2008年9月21日日曜日

価格感度: discount automatically

今日ヤマダ電機に行ってきました。理由は、6年くらい前に購入したデジカメ(初代IXY DIGITAL)の調子がすこぶる悪くなったので、その買い替えです。

ターゲットは、オグシオの所属するSANYOのXacti (より具体的にはSANYO デジタルムービーカメラ Xacti (ザクティ) DMX-CG9 レッド DMX-CG9(R)ね)です。

この商品ね↓


ちなみに、店頭販売価格は32,800円で13%(4,264円相当)のポイント還元。で、商品の前でウロウロしていたら店員が近寄ってきて、営業トークスタートです。

店員 「商品はお決まりですか?
コンキチ 「これ(上記商品)に決めてるんですが、値段が前来たより上がってるような気がするんですよねえ。」(どんな種類のデジカメがあるかサーチしに行ったときは、29,100円で10%ポイント還元だった)。
店員 「時季によって値段は変動しますから。でも、その分ポイントの還元率で調整しています。この辺りで当店よりも安いところってありかしたか?そのあたりは調査してるつもりですが。」(強気だね、ヤマダ電機)
コンキチ 「イヤー、Amazon.co.jpで注文してるんですが、なかなか商品が届かないんですよねえ。なので、(在庫があって)値段が(ある程度)安ければ購入しようかと思ってきたのですが。」(ちなみにAmazon.co.jp価格は26,800円ね)
店員 「ネットの場合は、人件費とか節約できますからねえ(軽く苦笑い)」
コンキチ 「この商品、在庫ってありますか?」
店員 「ちょっと確認してきます。」



待つことしばし.....


店員 「こちらの商品、在庫がありました。それから、ポイント還元率を20%(6,560円分)しますが、いかがでしょうか?」
コンキチ 「(マジ!7%分もポイントUP↑しちゃうよ。ラッキー!!)じゃー、これ下さい。」
店員 「ありがとうございました。」


ってな感じで、特に値引き交渉しようと思ったわけでは全然ないのですが、結果、より有利な条件(2,296円)を労せず提示してもらうことにより契約成立です。

で、教訓ですが、


ディスカウント交渉って、根拠が無い(薄弱)だと相手にされないと思うんですよね(以前、そういう光景を何度かみたことがある)。交渉するうえで重要なのは

a) 当該商品を買う気が十分にあることを認識させる。
b) 他店で買う気満々であることをアピールする。
c) 交渉相手に店舗において交渉余地がある。


ということだと思います。で、aの条件を満たすのはかなりハードルが低いでしょう。なので、問題はb, cだと思います。

先にcについて考えますが、今回の場合は、「在庫」と「ポイントの積み増し」という点でヤマダ電機に交渉余地がありました。ただ、交渉余地は常に存在するとは限らないでしょう。ま、相手次第の部分が支配的と思います。

次にbですが、これは常日頃から価格感度を高めておくことで実現可能性が圧倒的に高まると思います。ヤマダ電機は業界では最安値のプライシングをしているとコンキチは思っています。しかしながら、それは対リアル店舗での話であり、ブランド力のあり、オペレーション効率の高いネット店舗に対してのものではないと思います。また、インターネットの普及により、サーチコストがかつてとは比べ物にならないほどっ下がっています。なので、価格感度を高め、ちょっとネット(Amazon.co.jp)でサーチ(数クリックね)すればbを満たすのは比較的容易です。


はっきり言っていまの世の中、「一物一価」っていうのはほぼあり得ないと思います。情報の非対称性を数クリックで完全に払拭できるなんていう思い上がりはありませんが、一物多価の時代にコスト効率を高めるためには、価格感度を高め、数クリックを励行することが、しない場合よりも有利に立てるケースがけっこう多いとは思います。


以上、二流大出のなんちゃって研究員の買い物日記でした。

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