2006年12月19日火曜日

Safety?

今日も化学工場で爆発事故が起きたようです。
(密かにコンキチの勤務する会社も10年以上前に爆発事故で死人が出たそうです。)

で、何故このような事故が起こるのかというと、結局は、

安全を疎かにしている

からっでしょう。だって、面倒臭いから。

コンキチの勤務する会社でも、前の工場長が、「安全第一とは言っているが、実際には、効率を重視しないと.....」的な発現をして、「このこことは議事録には書かないでね」って言ってましたから~。残念!!!

口では安全、安全と連呼しながらも(っていうか連呼してるだけ)、その実、プレッシャーをかけ続ける。で、事故(とか問題)が起こってからオロオロする。正直、笑えます。

プレッシャーをかけることで、労働密度が上がる

同一作業にかけられる時間が減少する

でも、同様の結果が求められる

ちょっとくらいならと、本来とらなければいけないちょっとした面倒な作業をショートカットする

エスカレート

爆発事故(in 化学工場)

事故ってこんな感じで発生するんだと思うんですよね。茨城県のJOCの事故もそんな感じでしたよね。

結局、単にプレッシャーをかけることで見かけの作業効率をUP↑させることは合理化ではないということを経営者や管理監督者が分かってないんでしょうね。あと、今日大丈夫だったから明日も大丈夫だ的な発想で、安全にかかるリスクマネジメントを軽視してるのでしょう(とりあえず、マニュアル作って安全に気を付けてと言えば責任を果たしたと思っている)。

マネジメントというのは、

1) 非社会的なことをせず、
2) (自分の管理下にある)システムの生産性を上げること。

とコンキチは考えています。

で、安全の確保っていうのは、システムの生産性を上げるのに資すると思うんですよね。

企業の目的は利潤を追求することだから、効率第一といいたい気持ちは分かるし、実際そうだと思いますが、安全の確保っていうのは、効率と対立するものではなくて、効率向上に資する素材の一つだと思う訳です。

例えば、ある不安全行動により問題が生じた場合、(程度にもよるでしょうが)生産性(nealy効率)は毀損することでしょう。対策を立てたり、賠償をしたり、信用を失ったりと。

安全っていうのは、生産性の中にビルトインされているということを、より上位職位の方には肝に銘じておいて欲しいと思います。

以前読んだ雑誌に、キャノンは研究開発部門を徹底的に整理整頓することで、生産性を上げたという話が書いてありました。

「汚くったって成果さえ出せばいいんだ」と反論される人もいるかもしれませんが、「汚い空間で平気でいられるセンスの持ち主にCreativeな発想ってできるの?」とコンキチは逆に聞きたいです。あと、汚い空間では、器具とかもつかいっばない、やりっぱなし、どっかいきっぱなしなんじゃないんですかね?明らかに機会損失が発生していると思います。あと、機会損失=非効率です。生産性を害しているのは明らかです。「自分の使ったものを放置しても、その間もっと生産性の高い仕事をしてるんだからいいんだよ」という人もいるかもしれませんが、そういう人には、あんたの生産性が機会損失を考慮してなおどれくらいあるのかを数値で示してもらいたいぐらいです(っていうか、お茶飲んだり、タバコふかしたり、意味の無い会議資料つくってる間に片付けをして欲しい)。

まあ、かくいうコンキチの勤務する会社も偉そうなことは言えませんが(だから、極力自分の身は自分で守ります)。

以上、二流大出のなんちゃって研究員のひとりよがりな独白でした。

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