個人的に、香料の使用・不使用が明暗が分かれたと思う商品について書きます。商品カテゴリはチルド・コーヒーです。
もう随分前の話になりますが、スターバックスがサントリーとコラボレーションしてチルド・コーヒー(シアトル・ラテ)を発売した時のことです。当然、同業他者からもチルド・コーヒーはリリースされていましたが、メチャクチャ売れたのはスタバのチルドだけだったように記憶しています(コンキチの主観に基づきます)。
でこの時(2005年の秋)、コンキチは自主的にスタバ、タリーズ、ドトールのチルド・コーヒーを飲み比べてみたのですが、そのメモを以下に記します(いち消費者としての感想です)↓
entry 1 スタバ Seattle Latte
-RATING-★★★★★
とってもクリーミー。ロースト感も充実の香味です。甘味も(コンキチ的には)ちょうどいい幹感じで、家庭でスタバを楽しめますよ!!!
Seattle Latte Data
無脂乳固形分 5.2%
乳脂肪分 3.6%
原材料名/ 生乳(50%未満), 乳製品(クリーム等), 砂糖, コーヒー, 香料, カゼインNa, pH調整剤, 乳化剤
栄養成分 1本(200ml)あたり
エネルギー 150 kcal, たんぱく質 5.0 g
脂質 8.0 g, 炭水化物 16.6 g
ナトリウム 60 mg
entry 2 タリーズ Full City Roast latte
-RATING-★★★☆☆
旨いんですが、ミルクのクリーミーな感じがやや淡白か?甘さはやや控えめの感。ロースト感はまあまあ。フィニッシュに酸味残るよう。
Full City Roast latte DATA
無脂乳固形分 5.4%
乳脂肪分 2.3%
原材料名/ 牛乳、コーヒー、砂糖
栄養成分 1本(200ml)当たり
エネルギー 128 kcal, たんぱく質 5.0 g
脂質 5.4 g, 炭水化物 14.5 g
ナトリウム 58 mg, カルシウム 150 mg
entry 3 ドトール Cafe au Lait
-RATING-★☆☆☆☆
コーヒー牛乳の域を出していない感があるか?
こんな感じです。
スタバやタリーズに較べて、なんか味が垢抜けてない感じがするんですよねえ。
セブンイレブンのロゴが付いているので、セブンと共同開発かなと思うのですが、(コンキチ的には)チョット期待はずれでした。
Cafe au Lait DATA
無脂乳固形分 4.2%
乳脂肪分 1.8%
原材料名/ 生乳(50%以上)、 コーヒー, 砂糖
栄養成分 1本(200ml)当たり
エネルギー 109 kcal, たんぱく質 3.7 g
脂質 3.7 g, 炭水化物 15.2 g
ナトリウム 50 mg, カルシウム 100 mg
entry 4 ドトール 炭火カフェ・オレ
-RATING-★★☆☆☆
チョットやぼったいコゲた匂い(roast臭)。ねっとりとした粘度を感じさせる蝕感。ロースト感ある程度ある。甘さが安っぽいか?フィニッシュに薬品臭。
ちょっと、イマイチなんですよねえ(スタバ、タリーズに較べて)。ドトール好きなヒトすみません。個人的嗜好ですから。
炭火カフェ・オレ 備長炭使用DATA
無脂乳固形分 4.3%
乳脂肪分 1.8%
原材料名/ 生乳(50%以上)、 コーヒー, 砂糖
栄養成分 1本(200ml)当たり
エネルギー 114 kcal, たんぱく質 3.8 g
脂質 3.9 g, 炭水化物 16.0 g
ナトリウム 44 mg
上記4本中香料が入っているのはスタバだけ。他の商品は香料不使用。でも、(コンキチ的に)味が一番良かったのはスタバのチルド。そして、バカ売れしたのもスタバのチルド(数量を実際に調べたわけじゃないけど)。
次にその後発売された2本のチルドもみてみましょうか↓
entry 5 スタバ Espresso Milano
-RATING-★★★★☆
ミルクの香味も良いです。bitter感も良く出ておりfinishの舌触りというか感触が、ココアライクで好きですね。全体的に完成度の高いチルドといえると思います。
Espresso Milano DATA
無脂乳固形分/ 2.7%
乳脂肪分/ 1.5%
原材料名/ 生乳(50%未満)、コーヒー、砂糖、乳製品(クリーム等)、香料、カゼインNa、pH調整材、乳化剤
entry 6 Honey latte
-RATING-★★★★☆
クリーミー感が良く出ていてGOODです。なかなかの完成度。薬品臭さも殆どなく、ほどよいロースト感と甘味がいい感じのハーモニーです。ただ、信玄もちのきな粉+蜜様の独特の粗野な香味が鼻につきます(このへんはマイナス)。
Honey latte DATA
無脂乳固形分/ 5.0%
乳脂肪分/ 2.3%
原材料名/ 生乳(50%以上)、コーヒー、砂糖、ハチミツ、クリーム、香料
200ml当たり栄養成分
エネルギー/ 140 kcal
たんぱく質/ 4.6 g
脂質/ 5.2 g
炭水化物/ 18.7 g
ナトリウム/ 52 mg
カルシウム/ 150 mg
タリーズのチルドは、香料を加えたことによって(かどうかは分かりませんが)、かなり味が改善されたようにう思います。まあ、なんだかんだ言って結局のところ、チルドコーヒーは本物ではないということなんだろうと思います。
超簡略化すると
A) スターバックス→本物っぽい偽物
B) 他社の香料不使用(生乳,コーヒー, 砂糖)→偽物っぽい本物ライクな商品
こんな感じでしょうか?
コンキチはA) スターバックスに1票を投じます
大前氏は、ビールは味じゃなくてマーケティングでシェアが決定される的なことをおっしゃってます。こういうコモディティー商品の売れ行きは、販売チャネルとかブランド力(知名度)とかに多分に左右されると思いますが、あえてコンキチは「味」も主要要素の一つだと言いたいですね。
あと、久々にチルドコーヒーの新製品も試してみようかな。
以上、二流大出の弱小研究員の独断と偏見に基づくメモでした。
Tweet
2008年6月1日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