コロナ禍でもやっぱり蕎麦が好き。
お蕎麦大好き中年のコンキチです。
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コロナ禍の間隙を縫って蕎麦行脚したときのメモです。
ENTRY 71 分上野藪 かねこ (浦和)
住所:さいたま市浦和区仲町2-9-11
ボクの中では、埼玉県下ナンバーワンのお蕎麦屋さんです。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
有明産の上質海苔はとても良い香り。
蕎麦はグラッシー(grassy)というよりシャープなグリーン(green調。香りも味も丁度良く、無駄に主張していないところに好感が持てる。中細の麺のキックが絶妙の心地よさで、喉越しもいい。
ツユからは硬派なお醤油の香り。匂いの割には辛くなく、軽やかさもあるが、しっかりしたボディ(body)でお出汁の旨味リッチ。
蕎麦とツユの相性良い。
蕎麦はしっかり水が切れているので、ツユが薄まらない。ちなみに、ツユはギリの量。
薬味の山葵はしっかり辛く、その辛さが少し鼻に抜ける。
海苔と山葵と蕎麦のコンボは最高だね。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
海老二本・のり・野菜四種。 サクサクの薄衣で、油がホントいい匂い。これを、抹茶塩でいただく。
海老はアツアツのプリップリ。身が厚いし味もしっかり。
油との相性の良い茄子は鉄板の旨さ。
椎茸はふわっと軟らかく、茸の旨味が綺麗に出ていていいね。
蕎麦屋なのにカレーの方が有名という、日本橋の旦那衆にも愛されているお店らしいです。
実際、カレーの本格感が半端ないです。しかも、コスパが高い。
-RATING- カレー:★★★☆☆
-RATING- 半たぬき:★★★★★
-REVIEW-
半たぬき:ツユの味は薄めだけど、ちゃんとお出汁の味がするし悪くない。蕎麦はちゃんと食感も楽しめる普通に美味しい蕎麦。
カレー:神懸った旨さ。本格感が半端ない。シャビシャビ系のカレーは、ザラッとした感触もあり、スパイスが効いていてしっかり辛い。酸味がけっこう効いているのが特徴的で、これがクセになる(かなり好み)。
あと、ファッティー(fatty)な感じもして、これはバターだろうか?
具材の骨付きチキンは軟らかくて美味しい。
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
中細の蕎麦はとても軟らかいんだけど、ノビノビのダレた食感ではない。胡桃の様な甘い香りがふんだん。穏やかな甘さだ。喉越しはあまり楽しめないけど、独特の噛み心地は悪くない。
ツユはコク深い味わいで、お醤油のキリッとした味がフィニッシュに立っている。要は、ボディの強い辛汁に仕上がっている。ただ、ちょっとカビっぽさを想起させる匂いを感じた(苦手な匂いで残念)。
甘いお蕎麦と辛めのツユのコントラストが良いです。少し太めの軟麺にマッチしている。
山葵は甘く、辛味がツンとくるタイプ。
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
カツは噛み締める系のソリッド系。隠し味というレベルではないくらいに胡椒がしっかり効いている。衣とカツの一体感が素晴らしく、玉子がふんだんなのが嬉しい。
玉子部分はソリッド系とふわっと系が共存していて美味しい。
それから、ご飯も美味しいね。
カツのお出汁はそんなに濃くない。カツの下にはお出汁をたっぷり吸った玉葱がたっぷり(これイイネ)。
和のお出汁と胡椒がマッチしていて和モダンナ感じ。
付け合わせのお新香は、赤蕪?(酸味が旨い)、大根(瑞々しい甘さと糠の香りが良いです)、白菜(ど田舎の実家でおやつに食べてたやつ)。蕪は瑞甘。
-納豆そば (1,050 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
トップに戴いた卵は、その張りを見るからにフレッシュ間違いない。
具は、削り節、カイワレ、海苔、納豆と絶妙な選択が素晴らしい。細く切り出された蕎麦はキュキュっと締まっていて、喉越し最高。ツユもよく絡まる 海苔と蕎麦の相性は当然鉄板。納豆と卵のコンボは何とも言えない円やかさを醸しだしている。で、この円やかさを壊さないカイワレのシャッキリ感が丁度いい。さらに、削り節が旨さを盛り立てる。正に追い旨味。
蕎麦のしなやかさは最高峰。
ツユもしっかり美味しいし、素晴らしいね。
秀逸で文句なしに旨い蕎麦。
-親子丼 (1,150 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIER-
お新香、お椀付き。
最初に出されたお新香が旨い。胡瓜は瑞々しく、大根はしっかり味が入っている(甘い味)。
丼の中心には卵(卵黄)が鎮座しているんだけど、これがとてもいいネ。その形状をしっかり保ちつつ、軽やで軟らかい口当たり。
それから、お出汁が惜しい。薄味なのに全然物足りなくない。お出汁と玉子満遍なくご飯に行き渡っているからだろうか(これはひと手間)。
鶏肉は胸肉なんじゃないかと思うんだけど、けっこうふんだんに入っている。淡白な味わいで適度な硬さ。パサつきを感じさせないギリギリの絶妙な食感なのではと思いました。
表層に軽く散らされた三つ葉の和的で鮮烈な香味が、ふんわりした優しい味の玉子とお出汁の味にアクセント(薬味)としてベストマッチ。
あと、海苔がいい仕事してるのよ。味に深みを付与している。
卵・玉子リッチ!。
かなりレベルの高い親子丼に仕上がっていて、リピート必死(また食べたい)。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
梅酒は美味しいね。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
