転職経験して、既に終身雇用のレールから逸脱しているコンキチです。
さて、転職の話をしましょうか。まあ、労働市場に参入してしばらくすると、現在の自分の処遇に愚痴る人っていうのがけっこういたりします。給料が低いとか、上司が無能だとか延々と文句を言い続け、自身の不遇を嘆くわけです。で、そういう話を聞いていると、「だったら転職すればいいじゃん」と思うのですが、実際に転職する人は(資本金が10億以上の所謂大企業においては)そう多くはないような気がします。根拠薄弱な推測ですが、多分こんなことではないかとコンキチは思います↓
a) 市場価値が無い = 文句ばかり言ってる無能人材)
b) 市場価値が皆無とは言わないが、転職すると給料が下がる(とひしひしと感じている)人 = 要は、その会社でしか通用しないゼネラリストチックな人とか
こんな感じと思います。要は、なんだかんだ文句を言いながら、現状がベストプライスを自分に提示していることを理解してるんですよ、無能な文句星人は。だから、彼等、彼女等は転職に踏み出さない。そして、会社にしがみつく寄生虫になるのです。
まあ、転職理由は人それぞれいろいろあると思いますが、上述した寄生虫環境にいると気付いた時、一握の良心があるならば、転職を考える可能性は十二分にあると思います(少なくとも、コンキチはそうでした)。っていうか、そんな職場環境で完全に人生を謳歌することは難しいですからね。だって、好むと好まざると、労働市場にいる限り、仕事は付いて回りますから。
そんなこんなで実際に転職活動を実施することにしたとしましょう。まず実施することは、転職先企業の選定とそのアプローチです。企業選定は、前のブログでも書きましたが、(専門職の場合)キャリアの断続が無いことが必須と思います。っていうか、年を喰った初心者を高給で採用するお人好し企業はないでしょう(これは基本)。
それから、給料の高い産業クラスタ(業界)を、そして、産業クラスタ(業界)内の地位が高い企業を選定した方がよい(っているかするべき)でしょう。例えば、化学クラスタを例にとると、(独断と偏見に基づく)以下のようなザックリとしたヒエラルキーが存在します(当然、各社の給与体系は一様ではありませんが)。
1st 大手製薬業
2nd 大手化学会社、製薬業
3rd 大手香料会社
4th 大手繊維会社、化学会社
5th •••••
6th •••••
それから、業界内でのポジションも、より上位の方が給料が高い傾向にあると思います。
次に企業へのアプローチ手段ですが、意中の企業に直接応募するダイレクト•アプローチと転職支援会社を介したアプローチがあります。転職市場において、中途採用枠というものは新卒市場に比べて(少なくとも我が国では)極めてヴォリュームが薄いとしか言いようがありません。なので、両者を併用するのがよいでしょう(っていうか、意中の企業が希望職種での採用を実施していない場合も沢山あります)。
ダイレクト•アプローチの場合は、意中の企業のWeb Siteのキャリア採用のページをチェックすることが基本と思いますが、自分の希望職種の募集がなかったとしても、手紙を書いて強引にアタックすることも可能です(成功確率は低いでしょうが)。
一方、転職支援会社を介したアプローチの場合は、自動的に求人募集企業を紹介してくれます。しかも、表(自社Web Site)では求人を募集していない企業、職種の募集があることも多いです。ただ、支援会社によっては、頓珍漢な企業を紹介してくるイカレタ支援会社もあるので注意した方が良いでしょう。
さて、業界•企業研究を行い、ダイレクト•アプローチと転職支援会社を介したアプローチを駆使して、ターゲットとなる転職希望企業を絞り込んだあなたが次にすることは、実際の応募です。
労働市場へ新規参入する場合(新卒市場)は、転職市場に比べれば圧倒的な売り手市場であることに加えて、費やすことが可能な時間も比較的潤沢にあるので、複数の企業に同時にアプローチして、内定をGETできた企業の中から一番良さそうな会社を選択するというオペレーションが可能です。しかしながら、転職活動においては、基本的に働きながら活動を行うことになるので(一旦失職して職探しするのは、特に理由がなければアホ以外の何者でもない)、負担が大きい。はっきり言って、数社同時進行でオペレーションするのは困難を極めるでしょう(企業研究は一社一社独立でやらなきゃいけないし、アピールポインも、転職希望先のニーズをそれぞれ想定して自分のキャリアとマッチングをさせなければいけない)。
あと、複数のターゲットの選定後、そのエントリー順位をどうするかという問題がありますが、コンキチは優先順位の高い順から順番のアタックすべきと思いますね(っていうか基本)。
つづく.....
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2010年5月5日水曜日
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