とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Saturday, June 23, 2012

ダイレクトにlate-stage trifluoromethylation

先日、柏にある東池袋大勝軒いちぶんに行ってきました。で、そこで食べた中華そばのメモです。

-中華そば (700 JPY) メモ-
-RATING- ★★★☆☆
-REVIEW-
麺は細麺と中太麺を選択可能で細麺をチョイス。ただ、個人的にはどうみても中太にしか見えなかったが、モチモチしてプッツリとした食感のとても美味しい麺。
スープは上品で粘度を感じる魚介系も塩味が足らず、麺の強さにうまく対応できていない。
具はナルト、タマゴ、焼豚、海苔、シナチク、万能ネギ。




閑話休題


今年上半期の読んだ論文のメモです↓

Innate C-H trifluoromethylation of heterocycles
Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 2011, 108, 14411-14415.

Phil S. BaranのC-Hトリフルオロメチル化のお話です。

23 examples, 33-96% Yield

反応はマイルドな条件で進行し、オープン・エアでオッケー。官能基許容性も高く、様々な電子状態の複素環に対して適応できます。置換箇所が複数ある基質では選択性はでるものの位置異性体のmixtureになってしまいますが、late-stage C-H trifluoromethylationを具現化している点は純粋に凄いと思います。

しかしながら反応条件は、NaSO2CF3 (3 eq.)とtert-BuOOH (5 eq.)で反応させて、反応が完結しなかったらさらにNaSO2CF3 (3 eq.)とtert-BuOOH (5 eq.)を加えるというお世辞にもスマートなプロシージャーとは言い難いように思います。

あとこの反応、普通に撹拌して反応を行うと発熱が凄くて、試薬がぶっ壊れてコンバージョンが上がらない(ってことだったような気がする)。なので、無撹拌状態(=有機相と水相が分離した状態)、もしくはあまり調子にのって強撹拌しない条件で反応した方が、良好な撹拌状態で反応を行った場合よりも系内の発熱が抑えられ、コンバージョンもUP↑するという検討初期段階のデータがあります。

で、実際の反応ではどんな操作してるのかと思って、SIを見てみたら、基質、NaSO2CF3, CH2Cl2, H2Oのmixtureに0℃で強撹拌下、ゆっくりとtert-BuOOHを加えて、その後室温に昇温するっていうものでした。

ちなみに、気ままに創薬化学さんの記事によると、「すでにいくつかの製薬会社で使われている」らしいです(プロセス・ケミストはあなどれないね)。
see http://medchem4410.seesaa.net/article/246126702.html

あと、この反応の特徴として著者等はorthogonalityと溶媒の適切な選択による位置選択性のチューニングを挙げています↓


最後に、著者等の考える推定反応機構はこちら↓



以上、メモでした。

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