CHEMICAL REVIEWSの6月号を見てみたら、「Green Chemistry (GC)」特集でした(表紙の色も緑色)。
目次をながめてみると、所謂グリーン・ケミストリーの範疇でカテゴライズされたテーマ(超臨界CO2とか、aqueous reactionとかionic liquidとかmicrowaveとか) がいっぱい並んでいました。
ChemRev.1冊まるまるGC特集が刊行されるぼどに、世間の環境志向の高揚を(それなりに)感じます。
コンキチが学校を卒業してから8年が経過しましたが、学校教育におけるその辺のことはどのように教育されているのか興味あります。
コンキチが通っていた学校では、コンキチが入学する前年に「応用化学・環境化学工学科」が「応用化学科」に名称が改変されました。教員(教授とか助教授とか)の配置転換があったわけではなく、ドラスティックにカリキュラムが変更された訳ではないようで、環境科学概論なんていう授業とかもありました。
当時としては、「環境」なんてビジネスにならないよ(従って、そんなの勉強して就職できるの?)なんていう空気を感じましたが、翻って現在はどうでしょう?環境ビジネスが隆起してるではないですか。
当時としては「環境」を(多少なりとも)志向した数少ない学科だったのかもしれませんが、先に触れた「環境科学概論」とか「環境アセスメント」などといった環境系の授業の内容は、化学合成プロセスに対してスポットをあてたものではなく、環境科学に焦点をあてた内容でした。なので、その先生の研究室(環境計測研究室とか循環制御研究室とか環境保全研究室とか)の卒論とかは、エアロゾルの話とか河川の環境の話とか人口光合成システム構築を目指したレドックス系の話(だったような気がする)とかでした。
「グリーン&サスティナブル合成研究室」とか、「サスティナブルプロセスデザイン研究室」とか、そんな名称の研究室や講義があってもいいんじゃないかと思うのですが、どうでしょう?(ひょっとしたら結構あるのかもしれませんが)
ちょっとした二流大出のなんちゃって研究員のつぶやきでした。
続く.....
Tweet
2007年7月15日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