とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Tuesday, October 9, 2007

イグノーベル化学賞

気がつけば、今年のイグノーベル賞の受賞が行われたようです。で、今年のイグノーベル化学賞は国立国際医療センター元研究員の山本麻由さんの研究が受賞しました。受賞対象研究は、「牛糞からバニラの芳香成分vanillinの抽出」で、香料化学関連分野であるにもかかわらず、コンキチ(一応、香料会社勤務)はノーマークでした。ちょっと同僚に聞いてみたところ、その筋ではけっこう有名な研究なのだそうです。一見すると、臭いだけな研究が気がしますが、研究カテゴリーは「バイオマス」でけっこう遠大(?)なテーマです。牛糞を亜臨界水熱処理することで、vanillinが生成するそうです。
受賞の場面をTVでやっていたのを目にしたのですが、牛糞からGETしたvanillinを使って作ったバニラアイスクリームを、審査員方々苦笑いしながら食べてたのは、ちょっと笑えました。

世の中、色んな研究があるのだなと改めて感じた今日この頃でした。

ref. AROMA REAEARCH No.27 (Vol.7/No.3 2006) 258-261.


cf. イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。
ノーベル賞のパロディ的な賞で、1991年に創設された。イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する"ignoble"と掛けている。

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