see http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03.html
ちなみに19年度末の税収(一般会計税収)は約53兆円だとか。
それからサンデープロジェクトに良く出てくるジャーナリストのホームページには「日本の借金時計」なるものが設置されており、
国と地方を合わせて772兆円くらいあるみたいです。
現金を最大で二十数万円程度(学生時代に入学金払ったときですかね)しか見たことの無いコンキチにとって、一万円札を借金分積み上げたら、どれくらいの高さになるのかなあなんてのんきなことを考えてしまいます(っていうかホントに知りたかったら計算しろよって感じですね)。
まあ、何れにしろ、
っていうことは伝わってきます。
ところで、コンキチは最近、行動経済学の話が書かれている本「亜玖夢博士の経済入門」と雑誌「週刊東洋経済」を読みました。そこでは、人間の損得の感じ方を表す「価値関数」というものが解説されていました。
で、どういう風に損得を感じるかというと、
1) 損失は同額の利益より2~2.5倍強く評価される
2) 利益も損失も値が小さいうちは変化に対して敏感であるが、値が大きくなるにつれて感応度は低下する
らしいです。
特に赤字で示した「2」は 特に興味深かったです。
平たく言えば、
ホームレスが誰かから千円貰ったら超嬉しいだろうけれど、
ビル・ゲイツ並みの超大金持ちが千円貰っても、大して嬉しくない。
ということでしょう。そして、借金もまたしかりということです。
無借金のサラリーマンが百万円借金したら、借金返済のためにそれなりに頑張るでしょう。
で、772兆円もの国の借金が百万円増えたところで、「また借金増えたよ」と思うくらういで、その増えた借金百万円だけにターゲットを搾って国家存亡の危機だと大騒ぎにはならないでしょう(ただ、772兆円も借金がある時点で終わってる気がしますが.....)。
このへんまでの話を総括すると、
「国の借金は充分にお大きく膨れあがっており、行動経済学に従うと、国民は国の借金に対して鈍感になっている」と言えるのではないでしょうか?
故に、我が国の借金は減らないと思うわけです。
そう思うと、個人向け国債とかテレビで沢山宣伝してるけど、恐ろしい金融商品を爽やかな切り口でアピールしてるなあと感心しつつも、空恐ろしい気持ちになります。
以上、我が国の国債がデフォルトにならないことを切に願う、なんちゃって研究員なのです。
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