2025年10月5日日曜日

Raumen_Colle (ラーメンコレ) (25)

ども、ジャパーンの国民食ラーメンが好きだけど、基本並んでまでは食べたくないラヲタになれないお年頃(意味無し)のオッサン(中年)のコンキチです。

今年は夏(的な気候)が長かったわけで、皆さん軽装の時間が長かったことと思います。そこで気になったのが、サラリーマンのオッサンのハラです。ベルトの上にタプンタプンに弛んで膨れたハラを載せて誇らしそうに闊歩する大勢のジャパニーズ・サラリーマンのオッサンを見るにつけ、「オレの生き様が間違ってるのか?」という敗者の気持ちでいっぱいになりました。
悔しいので、ラーメン食って、ハラ膨らませていきまっしょい(ハラは別の生き物です)。

entry 121   中華そば 須紗 (三郷, visited Aug. 2025)-
住所:三郷市彦成3-121-4

-中華そば (950 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
綺麗な魚介の香味がふんだん。澄んだ醤油味で、柔らかい甘味も感じる。 清湯スープと言っていいんじゃないでしょうか。
あと、なんか美味しいオイリーな味もしました。このオイリーな味は油由来なんじゃないかと思うんですが、油がスープを蓋してたせいかアツアツが持続します。
ストレートの(中)細麺も美味しい。表面はツルシコ。密度の高い歯触りと咀嚼感。そして、香味も豊で甘味も感じる。
勿論、麺とスープの相性は抜群。
具は、チャーシュー、メンマ、青菜、葱、紫玉葱。
チャーシューは繊維の劈開感のある気持ちいい肉感で、メローな味わいもしっかり。トロリと蕩ける適度な脂もあってかなり美味しい。
メンマは味はいいけど、ちょっとゴリゴリした食感。
紫玉葱で後味爽やか
 相当レベル高いですね。
これが噂のハイスペック醤油ラーメンでしょうか。


entry 122   らぁ麺 六花 (三田, visted Aug. 2025)
住所:港区芝5-29-5 山田ビル1F

-醤油らぁ麺 (950 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
丼からは鶏っぽい心地よいファッティーな香り。表面に浮かんだ油がfatty-oily。
で、オイル下のスープは、どストレートなあっさり醤油で、洗練され切った味。純朴なテイストながらも、しっかりお醤油の味がしてスレンダーな味わい。
ほぼストの細麺はしなやかな舌触りで、コシがあって小麦の香味が深く密度が高く重さを感じる咀嚼感。
そして、フルボディな麺とあっさりスープの相性がとてもいい。あっさりしててもスープは淡麗な旨みふんだんだし、細麺はボディの重さを必要以上に強調しないから合うんでしょうか。
具は、レアチャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、葱。
レアチャーシューは想像通り美味さ。鶏チャーシューは、しっとり軟らかくてハラミにも似た歯触りでとっても淡白。メンマも軟らかくて薄味めの美味しさ。
これはハイスペック醤油ラーメンですね。間違いない。


entry 123   沖寿司 松戸店 (visited Aug. 2025)
住所:松戸市主水新田340-1

-あさりラーメン (450 JPY)-
-RATING- ★☆
-REVIEW-
まさかのバターの香味。これは嬉しい。
スープは浅蜊のアッサリした旨味とやんわり効いたバターのシンプルコンボは、間違いない。
ほぼストの麺は蒟蒻っぽい味と食感で自己主張することなく、スープを味わうのに適していると思う。
そして、主役の浅蜊ですよ。当然、バターとのコンボは問答無用に普通に美味しいです。
加えて、糸唐辛子のピリッとした辛味がアクセントになっていいですね。


entry 124   菊凰 (宝町, visited Sep. 2025)
住所:中央区銀座1-19-12


-ビール (750 JPY)-
スーパードライの中瓶










-ニラレバイタメ (850 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
レバのいい感じの臭みが食欲を唆る。食感も気持ち良くて、フレッシュ感ある滋味。
味付けも丁度良くて、ザ・町中華ニラレバ。
こう言うのがいいのよ。こういうのが。 



-冷し中華 (1,100 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
甘・辛・酸の調和のとれた丸みのある甘酸っぱ優しい味が美味い。
つるもちの蒟蒻っぽい食感と味の麺が、スープの酸味と良く合います。
具は、海老、錦糸卵、胡瓜、ハム、トマト、紅生姜、軟らかい心太っぽいもの。
何の具材も丁寧な味で美味しいんだけど、心太ぽいいやつ(春雨?)が特に気に入った。滑らかで軟らかい舌触りと透明感のある旨みがチャームポイントで、当然スープとの相性も完璧。
マウンテンスタイルに盛り付けられた美麗なビジュアルも、目を楽しませてくれていいですね。



-紹興貴酒 グラス (550 JPY)-
紹興 大越貴酒










entry 125   博多ラーメン 長浜や 大崎店 (visited Oct. 2025)
住所: 品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー 1F



-生ビール (500 JPY)-










-白博多ラーメン (750 JPY)-
-RATING- ★☆
-REVIEW-
まず薫ってくるのは、納豆を想起させる匂い。少しトロっとしたスープはコク深くもアッサリなんだけど、かな塩辛い。なぜこんなに塩っぱいのか疑問(大きなマイナスポイント)。
あと、博多豚骨ラーメン使用の極細麺は僅かにエグ味がありますね。
チャーシューは肉厚ソフトソリッドで肉感。締まった味で悪くないと思いました。


いやぁ、やっぱりラーメンって本当にいいもんですね。
勿論、スープは完飲しています。当然です。
さよなら、さよなら、さよなら...


