とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, October 14, 2012

偏差値70のラブコメなんです

有機化学ラブコメの旗手、喜多喜久氏の新作「ラブ・リプレイ」を読了しました。

またもや東大農学部の有機合成のラボを舞台にした、恋愛に奥手な理系男女のファンタジー・ラブコメです。理系女子×有機化学ラブコメ×ミステリーという謳い文句でプロモーションされてるけど、今回の作品は、有機化学色とミステリー色は大分薄いです。そして、キーワードは「惚れ薬」。

処女作の「ラブ・ケミストリー」のカロン的な高次元の存在により、想いを寄せる幼馴染み理系男子の死の未来を知った主人公理系女子恋愛奥手ヒロインが、幼馴染み理系男子の死を回避すべく、タイムループという未来シミュレーションを繰り返して理想の未来を構築すべく悪戦苦闘するというお話で、ヒロインの純(ピュア)なココロと揺れる恋心がこの作品をたまらなく甘酸っぱいものにしています。

タイムループ(未来シミュレーション)のリミットは10回。タイムループを繰り返すごとに、一難去ってはまた一難といった感じで物語は進行していきますが、結局は予定調和の学園ラブコメ・サスペンスです。そして、この作品の最大の魅力は、ベタベタな予定調和のラブコメ・ストーリーなのです。お互いに奥手な理系男女の歯がゆいベタベタで甘酸っぱいラブコメは、理系男子には満足に足る出来映えと思います。

物語の舞台もラブコメとしての出来も偏差値70と思いました。ちなみに、オレのカミさんって同じ大学の同級生(幼馴染みでは全然ない)なんだけど、大学時代の甘酸っぱい思い出が蘇ってきたね

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