とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, August 27, 2006

ブラコンのススメ

今回のお題である「ブラコン」とは、「ブラザー・コンプレックス」のことではありません。「ブラック・コンピテンシー(Black Competency)」の略です。各企業が今流行の成果主義を導入するなかで、目標管理(Managemnt By Objective)とともに注目を集めている(とコンキチは思う)コンピテンシー(Competency)のダークサイド版です。

コンピテンシー(Competency)とは、一言で言えば、「ハイパフォーマーの行動特性に準拠した評価モデル」であり、我が国で最も成果主義導入に成功していると思われ、誰もが認める勝ち組企業の雄である武田薬品工業でも取り入れられている人事評価モデルです。詳しくは「ここが違う!「勝ち組企業」の成果主義」や「正しいコンピテンシーの使い方」を読んで下さい。



ちなみにコンキチの考えるブラック・コンピテンシーを一言で表すならば、
「就業時間を自分の思うがままに支配できる人の行動特性」です。ひらたく言えば、「やりたいようにやらせていただきますと部長(くらい)に言える力」(社長とかに会う機会がないので)であるとコンキチは定義しています。

コンキチがブラック・コンピテンシーに出会ったのは、NIKKEI NET内の悪魔の処世術という記事でした(この内容は「社バイブル」という本のまとめられていますが、WebSiteを見れば充分です)。でも、コンキチに言わせればその内容はまだまだなまぬるいです。件のWebSite及び書籍の記事は、主に上司とに関わりあいについて、上手く立ち回る方法を紹介していますが、コンキチは「会社に対して戦いを挑む」ことを志向したブラック・コンピテンシーの構築を目指しています(笑)。

一昔前(もっと前?)に、「企業戦士」、「エコノミック・アニマル」、「猛烈社員」なんていう言葉がはやったような気がしますが、自分の人生を謳歌する上でそんな標語はいったい何の役に立つというのでしょうか?所詮サラリーマンは大なり小なり会社の歯車でしかありません。

突然襲いかかってくる人事異動、マネジメント能力のない上司からの不条理な指示、ロートル上司との噛み合ないディスカッション、劣悪な労働環境、不毛なセクショナリズム、等々.....自己実現動機やモチベーションの低下を引き起こす因子は枚挙にいとまがありません。

会社に忠誠を誓えば、会社が全ての面倒を見てくれるという思考停止に陥り、会社に滅私奉公するよりも、自分の人生をいかにより良く生きるかということに注力する方が精神衛生上健全であるとコンキチは考えます。

自分の人生をたかが会社ごときにいいように蹂躙されるのにあなたは耐えられますか?コンキチは無理です。

コンキチも大学を卒業して就社した当時は、研究開発部門に配属されたことに感謝し、象牙の塔とは違って、企業というより社会にリンクした場で研究できることの社会的意義に心を踊らせ、社内で着実にキャリアを重ねていうことが是だと思っていました。
しかしながら、しばらく社内での生活を観察してみると、大の大人が挨拶もろくにできず、5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)を励行といいつつ靴を揃えて脱ぐことも出来ない大勢の人々、ダブル・スタンダードが蔓延り、上司は気分屋。「いつか来た道」という経験ばかりを最重要視する気風にうんざりさせられ、目標設定のコミットメントは反古にされ、物理的に不可能な指示。より上位の権力を持つ者のミスはスルーされるのに、弱者もミスは糾弾される。研究開発部門なのにディスカッションは1乃至2分の口頭で終了。こんなうんざりするようなことばかりが目につくようになりました(コンキチが神経質なだけかもしれませんが)。

こんな組織の中で真面目にやっていくのがバカくさくなって、コンキチは自分のブラック・コンピテンシーを志向するようになりました。
そして、その具体的な行動目標は、
1) 残業は1日1時間以内→0でもいいのですが、それではあまりにも露骨なので...自分の時間を大切にしましょう。ちなみにコンキチの7月の残業時間は11.5 hrでした。勿論、サービス残業などという愚挙は決してしてはいけません。
2) 毎月1日は会社を休んで映画を観に行く→毎月月初は朝礼があるのですが、くだらない話を起立して聞くより、1,000円で映画を観に行った方が、精神衛生上有利だし、経済合理的かと思います。9月は「UDON」を観に行きます(既に有給取得すみ)。
3) 有給休暇は使い切る→有給休暇はサラリーマンの唯一の不労所得です。有効利用しない手はありません。
4) 文献をよく読む→なかなか励行できていませんが、趣味で文献を読むようにしています。最近は、Journal of Agricultural and Food Chemistryを重点的にWatchingしようと考えています。
5) 会議は自分の想像力を駆使する時間と心得る→(くだらない)会議(という名の報告会)はその場に存在しさえすれば給料をGETできるという極めて属人的な報酬支払いタイムです。特に大人数が参加する会議は何をやっていてもバレることは皆無に等しいので、エンペラーな時を過ごすことが出来ます。
等です。

さて、ここまで色々と勝手なことばかり述べてきましたが、一つ気をつけなければならないことがあります。それは、あまり調子ばかりこいていると、「あいつは何やってんだ(怒)」ということになりかねないということです。それを回避するには、自分の力を高めることに尽きるとコンキチは考えます。つまり、一目置かれる存在になるのです。そうすれば、「あいつはけっこう調子こいてるけど、きっちりやることはやるからな」ということで、マイナス部分はかなり相殺されます。

高度に知的武装することが大切なのです

それも、自分の専門分野(コンキチの場合は有機化学)にみならず、税金、年金、法律、社会のシステム等といった普通のサラリーマンが面倒くさがって敬遠しがちなことに関して造詣を深めることが有効であると思われます。そして、会社が執り行う、労務管理や年金にかかるセミナーが行われた場合には、積極的に(まともな)質問をすることも、周囲に「こいつは一味違う」と思い知らせるのに有効です。このような行動をとることにより、「一目置かれる」ようになり、発言の重さが増していきます。発言の重みは会社ライフを円滑に送るのに資するのです(多分)。そして、最終的には自分の社内での周辺環境のある程度の部分を支配することができるようになります。そう、支配者(Dominator)になるにが、コンキチのブラック・コンピテンシー道なのです。

どうっですか? 皆さんもブラック・コンピテンシーを志向してみませんか?

以上、所詮二流大出のなんちゃって研究員の独り言でした。

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