とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, June 10, 2012

日本人の真実 (2)


←紫陽花の季節がやってきましたね。これから梅雨かと思うとうっとおしいですが、雨に濡れて映える紫陽花は、梅雨時の清涼剤です。


閑話休題


随分前に読んだ本なんですが、リチャード・フロリダ教授(トロント大)の執筆した「クリエイティブ・クラスの世紀」っていう本があります。その本では、トレランスな都市がクリエイティブ人材を引きつけ発展を遂げるということが書かれており、(当時の)国別のクリエイティブ・ランキングが発表されています。ちなみに、ランキング(当時)は↓

1位 スウェーデン
2位 日本
3位 フィンランド
4位 アメリカ
5位 スイス
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となっており、我が国「日本」は堂々の第二位です(当時)。

当時この本を読んだボクは、日本の「トレランス」はけっこう脆弱だと思っていて、

トレランスのマイナスポイントに
a) 移民政策に対して否定的。
b) 前例主義的。官僚主義的。
c) 実益よりも儀式を重んじるところがある。
d)エスタブリッシュメント(っていうか頭の堅い爺さん)が幅を効かせている。

といったことを挙げ、

プラスポイントとして
a) 宗教に対して寛容(っていうか関心がない?)。
b) 世界に冠たるオタク文化がある(最近富みに市民権を得てきたと思う)。
c)過去においては大陸からの文化を柔軟に吸収してきた。
d)気が弱く自虐的なせいか、他国の人と激しく対立しない(=仲良くなる確率が上がる)。和を持って尊しとなす。
e) 原爆を落とした国とも仲良く出来る。

ということを考えていて、プラスマイナス相殺すると、日本もそれなりに寛容性がある国家なのかもしれないと結論付けました。see http://researcher-station.blogspot.jp/2007/12/blog-post.html


ところで、最近、先のブログで書いた通り「日本人は、とっても世俗的(合理的)で、血縁・地縁を嫌うとっても個人主義的な生き方をしている」と主張している本を読んだんですが、その主張が真実なら、この特性こそが(上記プラスポイントとかぶる部分はありますが)日本(人)のトレランスの源にしてクリエイティビティを発揮する根拠かなと思いました。

クリエイティブ・シティは、クリエイティブ人材の集積が必要になるんだけど、地方(血縁・地縁)を捨てて、夢を実現(生きたいようにいきる)すべく東京などの大都市を目指し、一人一世帯(や核家族)という居住様式で生きる世界でも類例をみない(かつての若者といまの)若者の超個人主義的な価値観こそが、しがらみや古い掟に捕われない寛容性の一側面をあらわしているのかなと感じました。

ちなみにボクは、面倒なしがらみで制約されるムラ社会は大嫌いで(大学入学を機に上京してそのまま)、全ての宗教(勿論三大宗教も込み)はクソだと思っている(死んだら骨は海に散骨して欲しい)、典型的な世俗的日本人なのかもしれません。

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