2007年1月25日木曜日

一期一会: 知の蓄積を阻むもの

昔、エジソン(Thomas Alva Edison)がこういったらしいです↓

I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
(私は失敗したことがない。たんに、うまくいかないだろう1万の方法を見つけただけだ。)


と。

コンキチはこの言葉に強く共感します。(研究活動いおいて)強いて失敗を挙げれば、

「10 g仕込もうと思っていたところを、間違って16 g仕込んでしまった(しかも、16 gの実験は以前やったことがある。または、結果が自明である)」

みたいなことだと思います。

翻って、我々研究員(コンキチはなんちゃって研究員ですが.....)が勤務する企業(とか研究所とか大学)ではどうでしょうか?

ネガティブな発見失敗と称してはいないでしょうか?

そして、報告書とか月報とか週報とか書くときに、ネガティブな発見(=新規知見)を記載しているでしょうか?

もし、ネガティブな新たな知価を隠蔽する風土があなたの勤務する会社に根付いていたら、あなたの勤務する会社の「知」は上手く集積されていないのではないかと、コンキチは疑わざるを得ません(二流大出のなんちゃって研究員の戯言なので、あまり気にしないで下さい)。

例えば、報告書とか月報といった形式でレポートを書く場合、ベスト・プラクティスのみを綴っているようでは、後になってそのベスト・プラクティスをさらに越えようと考えたとき、本来ならば既に見出され、周知されていたはずの「封印されたネガティブな発見」へとループバックしてしまうかもしれません。

コンキチは声を大にして言いたいです。

全ての事象はケース・スタディーである!

と。

人生の一瞬一瞬が、刹那一つが新たな知見の発見であるとコンキチは強く思います。
従って、研究員は一つの試行を一期一会の精神で取り組むべきと強く思います。

以上、最近脳味噌を使う仕事を全然していない二流大出のなんちゃって研究員の独白でした。

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