とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Monday, November 26, 2012

有機分子で触媒的にオレフィンを開裂せよ

←なんか(個人的に)安くて旨いワインを見つけたのでメモしてみます。

-Freixenet Mia Tinto 2011-
ラベルにはFRUITY & FULL-BODIEDと記載されているが、裏面日本語ラベルには「ミディアム」の表示。実際に飲んでみるとミディアム。女性醸造家、グロリア・コレルがスペインのぶどう品種にこだわり、フルーティーで果実味豊かな味わいに仕上げ、なめらかな口当たりが魅力という。
-RATING- ★★★★☆
-REVIEW-
ムホッ!floral, vegetable, fruityのpowerfulな香り。所謂「猫尿臭」と言われるような匂い。少しpowdery。蜜の甘さ。薬品っぽい匂い。そこそこ滑らかで軽やかな後味。旨いね
ボクの大好きな[yellow tail]よりsweetと思いました。
-DATA-
alc./ 14%
-COMPANY-
FREIXENET, S.A.
http://www.freixenet.es
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-BUY NOW-
amazon.co.jp


閑話休題


こんな論文を読んでみました↓

Metal-Free, NHPI Catalyzed Oxidative Cleavage of C–C Double Bond Using Molecular Oxygen as Oxidant
Org. Lett., 2012, 14, 4158-4161.


分子状酸素を使って、触媒的にオレフィンを開裂させちゃうっていうチャレンジングなお話です。

オレフィンの酸化的開裂は、トランスフォーメーション的には古典的ですが、実用性という観点からはかなり改善の余地があると思います。まあ、いろいろな方法があると思いますが、代表例をいくつか列挙↓

(1)

(2)

(3)

Synth. Commun., 1995, 15, 769.; Tetrahedron Lett., 2009, 50, 2312.; J. Am. Chem. Soc., 2007, 129, 2772.; J. Am. Chem. Soc., 2009, 131, 1382.; Org. Lett., 2010, 12, 5640.

(4)

で、This Workはこちら↓

15 examples, 26-85% yield, R1=aryl; R2=alkyl, aryl, 2-thienyl, H; R3=H, CH3

必ずしもパワフルな反応じゃないけど、有機分子が触媒的に二重結合を酸化的に切断するっていうのは純粋に凄いなと思いました。

ところで、著者らがこういった着想に至ったのは、これまでに行っていた酸素の活性化に関する研究に起因しています↓

24 examples, 43-92% yield, R1, R2=aryl,alkyl
Angew. Chem. Int. Ed., 2009, 48, 7895.


J. Am. Chem. Soc., 2010, 132, 28-29.


27 examples, up to 90% yield
Angew. Chem. Int. Ed., 2011, 50, 11088-11092.


Org. Lett., 2011, 13, 2168-2171.


Org. Lett., 2011, 13, 5212-5215.

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さて、この反応の反応機構ですが、著者らは幾つかの検証実験を行って迫っていきます。

まず、基質にエポキシドを使っても収率がイマイチ(GC: 23%)であることから、エポキシド経由で反応が進行するのではないだろうと思われます。また、BHTを添加すると反応は全く進行しなくなることから、ラジカルの関与が示唆されます。

また、生成物のカルボニル酸素は分子状酸素由来であることが分かりました↓


で、Proposed Mechanismはこちら↓

あと、この反応の制約だけど、aliphaticなオレフィンだと全然反応が進行しないみたいです↓

それから、立体障害が大きい基質だとエポキシドが生成するみたい↓


ちなみに、N-hydroxyphthalimideはTCIプライスで、

2,600 JPY / 25 g
20,700 JPY / 500 g

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Saturday, November 24, 2012

なぜ選挙に行ってはいけないのか

先日行った蕎麦屋のメモです↓

-千寿 竹やぶ もり蕎麦 (945 JPY) memo-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
蟻単石の石臼で挽いた微細粉蕎麦粉(今回は北海道産)を使用し、もり汁は5日間寝かせた辛めの江戸汁。薬味は伊豆産山葵と分葱という説明。
蕎麦は細く弾力がとてもあり、噛むほどに味が染み出し、フィニッシュには少し胡桃にも似たナッツ系の香味が口の中いっぱいに広がる。ツユは硬派な辛口の旨いツユ。はっきり言って、超旨い!

