2008年2月24日日曜日

Democracy

最近、米国の大統領予備選の報道が熱いです(しかも、民主党の)。他国のことだというのに、我が国の政治に係る話題以上に盛り上がっている感じがします(この盛り上がりで、中国様のネガティブなネタをちょっとでも目立たなくしたい作戦の一環なのかななんて穿った見方をしてしまいそうです)。

さて、個人的に米国の大統領には日本との関係重視を表明しているマケイン氏になってもらいたいところですが、まず無理でしょうがね。共和党政権が8年も続いていますから、次は民主党でしょう。

ところで、豪州では11年超続いてきたハワード政権が倒れました。財政黒字を達成し、失業率も史上最低という見事な経済運営手腕を発揮したにも関わらずです。ついでにハワード前首相は落選しちゃいましたからね。「独裁を造らない」「全体主義に陥らない」ということを具現化する政治システムが民主主義ということを考えれば、11年超という長期政権に対するアンチテーゼは当然の帰着なのかもしれません。

翻って、我が国の政治を鑑みると、ズーッと自民党が政治を支配しています。この現実は、現在の日本という国が真に民主主義という政治システムを構築できていない証左であるように思います。現在日本の政治の腐敗っぷりは、かりそめの民主主義による結果と言えるのかもしれません(コンキチは他国の政治システムを知らないので、日本の政治的腐敗度がどの程度なのかは分かりませんが)。

でも、だからといって(日本の)民主党に政権を委ねるにはいささか不安です。

a) 烏合の衆のような気がするし
b) 国防政策(日米安保)に不安
c) ユニフォーメーションが好きそう
d) 実現可能な具体的提案がみえない

って感じで、イマイチ信用できないです。

自民党に対応するもう一つの巨大政党である民主党が充分成熟していないところに我が国で二大政党制が充分に機能しない要因かと思いますね(自民党が成熟した政党であるとは思ってませんが、民主党よりはマシかなという感じ)。

まあ、自民党の長期政権が続く現実は、全体主義好き?な日本人らしいと言えば日本人らしいのかもしれません。

古くさい面が雁首揃えた両党幹部に飽きてきたのはコンキチだけでしょうか?政界再編とかあるのかなあと思いつつも、(政治家の中で)若手と称される議員に国家のリーダーたる資質を持っている人物がいるのか不安になります(安倍さんは結局のところ胆力がなかったし)。

麻生さん(67歳)なんかは「自由と繁栄の弧」なんていうかなり良いセンスを持ってると思うのですが、けっこう歳ですよね。政治の世界も、良く言えば「亀の甲より年の功」ですが結局は「年功序列」ですか?

麻生さんの「自由と繁栄の弧」が分かる本↓


毒づいてちょっとスッキリした、二流大出のなんちゃって研究員でした。

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