とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Friday, November 2, 2007

不祥事は何故起こる?

最近、企業の不祥事がお茶の間を賑わせています。まあ、今に始まったことではありませんが…..報道番組のキャスターが、したり顔で自説(?)を軽薄に垂れ流していく姿にうんざりする今日この頃です。

「どうして不祥事は後を絶たないのでしょうか?」

なんて言って時世を憂う(ふりをしている)人もテレビでよく見かけるような気がしますが、コンキチはそんなの当たり前じゃんって思いますね。

だって、この世に生きる人達って、そんなに高潔でもなければ、賢くもないし、誠実でもないって思いません?

例えば、

あなたは常に公正(フェア)ですか(どんな小さくても、不正を働いたことはないか)?
あなたはあらゆる知識を十分に持ち合わせていますか(自分の無知を言い訳にしたことはないか)?
あなたは常に誠実ですか?

なんていう問いに「YES」と回答できる人って皆無に等しいでしょ(少なくともコンキチはそういう人にお目にかかったことがない)。

清貧を尊び、賢明で、滅私の精神で生活している人だけだったら、こんな世の中じゃないでしょう。少なくとも、詐欺にだまされる(強欲な)人くらいはいなくなるんじゃないでしょうか?

(まあ、そんな人たちばかりなら、この世から「毒」が全く無くなってしまい、味気ない世の中になってしまいそうなので、願い下げですが…..)

人は利己的で、自己愛が強く、ずる賢い。で、あんまり調子こいてると、コミュニティーから全く相手にされなくなって困ってしまうので、周囲とのバランスを取る生き物なんじゃないですかね。

例えば、地球環境の汚染が大変とか言ったって、化石燃料や石油製品の恩恵にあずかることを止める人って見たことないでしょ。とりあえず、環境問題を語って、デモ行進とかして良い気分に浸りたいひ人は、電気や化石燃料で動く交通機関とは決別して、化学繊維でできた服を捨てて、鎌で稲刈りしてから出直してきて欲しいです。

閑話休題

で、企業から不祥事が無くならない話ですが、要するに企業ってある種の宗教だと思うんですよね。

a) 従業員を社員教育と称して、会社が使い勝手の良い人材に洗脳していく。
b) 雇用の維持とか賃金の支払いによる生活の安定という救いを与えて、忠誠を誓わせる。

宗教チックじゃないですか?で、従業員は会社に馴化していく。

ところで、企業の目的というかレゾン・デートルの一つは利潤の追求であるというのは周知のことと思います。で、どの辺まで調子こいてウハウハ儲けたいかというのが、企業風土・文化(会社の教義)なんだろうとコンキチは考えています。で、かなり調子こいてる会社っていうのもある一定数あるんだろうと思います(全くの憶測です)。

さて、宗教も企業も階層組織であると思います。で、ヒエラルキーの下の方の人たちは、ヒエラルキーの上に位置する人たちの言うことを聞かなければなりません。そうでないと、組織から追い出されてしまいます。

それから、人にはある程度の自己実現欲求というのがあると思います。在りたい自分を追い求める欲求ですね。「自分探し」みたいな。

で、上位ヒエラルキーからの命令が、下位ヒエラルキーの人間の自己実現欲求を大きく毀損するものであった場合、その下位ヒエラルキーに位置する人はどうなるのでしょう?

あんまり度を超すと反逆するのではないでしょうか?企業の場合、転職して逃げるなんていう手もあると思いますが、転職もままならず干され続ける使えない人材は、自分が傷ついてもヤツらに一泡ふかせてやりたいと考え、内部告発という伝家の宝刀を抜くかもしれません。

こうして、世間に(法を犯す)不祥事が発覚して、寝耳に水の社長が会見で無様な姿をさらすのではないでしょうか?


とりとめのない話を長々と記してきましたが、何が言いたいかというと↓

1) 企業(組織)は多かれ少なかれグレー乃至ブラックなこと恒常的にしている。
2) その程度は企業風土・文化(企業の教義)によりマチマチ
3) 不祥事が世間にばれるのは、冷や飯くわされて腑煮え繰り返している使えない人材が沢山いる会社

じゃないかなということです。つまり、不祥事は常に起こっているのです。

なんて、今回はけっこう毒を吐いたので、けっこうスッキリした二流大出のなんちゃって研究員でした。

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