あと、お蕎麦にデザートとして「塩プリン」なるものが付いてくるんだけど、それがまた秀逸↓

-塩プリン memo-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
濃厚な黒蜜の強烈なキックと塩味とのしょっぱ甘いコラボレーションが絶品。マジ、旨い!



あと、お酒(神亀の純米 840 JPY)を冷やでいただいたんだけど、器がいい雰囲気出してました↓

個人的な感想だけど、神亀の純米は、冷やした方が味の輪郭がハッキリして旨いかもと思いました(ちなみに、神亀純米は2年熟成ね)。

千寿 竹やぶ、店内は趣のある洒落た雰囲気で良いです。あと、店内にはワイングラスがかかってたんで、ワインと蕎麦のマリアージュも試せるかもしれません。それから、一番最初に提供される蕎麦のお茶菓子も旨かったな。

ズバリ、「竹やぶ」の名に恥じぬ名店で、通い詰めたい店と思いました(でも、北千住駅からけっこう歩くんだよな)。


閑話休題


 衆院選の季節ですね

ボクも若い頃は選挙権を欠かさず行使してきましたが、三十路半ばでそれが全くの無意味だっていうことに気付きました(気付くまで大分時間がかかって頭が悪かったですが.....)。


ところで、橘玲氏の著作「大震災の後で人生について語るということ」のなかで、

本を読むのは 人口の10パーセント

という話がでてきます。

これはどういうことかというと、東大、 京大などの国立大学、早慶、MARCH、関関同立などの卒業生は年約15万人~20万人で、この15万~20万人と、毎年、 一流企業、官庁、専門職に就く人数はほぼ一致しているという。 毎年20万人が20~60歳までの40年間本を読むと800万人ということだそうです(これって出版業界の人って、MARCH未満は大学じゃないと思ってるってこと?)。
(さらに、ビジネス書の読者は男性中心ということで、その 半分の400万人が(最大)想定読者数)
出典: 山田順「出版大崩壊画像」

まあ、大分ざっくりした推計(とも言えないような代物)だけど、この論に従うと、日本国民の大部分は本も読まないバカでいっぱいということになります。

日本の成人人口(2009年)は、1億442万人くらい(計算間違ってなければ)。で、本を読む習慣のある、ある程度の教養レベルが期待できる人(800万人)は、7.7%。平たく言えば、選挙権のある人間の9割方はバカっていうことになります。

要は、日本国民に選挙に行くようにと啓蒙すればするほど、多くのバカが選挙に行く可能性が高くなる。そこで問題になるのは、バカに正しい意思決定ができるのか?っていうことだ。

トンデモ候補者が余裕綽々で何度も当選してる現実を鑑みたり、政権交代して民主党政権ができちゃった現実を鑑みると、やっぱ大衆の大勢はバカなのかな?なんて思っちゃたりしてしまいます。
(ちなみに、ボクは自民党がいいと言ってるわけではなくて、自民党はダメだけど民主党に較べれば大分マシって思ってるだけ)


仮に、投票率50%として、賢き人であろう800万人の全てが投票行為を実行に移したとして、賢い人の投票率はたったの15%。バカなマジョリティーの城壁を突破できそうな気が全くしませんね

それでもあなたは選挙に行きますか?