過去のラーメンメモはこちら↓

2025年10月4日土曜日

3'-末端修飾のためのリガンドコンジュゲーション (大阪大学)

先日、新橋で貝のお刺身を食べたときにメモです。


-貝 刺身専門店 しらはら (新橋, visited Sep. 2025)-
住所:港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 




-瓶ビール(大瓶) サッポロ赤星 (935 JPY)-









-活貝3種盛合せ (1,870 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
平貝、トリガイ、サザエの三種。
平貝は帆立に似た味と食感も、キックや咀嚼感、甘味滋味が強い。
トリガイは、常にしっとりしたヤワヤワな食感美人。そして、柔らかい貝の滋味。レモンとメッチャ合って爽快な美味さに味変。
サザエの薄造りは、超鬼キック。控えめな滑りと穏やかながら力強い貝の旨み。兎に角、食感最高。
火を通した貝たちもチョット付いていて、生とは違った食感と旨味が味わえて、大満足な一皿でした。


-地魚なめろう (495 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
粘りが凄いです。穏やかだけど味に力もあって美味しい。
最初は何も付けず食べて、醤油付けて食べたりとか、味噌付けたり、生姜付けたりして味変が楽しくて美味しくていいですね。で、味噌と生姜が凄く良く合って、そのジナジーは銀河系。
純粋にお魚の味が引き立ちます。
あと、海苔に巻いちゃったりするのも楽しいんだけど、付け合わせとして箸休めに齧るのがいいと思いました。 


-蛤エキスの クラマトハイ (大) (660 JPY)-
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
海苔の佃煮であったり昆布とか、なんかよく分かんないエキス的滋味を感じるんですが、こいつが蛤エキスなんでしょうか。 そこに、トマト由来のボヤけた酸味のコンボが不思議とクセになる。 雰囲気的に、これは和食ですね。






-日替わり地魚3貫 (638 JPY)-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
〆鯖、イナダ、タコの三貫。
サビ抜きで山葵は別添え。
赤シャリで、何も煮切りが塗ってある。
〆鯖は浅〆で、身軟らかくてて普通に凄く美味い。
イナダなんですけど、こんなの食ったことない。美味すぎる。なんて言うんでしょうか、脂感を感じないんだけど、味も身質も細やか過ぎる。口腔にフィットする食感と天然イナダの身の旨みだけが繊細に迫って来る。
タコも、ちょいゴワッとした食感で噛み締めて滲み出る淡白な味がいいです。
赤酢の香味があるしネタは何もクサみが無いのでサビ抜きでもいいんですが、山葵とのシナジーが欲しいわけ。そんな時に、別添えの山葵を口の中でお寿司とミキシングして味変シナジーを調整するのもアリだなって思いました。


閑話休題


古いんですが、こんな論文を読んでみました↓
Development of Phosphoramidite Reagents for the Synthesis of Base-Labile Oligonucleotides Modified with a Linear Aminoalkyl and Amino-PEG Linker at the 3'-End
Molecules, 2022, 27, 8501.

大阪大学の小比賀先生のグループの報告です。

小比賀先生と言えば架橋型人工核酸が超有名ですが、今回のお題は人工核酸とは異なるアプローチでオリゴ核酸の高機能化が期待できるリガンドコンジュゲート法(オリゴ核酸の末端修飾)です。
具体的には、強塩基処理を必要としない3’-アミノリンカー修飾したオリゴ核酸の新規合成法を開発しました。これにより、従来法では合成困難だったアミド架橋型核酸などの塩基に弱いヌクレオシドの搭載が可能となります。

3’-アミノリンカーを有するオリゴ核酸はフタルイミドを固定化した固相担体を用いて合成するのが一般的なんですが、目的のオリゴ核酸の切り出しにはアンモニア水で加熱処理(55℃, 17 h)することが必要になります。そのため、強塩基性条件下で不安定な修飾ヌクレオシドを配列に組み込むことが出来ないという問題があったんですね。

この問題を解決すべく、著者らは弱塩基で容易に除去可能なFmoc基をベースにしたホスホロアミダイトをデザインしオリゴ核酸合成に応用することで、IdU、AmNA、TAMRA-Tといった塩基に弱い修飾ヌクレオシドを配列に加えたオリゴ核酸の合成に成功しました。
Fmoc-based phosphoroamidite reagents.

Synthesis of C10-mer oligonucleotide bearing a 3'-aminopropyl linker using Fmoc-based phosphoroamidite reagents.


従来法では修飾核酸部位(IdU、AmNA、TAMRA-T)の副反応により目的物が全く検出されなかったのに対して、Fmocベースのホスホロアミダイト試薬を用いた合成法では望みのオリゴ核酸を単離することができました。
 
本法は従来法と比較して反応条件が大幅に温和なため、塩基に不安定なヌクレオシドが搭載できることに加えて、3’-アミノリンカーを導入したオリゴ核酸の収率向上や純度の向上が期待できる合成法と言えますね。 

オリゴ核酸の末端修飾は機能付与の観点から重要な技術なわけなんですが、5’-末端修飾と比較して3’-末端修飾法の事例は少ないので、本法で示された合成技術はかなりいいんじゃないでしょうか。

以上、二流大出のテクニシャン(研究補助員)のオリゴ核酸末端修飾メモでした。