コンキチは学生時代、担当教授が産学共同好きだったので、企業からの頼まれ研究(共同研究とも言う)で、特許明細書の実施例(実験項ですね)を書かされたことがあります。そして、会社に就社してからも、明細書を仕事で書きました。あと、他社が出願した公報を見たりもします。
で、上記二つの世界を垣間見て思ったことなんですが↓
1) 学生の名前が発明者の欄に記載されないことがある
先生から1万か2万円くらいお小遣いをもらってそういうことになった。実益重視でいけば文句はなかったのですが、明らかに間違ってると思いますね。
2) 企業はデータに下駄をはかせるのがお好き
上司に収率のかさ上げを強要された。進歩性を高めたかったのかな?入社1-2年くらいのときの話です。正直、心が痛みました。もう2度とこういうことはしません。
3) 企業は空想がお好き
やってもいない実施例を付け加えたり、トレースしてもNo Reaction Death!!!!!というのがあった。腕が悪かっただけかもしれませんが。
4) 学生は嘘つかない
嘘を書く合理的理由が無いですから(少なくてもコンキチの周りはそうでした)
こんな感じです。
まあ、コンキチが携わった特許で登録されたものはまだありませんが.......なんか書いてて哀しくなってきました。
実際問題として、特許って論文のreferenceにもなっていたりするのに、こんな体たらくではどうしようもありませんよ!
(そういえば。JOCでトレースしても全然上手くいかなかった論文があったなあ。experimental sectionのNMRのアサインもめちゃくちゃだったし。確かアラ○マ大だったかな。コンキチの腕がダメだっただけかもしれませんが)
我が国もプロパテント化を標榜するなら、
企業がCSRを重視するなら、
特許くらい正直に運用してほしいと思います
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2006年12月6日水曜日
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