とある化学の超ガテン系

実験嫌いの実験化学者が綴る企業の研究員の日常 (このブログはMac OS Xに最適化されています)




Sunday, January 19, 2014

スシローの研究 (3)

先日、アマゾンでWATERMANの万年筆を買ったんですが、これがまた捗る品物でご機嫌な二流大出のテクニシャン(研究補助員)のコンキチです。





閑話休題


先日読了した「回転寿司の経営学」で絶賛されていたダイマル水産に行ってきました。

ダイマル水産はがってん寿司系列の廉価バージョンで、グルメ系100円寿司にカテゴライズされるそうです(但し、100円寿司の比率はあまり高くない)。

ちなみにグルメ系100円寿司とは、安価で寿司が食べられる「100円寿司」と、朝獲れの鮮魚を熟練の寿司職人が握って提供するという本格スタイルの「グルメ系回転寿司」のいいとこ取りをした、“究極の回転寿司”なんだそうです(はっきり言って、信じ難い。っていうか、ありえない)。

で、旨い寿司を廉価で提供するためのオペレーションとして、

i) 蹴飛ばし食材(市場が閉まる直前に売れ残った食材)を利用して原材料費を抑える
ii) レーン内にいる職人はレーンに流す商品の補充に専念
iii) タッチパネルで注文した商品は、バックヤードで作られ、搬送レーンで職人に届き、職人が客へ提供する
iv) バックヤードではシャリ玉ロボットや軍艦巻き機がフル回転

という仕組みを導入して低コスト化と効率化を図っていいるそうです。

この本の記述をそのまま鵜呑みにすると、レーンで回っている寿司は、職人が握っていて、タッチパネルで注文した寿司はロボットスシという奇天烈な商法が成立していると思いました。おいおいマジかよ!と思ったので、事の真相を確認しにダイマル水産に行ってきたので、メモしてみます↓

-ダイマル水産メモ-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
入店するといきなり魚臭い匂いがして、ちょっと辟易。レーン内の従業員は、シャリ玉ロボットから出てくるロボットシャリにワサビを付けてネタを握るように付ける。タッチパネルからの注文はバックヤードから提供。
ロボットが製造するシャリ玉は、少し乾いていて(カピカピしていて)硬く、100円寿司に見られる違和感のある甘さを感じる。
従業員は、いかにも海の男(女)といった感じの衣装を身に纏っていて雰囲気を出しているつもりだろうが、肝心の商品なへなちょこなのでとてもガッカリでした。ボクの二度と行かない店リストにランクインしました。

-石カレイ 厚岸産 (189 JPY)-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
どう考えても違和感満々のシャリに気を取られて、あまり良く覚えていない。激マズではなかったんだろうと思う。

-真鱈 (157 JPY)-
-RATING- 全然ダメ
-REVIEW-
かなり淡白。ネタに醤油が殆どなじまない。総じて残念な味。

-まぐろ (天然ばちまぐろ) (105 JPY)-
-RATING★☆☆☆☆
-REVIEW-
全体的に脂っこく、いささか下品で媚びているような味。

-あん肝軍艦 (157 JPY)-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
ポン酢ジュレが載っている。あん肝は細かく切断されており、少し乾いた感じ。

-スケソウダラの白子軍艦 (105 JPY)-
-RATING- 貧弱
-REVIEW-
ポン酢ジュレが載っている。白子の味が貧弱。

-〆サバ (105 JPY)-
-RATING- 激マズ
-REVIEW-
狂ったように不味い。2貫のうち一つは表面の全てが皮で覆われたネタでした。酢が効きすぎて酸っぱくて、それでいて生臭い脂の嫌な匂いがする。率直に言って気分が悪くなりました。

-コハダ (105 JPY)-
-RATING- 激マズ
-REVIEW-
デカいネタが山型になってロボットシャリの上に載っている一品。皮がとても硬く、身も硬く、酸っぱくて、気持悪い香味が口一杯に広がって気分が悪くなる。


率直に言って、本書で記述されているダイマル水産の「職人」は「似非職人」です。だって、シャリが全てロボットシャリだから。で、それにお化粧してるだけ。それから、なんか ロボットシャリって変に甘いんだよね。なんか落ち着かない甘さ。まずこの味が全てを台無しにしてるとボクは思います。あと、100円寿司三強はネタを薄くすることで原価率を圧縮していると思うんですが、ダイマル水産は変な形のネタも遠慮なくガンガン使うことで原価率の低減を図っていると思いました。なので当然旨くない。っていうか、メシ食ってて食感って重要じゃないですか、それが台無しになっています。

で、ボクの結論しては、「グルメ系100円寿司」なんてものは存在せず、安いスシは値段相応に悪かろうという現実を再認識したというところです。

 あと、この本では銚子丸が絶賛されています。銚子丸は「グルメ系回転寿司」の雄という扱いを受けていますが、ボク的には低評価です。

-銚子丸メモ-
-RATING- ★☆☆☆☆
-REVIEW-
以前読んだ「寿司屋のカラクリ」でも絶賛されていたので何年か前に行ってみました。ネタがなんか生臭かったです(特に青魚が生臭い)。念のため、2回行ったんですが、生臭さは同じでした。


結局、回転寿司を取り上げてるこういう本って、マーケティング本だよなと思う二流大出のテクニシャン(実験補助員)の独り言でした。


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