以前、「バリュー消費」と題してこんなブログを書きました↓
http://researcher-station.blogspot.jp/2008/04/blog-post_06.html
で、今回はその第2弾です。表題の通り、ビールと発泡酒のバリュ-について考えてみます。
巷では、発泡酒がビールよりも安いという理由だけから選択されている気がしてなりません。ちなみに数少ないコンキチの知り合いにリポートしてみた限りでは価格感度が味覚よりも優先されているような雰囲気です。
ところで、キリンビールのWeb Siteにこんな感じのデータがありました↓
see http://www.kirin.co.jp/company/marketdata/02.html
生産量(キロリットル)ベースで、低価格帯品の伸びが凄いです。
あと、軽く発泡酒についてサーチしていたら、発泡酒の税制を考える会(キリンビール株式会社・サッポロビール株式会社・サントリー株式会社・アサヒビール株式会社・オリオンビール株式会社の5社により、2001年10月に設立)というWeb Siteを発見しました。その中のこのページ↓
http://www.happoshu.com/investigation/k5_7.html
に、ビールと発泡酒の味に関するアンケート調査があります。アンケートの結果からは、両者では明確に味が異なり、発泡酒の味が「軽い」ということが明らかです(n=男性600だけどね)。味が美味いとか不味いという表現はなかったけど。っていうか、麦芽の使用量が少ないんだから、モルト由来の香味やボディは減るよね。
まあ、ビールというか酒に限らず、食品は基本的に嗜好品なので、美味い•不味いの絶対的な指標はないでしょう。でも、「発泡酒や第三のビール(新ジャンル)よりもビールの方が旨い」という意見に反対の人にコンキチは未だ出会ったことはありません。
ちなみに、コンキチの完璧な主観に基づくと↓
ビール/ Good Taste!!! (但し、モルトの効いたBodyの強いタイプね)
発泡酒/ ビールに比べて味も素っ気もない。
新ジャンル/ 味も素っ気もないのに加えてエグ味も感じる。
って感じです。
で、ここまでのところを乱暴にまとめると、
a) ビールは発泡酒(とか新ジャンルの低下価格帯品)よりも旨い
b) 味よりも価格で商品を選択する人が増えている
と言えるような気がします。
ちなみに、近所の某スーパーでは、
ビール (350 ml)/ ¥198- (一◯搾り、黒◯ベル、ラガ◯ビール 等)
発泡酒 (350 ml)/ ¥144- (淡◯生、ZER◯、生◯りみがき麦 等)
新ジャンル (350 ml)/ ¥128- (のど◯し生、Draft ◯ne、クリ◯アサヒ 等)
でした。
つまり、ビールではなく、発泡酒や新ジャンルを選好する人は、味の差がそのスプレッド分に満たないと考えているということになります。すなわち、
ビールと発泡酒の味に差は、54円
ビールと新ジャンルの味の差は、70円
発泡酒と新ジャンルの味の差は、16円
コンキチはビール党なので、当然スプレッド分以上の価値をビールに味に見いだしている訳です。だって、ビールは嗜好品なのだから。
ビールの最大のバリューって、それを呑むことにより得られる、満足感なのだと思うんですけどね。
コンキチは発泡酒や新ジャンルに満足感を全く見いだすことがっできません。っていうか、むしろガッカリした気分になる。
まあ、嗜好が絡む曖昧なお題でしたが、みなさんどうでしょうか?
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2008年9月23日火曜日
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