とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, August 5, 2007

まっとうな経済学

まっとうな経済学を読了しました。


ちなみに原題は「The Undercover Economist」(覆面経済学者)っぽいです。

この本、著者の元々の文章が悪いのか、訳者の訳文が悪いのか、コンキチの国語の読解能力が低いのか、読み辛かったです。

さて簡単な本書の内容ですが、「希少性」、「外部性」、「情報の非対称性」が基本的なキーワードになっていて、これらに係る要素が市場を規定する的なことが書かれていたと思います。特に、「希少性」が最も繰り返し使われていて、その力の持つ支配力の大きさが力説されていますね。実際、ラグジュアリー・ブランドはその希少性を利用して、割高なプライシングを実現しているというのは周知のことでしょう。

それから、「価格ターゲッティング」というアイデアが興味深かったです。ベースとなる商品と割高なオプションを加えた商品ラインナップし、顧客の価格感度を測り、価格感度毎に顧客を選別するということだと思うのですが、そういう価格戦略は興味深かったです。(価格感度の低い顧客はオプション沢山のプレミア商品を買う。また、プライベート・ブランドはナショナル・ブランドの見せ玉につかわれる。)」

あと、本書で語られている「誘因」は、多分インセンティブのことだと思うのですが、設定された「誘因」により、その「誘因」の支配下にある人々の行動が規定されるということは、「ヤバい経済学 -悪ガキ教授が世の裏側を探検する」と同じ主張のように思いました。ただ、本書ではカメルーンや中国という国家を引き合いにだして説明しうていることが興味深かったですね。

個人的に読むのに難儀しましたが、図書館で借りて読んでも損しないくらいの価値はあると思いました。

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