Acylation of aromatic ethers over solid acid catalysts: scope of the reaction with more complex acylating agents
Org. Biomol. Chem. 2003, 1, 2321-2325.
回収•再利用可能なゼオライトでcatalytic Friedel-Crafts Acylationの話です。
まずは最初の例(この著者らによる過去の報告)↓
J. Mol. Catal. A: Chem., 1998, 134, 121.
本報はその拡張版(もっと複雑なアシル化剤をつかう)。
で、最初の例は↓
次にステップは、基質にもうちょっと複雑な基質を使った例↓
R=Etで、Hβ (large pore zeolite)を使い反応1.5 hrで90% yield。Rが嵩高くなって行くと、反応性が激減。立体障害の大きい基質に対する触媒は↓
となるよう。
本報告、著者らの最後の試みはこんなの↓
コンベンショナルな方法(ACl3, DCM)だと88% yield。
個体酸触媒を使ったベスト•プラクティスは、cat: Hβ solvent: CH2Cl2, reflux, 168 hrで73% yield。
(large pore zeolite (HY, HX, Hβ)、medium pore zeolite (HZSM-5)、amorphous synclyst、K10、KSF、cross-linked polystyrene resin (Amberlyst-15)についてスクリーニング)
もうひと頑張りというところでしょうか?
ちなみに、触媒は回収して焼成して再利用でき、活性も落ちないようです。
Tweet
0 件のコメント:
コメントを投稿