そういうことです。


 

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Saturday, November 17, 2012

日ノ本一のエンターテインメントがはじまった

衆議院が解散しましたね

お笑い芸人なんか目じゃない日ノ本一のエンターテインメントが始まりす。それにつけても、ホント政治屋って面白いよね。政治屋の突飛で奇怪な行動や発言って、絶対、国民を楽しませるために確信犯的にやってるよね。



沖縄基地移設問題を思いつきだけでぐちゃぐちゃにしておいて、どこ吹く風の外国に対して友愛、脱税王ルーピー鳩山(東大工学部卒、Ph.D. スタンフォード大学・1976年, 元東京工業大学工学部助手、元専修大学経営学部助教授)

外交音痴、経済音痴で北朝鮮拉致支援団体に献金しちゃう売国奴無能菅(東工大理学部卒、弁理士)
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52480124.html

息をするようにウソをつく、財務省の傀儡としての飼い豚、野田。朝霞市の国家公務員宿舎の建設着工指示したよね。(早稲田大政経学部卒)


といった最近の首相経験のあるアクターが注目の的だ。だって、この人達ってまた立候補するんだろうけど、その当落が当該選挙区の民度を測る上で格好の材料でしょ。


他にも注目の立候補者は目白押しだ。


言ってることは結構まともだけど、空気が読めなくて、脇が甘い安倍ちゃん(成蹊大法学部卒)。黒い噂のあった松岡利勝を農水相に起用したのは脇が甘いとし言えないし、病気とはいえ、まともにやれば激務なのが分かりきってる総理の座を道半ばで放り出したのは空気が読めないとしか言いようが無い。やっぱ、最低でも国会でぶっ倒れるくらいの気概は欲しいよね。それができなければ、最初から総理になってはいけないと思うな。

金権政治家の雄、田中角栄、金丸信の秘蔵っ子。最近は陰が薄く、震災後なかなか地元に帰らなかったという、小沢一郎(慶大経済学部卒)。裁判では無罪になったけど、無実かどうかは分からないから。

最近では事務所費領収書偽造疑惑で「言い訳番長」も拝命しそうな、「口だけ番長」前原誠司(京大法学部卒)。永田寿康が堀江メール問題を起こしたとき、ゴーサインだした民主党代表ってこの人だよね。

「ただちに影響はない」は限られた場合の話だったとか、「メルトダウンは分かり切ったことで言わなかった」とか平気でウソをつく、詭弁のフルアーマー枝野(東北大法学部卒。弁護士)

偉大なのは親父だけ。夫婦でお騒がせ眞紀子(早稲田大商学部卒)

公務員改革する気がが全くない、自称経済通の経済音痴、石原伸晃(慶大文学部卒)

etc. etc. etc.


まあ、数え上げればきりがないけど、綱領もなく最初からポリシーなんか何にも無い政治家になろうね同好会の民主党に入った議員や、自民党守旧派。

危ない船から逃げ出して、同じくらい危ない船な弱小政党立ち上げてる人達。

野党の中の野党。野党であることにエクスタシーを感じてる共産党。委員長は悪い のび太志位和夫(東大工学部卒)。

衰退の一途。言ってることが小学生かと思う社民党の瑞穂ちゃん(東大法学部卒。弁護士)率いる社会党の残滓社民党。

日本維新の会だって、ローカルパーティーが国政を仕切っていいのかっていう疑問があるだろ。

etc. etc. etc.


この時期にメロドラマを演じてる田中美恵子、最初は自民党の公募に応募してた横粂勝仁、ふぐ肝料理食べちゃったりして人間性は全然改善されてない東国原英夫など脇役陣にも期待が持てる。


なかなか楽しめそうです。やっぱ、政治にはコミットせずに遠巻きに鑑賞してるのが一番いいな。だって、国政選挙の投票行動なんてただの時間の無駄なんだからさ。


あ、あと、選挙活動する議員さんにお願い。通勤時の駅頭は邪魔なのでやめて下さい。誰も聞いてないので(サラリーマンの朝はそんなにヒマじゃないんです)。ついでに、主張や政策はホームページに分かり易くまとめて、これまでの活動をアニュアルレポートにまとめて下さい。

 

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