常に一瞬で、それに続く苦しみは長いスパンで続く。これから日本の国力が試されるのだろうと思う。

とりあえず、ボクは明日出社して通常通り実験に励む予定です。他にできることも思いつかないし。