毎年毎年、日本中の至る所で、飽きることなく繰り返されていますが、春闘(夏闘、秋闘)ほど非生産的で無駄な時間の費やし方は思うコンキチです。
経営陣は、少しでも人件費を抑制しようとする。
労組は、少しでも名目賃金を引き上げようとする。
納得性のあるポリシーが全然みえません。
最近では、原油高と商品(小麦とか)高に起因するインフレも賃金UP要求の材料になっています。ちょっと前のデフレ経済下で企業業績が停滞していたときも、なんだかんだ理由をつけて給料の引き上げを要求していた労組に恥はないのかな?なんて思いますね。
(ちなみにコンキチはデフレ下で、ベースダウンを主張したことがありましたが、歯牙にもかけられませんでした。)
春闘なんて、
(1) インフレ率(CPI)に連動させてベースアップ&ダウンさせ、実質賃金を(ある程度)一定に保つ
(2) 企業業績は、営業利益(営業CFでもいい)に連動させてボーナスで調整する。
これで終わりでいいんじゃないの?っていうか逆にこれ以上なにが必要かを知りたい。
ただ、人は実質賃金よりも名目賃金のアップに敏感なので(行動経済学の本に書いてあった)、(1)は心理的に相当受け入れ難いものがあると思う。
それから、「利益=売上高-人件費-その他の費用」なので、利益と人件費はトレードオフとなる。なので、利益の最大化を狙う経営陣は人件費抑制のインセンティブが働く。
非生産的な春闘はまだまだ続きそうな予感です。
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2008年4月4日金曜日
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