季節(夏)のおそば。
蕎麦は円みのあるグラッシー(grassy)な香りと、穀物を想起させる香味(grassyは控えめ)。硬めの食感で、歯が入る感触は重く、咀嚼するとほんのり甘い。
つけ汁は美味しい鰹節様の香味リッチで、塩味が効いている。
トロロは弾力に富み、ツユと混ぜるのは難儀するんだけど、ちゃんと混ざるとホント美味しい。
薬味は、山葵(苦味があって鼻に抜けるタイプ)、梅、アオサ。山葵と梅が特に良いです。
ENTRY 76 藪伊豆総本店 (日本橋)
住所:中央区日本橋3-15-7
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
副菜(きんぴら、かまごこ、高野豆腐)、鶏肉の柳川小鍋(鶏肉、ごぼう)、季節の小鉢、そばの実ご飯、もりそばのセットで、ランチ限定品(祝日はなし)。
副菜は丁寧につくられて、キメ細かい美味しさ。
そばの実ご飯は、蕎麦好きには堪らないです。
鶏肉の柳川は、(多分)胸肉のソリッドな食感が丁度よく、甘辛の割り下とよく合います。
もりそばは二枚(二段になっている)。前食べとときと較べて水の切れがあまく、ちょっと残念でした。
ENTRY 77 流山すず季 (流山)
住所:流山市西初石3-1-17
twitter:https://twitter.com/sobasuzuki
-大盛り (440 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
夏(8月上旬)に食べたんだけど、お蕎麦の端境期に備えて、収穫した蕎麦の実を冷凍して保管しているということで、蕎麦の香味がしっかり残っていて良いです。
盛夏にとろろで精がつきます。
-神亀 純米 熱燗 (935 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
ザクっとした甘味と旨味。新亀さんの雑味は、即ち旨味なのです。素晴らしいネ。濃厚豊潤。 それから、お通しの山葵の茎と葉が旨いわぁ。
-大盛り (440 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蕎麦粉は栃木矢板産と福岡産のブレンド。
蕎麦からは穀物を想起させる甘い香りグラッシー(grassy)な香りがふんだん(蕎麦微)。味わいは穀物を想起させる甘みがあり、食感は咀嚼感を堪能できる軟らかさで弾力に富む。
ツユは鰹節様の香りとお醤油のキリッとした香りの立辛汁で、甘味も深い。
蕎麦とツユの相性はいつも通りに鉄板で、蕎麦の甘みがアップする。
山葵はフレッシュで辛味が鼻に抜け、チョイ鄙びたニュアンス。
何回喰っても旨いです。
-菊政宗 (600 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
新そばの時季に訪問したんですが、そば粉は北海道弟子屈町(摩周)産で、摩周そば生産組合が育て上げたキタワセです。
通常のせいろと菊花切りの二色盛り。
せいろからはもっさりしたグラッシーノート(grassy note)が立ち昇り、自然な穀物を想起する柔らかい甘い香りがする弾。そして、弾力が気持ちいい絶妙な食感。
ツユは鰹節様の香味リッチでいろんな匂いがする。甘く軽やかながらも、必要十分なボディ。 蕎麦をツユにつけて啜ると、甘みふんだん。蕎麦の味わいと相まって凄くいい(相乗効果で良くなる)。
菊花切りは、菊の上品で洗練された高貴な香りがふわりと漂う。甘いく、極細で繊細な食感。ツユにつけて啜ると酸味が広がる不思議な味。そして、ポップに重層的。
薬味は山葵、葱、(普通の)大根おろし。
この華やかなツユは「こんなの初めて」状態で素晴らしい。
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
お豆腐は絹で、三つ葉と柚子皮が浮かび、柚子薫る。
お湯は蕎麦湯を薄めた感じ。
薬味は、生姜(パンチある)、鰹節、葱。
乙な味わいの湯豆腐じゃないでしょうか。
-角ハイボール (400 JPY)-
-ビール 大 (825 JPY)-
赤星をセレクトです。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
苦味を伴った柚子の香りはきつ過ぎず、程よく自己主張している。その甘苦い香味が堪らない。
お蕎麦のしなやかな食感は流石。正に老舗の貫禄。
ツユはお醤油の香りがしっかり立って、ボディしっかりで甘味も強め。
で、蕎麦をツユにつけて啜ると、蕎麦の甘味が際立つんですよ。
山葵をつけて啜ると、さらに甘味が映える。
薬味の山葵は、酸味、oily、ちょい鄙かな。
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
タレでオーダー。
タレの焦げたフレーバーが凄くいい。あと、鶏肉の食感がとっても程よいのよ。弾力が気持ちよくって、とってもジューシー。肩肘張らなくていい気負い普段使いの旨さは、神の領域。
ENTRY 80 神田まつや鶏南ばんそば 2021 (日清×神田まつや)
-REVIEW-
創業明治17年。藪の流れを組む老舗中の老舗の神田まつやが、カップ麺のパイオニアである日清とコラボした本商品も、今回で10年目になりました。ボク的には、至高にして究極のカップ麺です。
今季は"このコシ、まるで店食感"と印字されてますが、麺のしなやかさが改善されてるなと感じました。はっきり言って、レベルアップしてます。
年のせいか、インスタントな食品を食べるとよく胃がもたれるんだけど、"日清×神田まつや"の鶏南ばんそば は全然平気です。
10年と言わず、いつまでも続いて欲しい商品です。
ここ数年、年の瀬は冬至の週に神田まつやのゆずきりを食べて、大晦日には"日清×神田まつや"のコラボカップ蕎麦を食べるのが通例になったお蕎麦大好き中年の、
お蕎麦って本当にいいもんですね。
っていうメモでした。