コンキチが最近はまっている(B級)グルメ漫画「ラーメン発見伝」からの(個人的に)注目に値する台詞のメモです↓
モノの価値が価格を決定するだけではなく、価格がモノの価値を決定するというパラドックスが、往々にして起こりうるのだ!
この台詞が「真」だとするならば、大衆(愚民ともいう)は、自らでモノの価値を決定することができないわけだ。つまり、第三者に値付けをしてもらわなければ、大衆はモノの価値を認識できないのだ。大衆はモノの価値が分からない白痴ということだ。
ところで、上記赤字の台詞を体現するようなモノには何があるだろうか?
ANSWER
a) 骨董品 / 「なんでも鑑定団」とかで、素人はよく価値を見誤る。
b) 高級食材(料理) / see 美味しんぼ
c) あとラーメン / see ラーメン発見伝
d) 株券とか / 明らかに市場は効率的とは言い難い
etc.
根拠薄弱で申し訳ないのですが、人がその価値を適正に見積もることのできない(困難な)商品群は嗜好品に多く見られるように思います。嗜好品の代表格であるワインなどはその典型かと思いますね(シャトー・ル・パンの急激な価格高騰とか)。
(かつて)世界的なグルー(であった)大前研一は、かつてその著作の中で、ビールはコモディティだと述べた。そして、ビールの販促にはマーケティングが有効だと語っていました。ビールが嗜好品であるということに異を唱える人は(あまり)いないと思うんですが、そういった嗜好品というのは、その魅力を表す関数が人の感覚とか感性とかフィーリングといった定量化することが極めて困難(っていうか無理)なファクターによって支配されている商品群と思います。
よって定量化できないモノを評価する自信がない人は、その評価を信頼できそうな第三者に委ねることになるんでしょう。例えば、ビールを旨そうに飲む著名有名人(芸能人)とかです。ただし、その第三者というのが、必ずしも信用するに足るわではありません。実際、コンキチは金麦のCMで、壇れいに騙されました(あくまで個人的な嗜好なのであまり気にしないでください)。
モノの価値が価格を決定するだけではなく、価格がモノの価値を決定するというパラドックスが、往々にして起こりうるのだ!
この言葉を胸に留め、価格(プライシング)に踊らされないようにしたいものです。
あと、今回の座右の銘は「ラーメン発見伝 13」に書いてあります。
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2009年8月30日日曜日
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