今回は小川香料についてサーチしてみます。小川香料は非公開企業なので、容易に入手可能なデータが少ないです。なので、 新聞記事等も活用してブログを構築していこうと想います。
あと、連結の情報は同社のWeb Siteに記載してあった売上高のデータしかGETできなかったので、単体主体でまとめていきます。
それでは単体売上高構成比です↓
長谷川香料同様フレーバー(80%)に特化した内容です。ちなみに、上記グラフのOTHERは、日経会社プロファイルによると「関連商品」で、四季報では「輸出」となっています。
粗利益率(単体)は34.8%。製品/商品の比率は分かりませんが、この高い粗利益率から察するに、長谷川型の高付加価値製品重視政策をとっていることが想像されますね(数年前は40%超だった)。
単体売上高は19,073百万ですが、連結だと38,786百万(HPに記載、単体の約2倍)あります(何やってるんだろう?)。大手4社の売上高を連結ベースで考えた場合、
高砂 / 長谷川 / 小川 / 曽田 = 5 / 2.5 / 2 / 1
といった感じでしょうか?単体との比較とは全然違った景色がみえてきます。
それから、創業家が仕切っている会社なので意思決定が速そうです。そして、ここ10年の設備投資が凄いです。
1999年 舞浜研究所スタート
2001年 (確か業界では他社にさきがけて)ERPを導入(5億)
2004年 つくば事業所スタート
2004年 中国上海に有限公司設立
それから、同社の2005年に設立した健康素材研究所や、食品会社をターゲットにした機能性素材DBの提供は、フレーバー関連事業の強化ですね。個人的に、機能性素材DBの提供による会員の囲い込みは、B to Bの関係強化を促す仕組みと考えています。
あと、他者に比べてウェブマーケティングがウマいなと思いました。研究成果をHPでアピールしたり、HPの更新というか、リデザインもけっこうやっていてアクティブな印象をうけますね。「食品(フレーバー)に特化してます」っていうのがとても伝わってきます。一つの力点(フレーバー)に収斂している印象を見る者に与えますね。就活している学生さんにもアピールになっていると思います。
従業員数は単体で457人で、平均年齢は35.8歳と他社に比べて圧倒的に若いです。
(高砂 40歳、長谷川 40.8歳、曽田 41歳)
事業拠点は、舞浜(研究所)、岡山工場、つくば事業所。
a) 旺盛な設備投資
b) (成熟産業にしては)圧倒的な若さ
c) 『食」への集中
d) 濃い顔の社長
なんかアグレッシブな匂いがしますね。(完璧にイメージですが)活力を感じますね。
2007年度大学生就職人気ランキング理系女子ランキング 73位と未上場企業ながら、なかなかの好感縮さが窺えます。
ただ、
2007年 従業員数 457人 (平均年齢 35.8歳)
2006年9月 従業員数 562人 (平均年齢 35.8歳) 連結 898人
2006年7月 従業員数 533人 (平均年齢 35.8歳)
2005年 従業員数 502人 (平均年齢 37.2歳)
と、2006→2007の従業員の出入りの激しさが気になります。単に団塊世代の自然減とかならよいのですが、仔細は分かりません。
それから、ブログ情報なんですが、小川社長と
サントリーの佐治社長は 「東京ピアー会ジュニア」なる会に参加しているとか(佐治社長が中心らしい)。今後、取引とか増えるのかな?↓
http://office-lets-do-it.ameblo.jp/office-lets-do-it/entry-10040600364.html
次は曽田香料です。
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2008年2月7日木曜日
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